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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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師匠と面談。
相も変わらずヴォルフ・クライスト・ペンテジレーアとrendez-vous。だんだん「腐れ縁」のような気がしてきた。


今日はクライストとゲーテの「愛憎劇」。

ゲーテはクライストがキライ(というより生理的に受けつけない)。
クライストはゲーテにあこがれているけれど、可愛さ余って憎さ百倍なのか、己の作品を挑戦的に突きつけたりなんかもしている。

ゲーテは「臆病」で、病気やその他こわいものがだいっきらい。
ロマン派はキライ、もちろんクライストもキライ、ついでにベートーベンもキライだったとか(でもモーツァルトはすきだったとか、なかったとか)。

……らしい。
こんなゲーテと、あんなクライストが「なかよし」になれるわけがない。

師匠とふたりで「クライスト&ゲーテの愛憎劇」を再現しつつ論文を読んでいたら、かなり楽しかった。カフカ研究を読んでいても思うけれど、「伝記」って扱いかた次第で無性に面白くなる。

ヴォルフの文章は相変わらずカタイけれど、クライストVSゲーテの節の論じかたはなめらかで上手だなあ、と思った。


個人的には理性でがっちり、なゲーテの作品よりも、どこかいっちゃってるクライストのテクストのほうが読み応えがあるかなー。難易度もケタ違いだけど。
一番印象に残ってるのは『公子ホンブルク』で、主人公ホンブルクはどこかの令嬢が落とした手袋を拾い、(持ち主に会う前に)恋をするのですが、思わず「どんなフェチだよ!」と突っ込みたくなる。ペンテジレーアはペンテジレーアで最愛のひとを文字通り「食べちゃう」し、ストーリーの展開がとにかく「理性」では測れない。

いっちゃってるテクストって、やっぱり強烈なエネルギーを秘めてると思うのです。読み手の心を捉えて離さない、そんな。わたしがペンテジレーアからなかなか逃れられないのも、そんなエネルギーにからめとられているからなのかもしれない。


年内にペンテジレーア論を読み終えるために、来週は「集中講義」です。
なんかもう泥沼。

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講演会に行ってきました。
ドイツにおける教育の現在、そして今後の展望のお話。

ドイツを離れて早5年、今の教育システムがどうなっているのかちゃんと把握していないのだけれど、変わらざるを得ないところまで来ているんだな、という印象を受けました。大学の法人化も、私立校の創設も、いわゆる「エリート育成教育」も。

もともとドイツの教育はちょっと特殊で、州によってカリキュラムもばらばら。学力の平均レベルも相当違っていて、卒業資格Abiturを取得しても、州によっては評価が変わってしまうのが実態。この状況を解消し、より「優秀な学生」を育てるために、「アメリカ式教育」を取り入れる動きがあるのだそう。
PISAの結果を受けて以来、教育改革が熱心に叫ばれていたけれど、ここ5年でいろんなところで改革が行われたんだな、と軽く衝撃を受けた。今のわたしがあるのはドイツの教育システムが適度に「野放し」にしてくれたおかげだと思うし、日本で教育を受けていたら、きっと違う人生を歩んでいたと思う。(ただし、これには合う合わないがあるのも事実で、妹のほうはドイツの教育になじめなかった)


ドイツの教育が、今、変わろうとしている。
これからのドイツの子どもたちは、どのように成長していくのかな。


……「教育する」って、どういうことなんだろう。


いつしか「教えるひと」になりたいと思っている以上、まったく無関係なトピックではないと実感。
もっと積極的にドイツのニュースを取り入れなければ、と、こういうとき切に思う。

大変勉強になりました。

YUKIのベスト盤聴いていたら(深夜回っているにも関わらず)なんとなくテンションが上がってきたので、つらつらメモ。こんなことしてるから睡眠サイクルがおかしくなるんだ……。

「メランコリニスタ」と「ビスケット」がすき。


修論はヴォルフ『カッサンドラ』とヴェルギリウス『アエネーイス』で行こうと思っています。

以下、適当メモver.1。覚書。

・どうしてカッサンドラの恋人がよりによってアイネイアスなのか → アイネイアスでなければならない理由は?
・「英雄になる」とはどういうことか
・トロイア戦争といえば『イーリアス』『オレステイア』にスポットが当たるけれど、ヴェルギリウス『アエネーイス』についての言及が極端に少ないのはなぜか

最後のポイントに関しては、

・『アエネーイス』は『イーリアス』『オレステイア』と比べるとやや地味

……というのが無関係ではない気がする。
トロイア戦争のあとの話だし。(映画『Troy』でのアイネイアスの扱いもなんとなーく影の薄さを物語っているよね……)

そもそもアイネイアスには奥さんがいたんだよ。息子もいたんだよ。
それらの存在が『カッサンドラ』では消えている。

ブリセイスも設定が異なる。
設定の違いに言及するなら、徹底的にしないといけない、なあ。


フェミニズムに加担する気はないけれど、完全に避けては通れない。
課題は山積みです。

今ほしいもの。

クリスタ・ヴォルフ全集。120ユーロ也。
クライスト著『ペンテジレーア』。2.6ユーロ也。
アイスキュロス著『オレステイア』。4.4ユーロ也。

円換算で決算。
……ユーロ安くなってくれないかなあ。

ぐだぐだ言っているうちにもっと跳ね上がるような気がするので、オーダーしちゃいました。収入少ないのに大人買い。

Gerbers(http://www.gerbers.de/shop/index.php)さんは送料無料で海外郵送してくれるので助かる。8週間くらい待たされるかもしれないけれど、貧乏学生にはありがたいことこの上ない。

先生の持っている全集は落丁が激しかったので、そのような憂き目にだけは遭わないように祈る!


本をがしがし買えるように働こう。
でもその前に部屋のスペースが確保できるのかわたし。

かれんだー

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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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