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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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ジュゼッペ・ヴェルディのオペラ「椿姫」(原題La Traviata、「堕落した女」の意)を観てきました。
前回の「後宮からの誘拐」と同じく、シラー劇場にて。


舞台はパリ。高級娼婦のヴィオレッタは、貴族のパトロンに支えられ、日々華やかな暮らしをしていた。ある日、彼女は自宅のパーティーで青年・アルフレードと出会う。
一年前から彼女のことが好きだったというアルフレードを最初は軽くあしらうものの、その純粋な想いに心動かされるヴィオレッタ。やがて彼女はすべてを手放し、アルフレードとともに静かに暮らすことを選ぶ。

幸せな生活を営んでいたヴィオレッタだったが、息子の留守中に突如として現れたアルフレードの父の懇願により、身を引くことを余儀なくされる。一通の手紙を残し、姿を消すヴィオレッタ。裏切られたと絶望するアルフレード。
数カ月後、ふたりはとある仮面舞踏会で再会する。アルフレードはヴィオレッタに復縁を迫るも、父親との約束で真実を明かせない彼女は、あえて別の男と愛していると言う。激昂したアルフレードはその場でヴィオレッタを侮辱してしまう。

アルフレードの父は息子にすべてを告白し、ついにヴィオレッタとの交際を許す。しかしアルフレードがヴィオレッタのもとに駆けつけたとき、彼女は死の床に伏していた……。


演出はシンプルかつ独特。光と影、白と黒、という二面性が際立っていた。
舞台を薄いヴェールで多い、映像(窓ガラスを伝う雨粒、光など)を投影する手法がおもしろかった。

ヴィオレッタのみが純白のドレスをまとっていて、あとは全員黒い服。なんだか「白いカラス」を彷彿させる……実際、ヴィオレッタが「仲間はずれ」にされるような状況は一度もないのですが(高級娼婦を中心とする貴族社会はヴィオレッタに対して友好的)。

しかしヴィオレッタのパフォーマンスがどうにも理解できなかった。始終、ストレッチのようなポーズを取りながら動く彼女は、なんだか夢遊病のひとのよう。現と幻の境目、ということなのだろうか。たしかに、浮世離れはしているんだけれど。

ぐだぐだ書いていますが、歌は素晴らしかった。ヴィオレッタの声が、のびる、のびる。あれだけの高音なのに、ちっともぶれない。

期待の新人(らしい)ヴィットリオ・グリゴロ(イケメン!)がアルフレード役をやるということで、もともとはベルリン・ドイツ・オペラに行きたかったんだけれど、シラー劇場版もいい。満足です。
唯一残念なことといえば、ヴィットリオが実は2月前半にシラー劇場でも歌っていたのを ま っ た く 知 ら な か っ た ということ。うあああ、プログラム手元にあるのに!超節穴!

いやいいんだ、今日のアルフレード役のソリストの歌声もすてきだったよ……。

それにしても、ベルリン・ドイツ・オペラとシラー劇場両方で歌うなんて、アルフレード役はヴィットリオの十八番なんだろうか。正直、この作品ではヴィオレッタとアルフレードパパのインパクトが強すぎて、アルフレードは若干影が薄めだった。


ヴェルディは曲が華やかだったなあ。
来月は「オテロ」をぜひ観に行きたい。ちなみに、今日のベルリン・ドイツ・オペラの演目はまさに「オテロ」で、当然ながら観に行けず。ぬう。

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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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