ゆうゆう自適。
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引っ越し前日。
母方親族で「おうちお別れパーティー」を開催。
おかやん、妹、伯母K(同居しているほう:長女)、伯母Y(次女)、従姉妹、従姉旦那とわたし。
4家族も集った!しかも従姉旦那以外は全員女性という超女系!(常に持ち歩いている「家族写真」を見たことのある皆さま、あれに従姉旦那が加わった状態です)
本来「アウェイ」であると思われる従姉旦那が、さらっと溶け込んでいるのがウケた。やはり従姉旦那は「いいひと」だ。
家の前で写真を撮るも、あいにくの雨で、うまくいかず。
それでも何枚かは撮れたかな?
翌日の引っ越しは、荒っぽいがその分ものすごくてきぱきした引っ越し業者さんの手腕により、瞬く間に終わる。気がつけば、部屋の中がからっぽになっていた。
なんにもないこの家なんて、知らなかった。
おかやんの実家、おじいちゃんとおばあちゃんの家。
一時帰国するたびに滞在していて、日本に来てから5年半、暮らした家。
ドイツにいたころは、わたしにとっての「日本」だった家。
これまでの人生で、「一番長く住んだ家」となりました。
夏を迎えるころには、この家はあとかたもなくなくなって、その跡地にはマンションが建つことになる。
おじいちゃんも、おばあちゃんも、もういない。そして、一緒に過ごした家も、もうすぐなくなってしまう。
この街には、これからもちょくちょく来るつもりでいるけれど、「この家」に来ることはきっともう(最後の後片づけを除けば)ない。
家が取り壊される瞬間とか、更地になったところとか、見たくはないよ。ずっと、記憶の中にある家であってほしい。
それでもいつか、きっと、見に戻ってくるはず。
この地に。在りし日の思い出とともに。
たとえ住んでいなくても、ここは「帰る場所」なんだ。
ありがとう。
おつかれさま。
この家が、街が、ほんとうにだいすきだった。
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かれんだー
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ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。