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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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ここ2、3週間で、ドイツ時代の幼なじみ2人と会った。
両方とも日本人で、ひとりはドイツ在住、もうひとりはドイツ→イギリス在住。

ふたりとも社会人。ふたりの人生観、恋愛観が見事なまでに対照的だったのが、すごく印象に残った。

乱暴にまとめてしまえば、「日本寄りか否か」。


「当面日本で暮らす気はない」と、ドイツで就職したAちゃん。
「日本で暮らしたい」と、イギリスで就いた職を投げ打って、日本に帰国したRちゃん。

日本かドイツか、を決められないわたしは、その中間にいるのか。


こうして話を聞いていると、自分はまだまだ保留している部分が多いよなあ、としみじみ思う。
逃げ続けている。「日本とドイツ、どっちがいい?」という問いから。

どっちも。あるいは、どちらでも、ない。
どちらかひとつを選ぶのを、未だに拒んでいる。

このあいまいさこそが、今の自分の根っこにあたる部分なんだと思う。良くも、悪くも。


Aちゃんはドイツに「帰る」。Rちゃんは、日本に「帰る」。
わたしは、どこに「帰る」ことになるんだろう。

川の流れる場所かな、とぼんやり思う。
生きる場所を変えても、川の流れとともに生きたヨーンゾンのことば。


何度も何度も引っ越しを繰り返す中で、川の流れだけが常にそばにあった。
ドイツといえば思い出されるのはラインの流れ、そしてマインの流れ。日本といえば荒川の河川敷。

記憶とともによみがえるのは川の風景。
どこへ向かったとしても、たどり着く場所は、川の流れる場所だといい。

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無題

別に選ばなくたって良いじゃない…とぼくは思うわけです.

実はS.先生がお別れ会で使った"Wahlheimat"って言葉がすごく素敵だと思う今日この頃であります.今いるところも選べたら良いな,と.
by かも URL 2009/12/26(Sat)03:13:18 編集

ありがとうです

決めるのは自分とはいえ、「選ばなくてもいい」といっていただけるのは大変うれしいです。

「ひとつ」じゃなくてもいいんじゃないかなあ、とも思うのです。「帰る場所」だけではなくて、「帰りたくなる場所」だって故郷になりうるのではないかな、と。

Wahlheimat。自分は、最後にどこにたどりつくことになるのかなあ。
by YuN 2009/12/30(Wed)01:31:10 編集
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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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