2007/09/23 (Sun) 空白の

……一月半。

実はオーストリアに行ってきました。
ついでにドイツにも行ってきました。「里帰り」しちゃいました。

３週間。

ドイツ語の先生の勧めで、オーストリア・アルプバッハ（チロル地方）で行われるヨーロピアン・フォーラムなるものの奨学金プログラムに応募し、びっくりなことに選考に通りました。
２週間ほどチロル地方の山間の村に滞在して、ヨーロッパ中から集まったさまざまな聴講生と一緒にEmergence（新たなものの誕生）に関連するセミナーを受けてきました。セミナー自体も楽しかったけれど、なによりいろんなひとと交流できたのがよかった。「一期一会」を大事にしようと思ったし、一人でも「やったる！」と思える度胸が身についた……ような気がする。

ドイツでは、幼なじみのおうち＠ボンに滞在させてもらって、そこを拠点にあちこち飛び回っていました。

・里帰り
メンヒェングラードバッハ、デュッセルドルフ、フランクフルト

・開拓
ハンブルク、カールスルーエ、フライブルク、ヴュルツブルク、アシャッフェンブルク、ウルム、シュトゥットガルト、アーヘン

「ボンを拠点に日帰りツアー」を決行したら、ハンブルクは「電車で往復９時間＋１時間遅延→現地滞在時間２時間半」になりました。
……これをクリアした今、どんな街でも２、３時間あれば主要なところは見て回れるような気がする。一人旅、かつ食事時間をカットすればの話だけれど。

滞在時間は基本的に２・３時間程度しか取れなかったので、手っ取り早かったのが「大聖堂に登って高みから街をながめる」。絶景でした。「世界一高い」と名高いウルムの大聖堂は手ごわかったけれど（昇り降りに１時間弱かかったよ……）、その分達成感もあり！


どの街もすてきでしたが、お気に入りはフライブルク。
とっても可愛い街で、ガイドブックをカバンにしまって気ままに散歩したりしてました（そして迷子になりかけたのはお約束）。


「里帰り」をして、しっかり充電してきました。
羽根を伸ばしすぎて、日本に戻ってきて一週間は「違和感」が拭えなかったほど。
すっごい異国感だったなあ。

今はもう、すっかり「日本生活リズム」に戻っています。
日本仕様（笑）。


住み慣れた国に対して「違和感」を覚え、徐々になじんでいく経験は、なかなか貴重で面白いなあと思う。
見慣れた土地でも、その都度新鮮な気持ちで見つめることができるから。

日本とドイツの違いをひとつ、ぱっと言え！と言われたら。

空、と答えると思う。

ドイツの空は鮮やかなクリア・ブルー。群青、に近い。
日本の空は、やんわり優しい水色。

どっちの空も綺麗だな。
両方とも、それぞれのよさがあるよね。


……でも、光化学スモッグで覆われた灰色の空はちょっといやだな（笑）。