ゆうゆう自適。
つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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友達2人とブレヒトの「三文オペラ」Die Dreigroschenoperを観に行きました。
前売り券はすでに完売していたので、当日券に望みを託すことに。当日券販売開始は公演開始1時間前、19時から。早めに並んでいよう、ということで18時半にベルリーナ・アンサンブルで待ち合わせ。
でもね、まさかね。
18時半の時点で、あんなに長蛇の列ができているなんて思ってもみなかったんだよ。
少なくとも20人くらいは並んでいたな……。
あんまりひとが多かったせいか、当日券販売前にウェイティング・リストに名前を記入してもらうことになりました。実際に券がもらえるかどうかは、そのときの状況次第のようです。名前を書いたくらいじゃ全然安心できない。
公演開始20分前に、当日券の販売開始。(この時点で、ウェイティング・リストに名前が載っていないひとのチケット購入は不可能)
名前がコールされるまでのどきどき感といったら……!ようやく呼ばれた!と思いきや、
「席は2名分しか残っていません、あと1名は立見席ですね」
という究極の選択肢が突きつけられた。
うんうん迷っていたら、なんとその間に空き席がひとつでき、1:2と分かれることにはなったものの全員着席した状態で観劇することが可能に。あわわ、ラッキーだなあ……。われわれのあとに名前を書いたひとは、みんな立見席になるんだろうか。
そんな感じでたどり着いた「三文オペラ」。
高まった期待値を肯定するかのような、すごくよい作品だった。
「三文オペラ」を観に行くよ!という話になって、大急ぎで図書館で原作を借りて読んだのだけれど、ざっとテキストを読んでイメージした「三文オペラ」の世界観とは、だいぶ違った。
ポリーとかね、もっと「可愛いお嬢さん」を想像していたんだけれど、むしろカリカチュアとして捉えたほうがしっくりくるかもしれない。メッキー・メッサーに引きずられて登場するシーンは(いい意味で)衝撃的すぎた……!
あとはもちろん、ラスト。メッキー・メッサーの処刑~女王の伝令が登場するシーンの流れがすごくよかった。劇場全体も笑いに包まれていた。
全部で20曲ある歌パートもよかった!
いやあ、ベルリーナ・アンサンブルで観る作品はどれもアタリばかりだなあ。
今、ちょっと気になっているのは、(ブレヒトの作品ではないけれど)トーマス・ベルンハルトの書簡の舞台化。……どう演出されるんだろう……。
ちなみに、ベルリーナ・アンサンブルに来る客層の服装は、昨日とは打って変わって「超普通」。この違いはなに?ベルリーナ・アンサンブルだって十分立派な会場だと思うんだけどね……。
「三文オペラ」の舞台はロンドン。
名前も地名も英語読み。
その中で気になるのは通り名「メッキー・メッサー」!
Macky MesserのMesserって、ナイフのMesserでいいの?それとも、単なる名前?
ナイフを仕込んだ杖を持っているので、Messer=ナイフ説は有力だけれど、ロンドンでメッサーなんだろうか……。
謎は、残る。
勉強不足だわ。
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かれんだー
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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。