忍者ブログ

ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
2024/04    03« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »05
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ドイツに来て5週間、最初はどうなることかと思っていた自炊もどうにかなっています。
材料や調味料、調理器具がそろうと、格段に食生活が豊かになりますね!

自分でご飯を作らざるを得ない状況になって、これまでいかに自分がぬくぬくと暮らしていたかを痛感する毎日です。自炊がツライというわけではなく、単に「食卓に出されたものをなにも考えずに食べる」ことに専念していればよかった、という意味で。

今日はごはんのはなしをつらつらと。


ろくに台所に立ったことのないまま大人になった今、食卓に並んでるものがどこで買ったものなのか、どうやって調理されていたのか、実は全然わかっていなかった。

そんな状態なので、ながーくドイツで暮らしていた割には、どこでなにが売っているかよくわかっていないのが現状。パン屋とお菓子売り場しかわかっていないこと体たらく!

市場(マルクト)に行く、という至極シンプルな考えでさえ、シュパーゲル探しに出るまで思い浮かばなかった。ここに来れば、ほうれんそうとかもあったのに!

そんなわけで、昨日はほうれんそうを大量に買って、家で下茹でして冷凍保存。
日本のものに比べると穴だらけなのにはちょっとびっくりしたけど、まあ別に死にはしないだろう、と。ひさしぶりに食べたほうれんそうのおひたしは、とっても懐かしい味がした……。

マルクトに行けばしいたけとかもあるんじゃないかなー。ないかな。


案外探すのに苦労したのが、ごま。
「スーパーにあるでしょ」と思いきや、見つからない。(自分の目が節穴なだけ?)
家のすぐ近くにある自然食品ショップにならあるのでは?と、はじめて足を運んでみました。ちょっと高め(?)のような気もするけれど、BIO食品だし、まあいいか。

白ごま、というのかな。煎っていない皮つきのごまなので、自分で煎りました。
鍋にざーっと流して、コンロをつけて、ふたをかぶせる。ポップコーンのようにぱちぱちとはじけるごま!(フライパンでやらなくてよかった……)
これを夕食時におかずにかけてみたのですが、ものすごくおいしかった。香ばしい。単に鶏肉を塩コショウで炒めただけなのに、ごまをかけただけでこんなにゴージャス感が出るなんて……!BIOショップ万歳。

しかし翌日、よく行くショッピングセンターにBIOマーケットがあるのを発見。そこで売っていたごまは、件のBIOショップよりもだいぶ安かった。ショック いやいやいや、事前に至福のひとときを過ごすことができたからいいの!
ここのお店は毎週木曜日に学割セールをしているそうです。ドイツで学割セールってはじめてみたよ……観光スポットか飲み屋でしか使ってなかった!


そして鶏もも肉。
これはどこにでも売っているけれど、これまで買うのをためらってきた食材のひとつ。日本では、鶏もも肉は「切った状態」で売られていますが、ドイツでは「骨つき」でどーんと置いてあります。つまり、唐揚げとかやってみよう!と思った日には、この骨つき肉を解体しないといけないわけです。

「食材の幅を広げよう!」ということで、思い切って購入。

子どものころ、母の作る鶏の唐揚げがだいすきでした。(今でもだいすきです)「なにが食べたい?」と訊かれると、その都度「鶏のから揚げ!」とせがんだものですが、

この鶏もも肉を解体していた母のことを思うと涙が出てくる。

おかやん、わがまま訊いてくれてありがとう。
ドイツにいた20数年間、こんなに面倒なことを文句ひとつ言わずにやってくれていたんだね?
今そのありがたみがよおくわかるよ。

鶏もも肉の解体。それは、「……もう胸肉とかささみでもよくない?」と脳裏を過るくらい、(わたしにとっては)大変な作業でした。

どこの部分を切ればいいかもよくわからないし、取り除くべき部位もさっぱり。そもそも解体の手順もわからない!あんまり手間がかかるので、そのうち「とりあえず食べてみて、まずかったら次から取り除けばいいや」と思考をチェンジ。<やけっぱち
この解体した鶏肉を塩コショウで炒めて、ごまを振りかけて食べたのですが、なんの問題もなく食べられました。

うーん、手間からいうとささみでもいいんだけど、もも肉のほうがずっとずっと安いからなあ。時間に余裕があるときにさくっと解体できればいいんだけど。


お米はドイツのミルヒライス(デザート用お米)で代用。
最初の2週間はふたつきの鍋がなかったので、朝昼晩パン生活を送っていましたが、このミルヒライスの登場により食生活が格段に向上。しかもパンより安上がり。余力があるときはがんばってお鍋で炊いています。

お魚も、この前冷凍のSeelachs(シロイトダラ)を買ってみました。
1キロで4ユーロ(今なら500円以下)もしなかったので、もしもの非常食(!)によいかなと。
白ワインにつけて、フライパンで焼いて、お醤油だけでいただく、というシンプル料理でしたが、これがまたおいしかった!和風気分にひたれる!

今日は、渡独前に持参したこんにゃくの元を使ってこんにゃくを作ってみました。近所のアジアショップでごま油を買ったので、今晩はこんにゃく炒めにしようかな。


……そんな感じで最近、「いかにおいしく自炊するか」に情熱を注ぎすぎているような気もするけど、まあ、楽しみつつがんばろう。



アジアショップで購入した、中国のお醤油「老油王」。
日本のたまり醤油に近い……らしいのだけれど、なかなかうまく使いこなせないでいます。

お酒の香りが強くて、甘みもある。
今のところは炒めものにちょっと入れて、アクセントになるかな?といったくらいの使いかたしかできない。うーん。

焼きそばとか作ればいいのか?

PR
お名前
タイトル
メールアドレス
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集用パスワード
管理人のみ閲覧

この記事へのトラックバック

トラックバックURL:

かれんだー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

最新こめんと

[09/21 YuN]
[09/17 むさぴょん]
[09/15 YuN]
[09/14 ぶた]
[09/14 YuN]

最新とらっくばっく

ぷろふぃーる

YuN


ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


ぶろぐ内検索

<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- ゆうゆう自適。 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]