ゆうゆう自適。
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博物館で仕事をしてから、その足で西洋美術館へ。
ただ券をもらったのに、ずっとずっと行けずじまいだった「ウルビーノのヴィーナス」展。
近々有効期限が切れるので、今のうちに行かねば!ということで、学校の帰りにふらりと上野へ。
館内に入ったのは16時近く、さほど混んではいなくて、結構さくさく見られた。
気に行った絵をじっくり見なおすこともできて、実に快適。(新美もこうであればいいのに……)
「ウルビーノのヴィーナス」展というよりは、ヴィーナスばかりを集めたヴィーナス展、といったほうが近いかも。
古代、およびルネサンス期のさまざまなヴィーナス像が見られて、かなり楽しかった。
ローマ・ギリシア神話とのつきあいが長いせいか、わくわくして仕方がない。ツボとかテラコッタ像とか見ると、無条件に血が騒ぐ!……いや、ルネサンス期の見事な絵画や像も、もちろん素晴らしいんだけれど。
目玉の「ウルビーノのヴィーナス」は、やっぱりきれいだった。
しかし、ヴィーナスが昔のクラスメイトになんとなく似ていて、ちょっとどきどきしてしまった。一回「似てるなあ」って思っちゃうと、もうそのひとにしか見えない。こまった。
「似ている」つながりで、「息子アンテロスをユピテルに示すヴィーナスとメルクリウス」のヴィーナスも、別の友達になんとなく似ているような気がした。関係のないところで、しみじみ。
ヴィーナスがらみで、「パリスの審判」の一連シリーズもあった。
パリスの審判といえば、トロイア戦争。
そしてヴィーナスは、ローマ伝承の英雄・アイネイアスの母でもある。
アイネイアスは、『カッサンドラ』においては、主人公・カッサンドラの恋人……。
……って、ここに来てまで修論にからめとられるか!
なんてね。
見られてよかった
一番最後に見た、「キューピッドを鎮める賢明」がとても目を引いたので、ポストカード購入。
せっかく上野に来たので、ついでに「お花見」もしてくる。
「歩きながらお花見」。
これまで「車窓からお花見」で我慢していたけれど、……直に直接見るのとは、やっぱりぜんぜん違う!すっごくきれい!そのぶん、ひとも多かったけれど。
うん、楽しい一日だった。
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かれんだー
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ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。