ゆうゆう自適。
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バウハウス・デッサウ展 BAUHAUS experience, dessau
本日より開幕
先週の土曜日(引っ越しの翌日!)から昨日まで、日曜を除いた6日間、バウハウス・デッサウ財団のドイツ人学芸員2名の「にわか通訳」としてお仕事していました。毎日、朝が早くてつらかった……
学芸員のそばについて、コミュニケーションの橋渡しをするのが主な仕事。
……といっても、学芸員も展示スタッフもみんな英語が話せるし、監修の先生はドイツ語も話せるので、どちらかというと「サポート要員」くらいの位置づけ。学芸員がもくもくと作業をはじめると、特にすることもない。最初のうちは、昼食時くらいしか活躍の場がなかった(笑)。
学芸員2名、BさんとSさん(実は師匠とお友達)はとってもやさしい方々で、すぐにだいすきになりました。
ふたりともやさしくておちゃめで、でも仕事に対しては真摯。格好いいそして可愛い!タイプのおじさまでした。
バウハウス初心者のわたしに対しても、いやな顔ひとつせず丁寧に説明してくれて、お話を聞くのが本当に楽しかった。(バウハウス・レベル、0から3くらいにはなったかな?)
仕事の合間の雑談も楽しかった。日本にとても興味を持ってくれていて、うれしかったな。
いろいろありました。
展示が完成するまでの過程を見たり、
商談に関する話を耳にはさんだり、
自分の知らない「舞台裏」。
本当に本当に、貴重な機会。
学芸員のスピーチをプレスの前で通訳する際、打ち合わせになかった「長文アドリブ」に対処できず、頭が真っ白になる大惨事もあったけれど(師匠「まあ修行の一環だと思って恥をかいてきなさい」は見事に的中)、みなさんのあたたかいフォローのおかげでなんとかなりました。あぁぁ、修行しなきゃ……
せめてもの幸いは、逐次以外の通訳がどうにかなったことです。
翻訳の段階ですでにバウハウス専門用語でつまずいたから、ほんと気が気でなかった。
ぐだぐだだったけれど、ちょっとでもお役に立てたら、うれしいな。
翻訳をしたときには小さな画像でしか見られなかった作品を、生で見たときの感動と興奮は、今でも忘れられない。6日間、せっせと会場に通っているうちに、作品に対する愛着もわいてきた。テーブルとかイスとか、いとおしい。
本業は凍結状態だし、寝不足がたたって体力的にきついときもあったけれど、これでおしまいなんだなあと思うと、すごくさみしい。特にBさんとSさんに会えないのがさみしい
また次に会う日を、楽しみに
次にドイツに行くときは、デッサウに行って、今回見た作品を「本場」で見てみたいな。
……あ、でも、来年の頭までは日本で展示されるし、それが終わったらベルリンニューヨークだから、タイミングを間違えると「バウハウス:もぬけの空」という事態になりかねない……!
今回の「雲隠れ」ではたくさんのひとに迷惑をかけたので、来週からちゃんと「現場復帰」して責任を果たさないと
内覧会に来た後輩がイメチェンしていて、ちょっと「浦島太郎気分」になったので(笑)、自分のいない間にイベントがざくざく発生していたりして……と、どきどき。
写真は、
・バウハウス・デッサウ展のカタログ(ちっちゃく名前が載ってます!)
・宣伝シール
・スタッフバッジ(仕事が終わった今でも「舞台裏」に潜入できるのかな……)
・Bさんにもらったバウハウスの本(たからもの)
更にポスター(ネオンオレンジ)があります。
どれだけ部屋をバウハウス色に染める気なんだ。
東京会場が終わると、浜松・新津・宇都宮とめぐる「バウハウス・デッサウ展」。
浜松・新津はドイツ語を話せるひとが少ないので、よかったら出張をお願いするかも……という話がでました。
だけど浜松・新津の会期は9月~11月。こんな時期にのほほんと出張なんてしていたら、間違いなく首が飛ぶ。
出張はなしだけれど、東京をはじめ、他の会場の成功を願っています。
最後に。
バウハウス・デッサウ展、とてもおもしろい展示なので、よかったらお越しください
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かれんだー
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ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。