ゆうゆう自適。
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今日は午前中~午後まで自宅で事務処理、および作業。
夕方からさえぼーさんと合流して、ベルリン絵画館(Gemäldegallerie)に行ってきました。
13世紀から18世紀までのヨーロッパ諸国の芸術作品(主に絵画)が展示されているこの美術館、非常に広く、また造りもとてもモダンでした。どこへ行ったらいいのかさっぱりわからないし、展示の法則も謎。
13世紀から18世紀、というと、宗教画がめちゃくちゃ多い。
なんだか、ミュンヘンのアルテ・ピナコテークを思い出す。あのときはルーベンス、ルーベンス、もうひとつおまけにルーベンス、とひたすらルーベンス漬けになったかのような気持ちに。ルーベンス自体はそうでもないけれど、あんまり宗教画が続くとちょっとしんどくなったりする。(その2日前にツヴィンガーでもたくさん宗教画を見たので、ちょっとくらくらした、というのもある)
逐一見ていると気分が暗くなるし時間も押していたので、ハイライト中心にさくっと一周することに。
絵画館のハイライト:
ヤン・ファン・エイク『教会の聖母』
レンブラント『肖像画』(ベレー帽)
ヨハネス・フェルメール『真珠の首飾りの女』(耳飾りじゃないよ!)
あとはなんだったかな……。
正確な作品名は忘れましたが、ラファエロ、クラナハ、ボッティチェッリ、デューラー(これまで見たデューラー作品とはタッチもテーマも異なっていてびっくりした)、ベラスケス(これまたマルガリータ王女の絵とはイメージが違っていて、最初素通りしてしまった!)、カラヴァッジオの作品も展示されていました。
とんでもない広さです。じっくり見ようとしたら、それだけで1日が終わってしまいそう。
ツヴィンガーに行ったときも思ったんだけれど、フェルメールってどうして日本であんなに爆発的に人気なんだろう?いや、光と影の描き方とか、色づかいとか雰囲気とか、すてきだなあって思うけれど、ドイツでは日本ほどひとが殺到していない。絵の前を占拠して、じっくり鑑賞していても誰の邪魔にもならない。このフェルメール受容の差は、どこから来るんだろうなあ。
絵画館をぐるっと見て回ったあとは、大急ぎでシラー劇場へ移動。
本日の演目は、バレエ『カラヴァッジオ』!ちょうどカラヴァッジオの絵を見た直後だったので、ぴったりかも?
激情の画家・カラヴァッジオ。彼を題材としたバレエ作品とは、いかに。
結論:なんだかよくわからなかった。
主演のマラーコフは大変すばらしかったです。肉体美!眼福です。
超絶技巧で魅せる、というのではありませんでしたが、手足の使いかたや表情がとっても繊細で官能的。どきどきしちゃった。
そんなわけで、
「ストーリーはよくわかんないけれど、とりあえずマラーコフのうつくしい肉体の鑑賞に徹する」
というところで落ち着きました。
バレエ鑑賞後は、Savignyplatzまで移動してご飯。
ドイツ料理を食べたのですが、やったらボリュームが多くてびっくりした……。
左がさえぼーさんオーダーのウィーン風カツレツ。
よく見えませんが、カツレツは2枚、その上にフライドポテトがどっさり乗っています。
わたしが頼んだのはEisbeinsülzeというアイスバイン(豚肉の煮込み)のゼリー寄せ+焼きジャガイモ。調子に乗ってジャガイモをぱくぱく食べていたら、ゼリー寄せで断念。これもよく見えないですけど、実は3枚あります。一人前の量じゃない!おっそろしくコストパフォーマンスのよい店。
その後、別の催しものに顔を出していたSくん(実はさえぼーさんの直属の後輩)が合流した際に、ふたりして食べきれなかったものを進呈させていただきました……Sくんはご両親に立派に育てられたんだなとしみじみ思った。
プチ同窓会、楽しかったなあ。
記念に写真を撮ってもらったのですが、
A. お店の店員に撮ってもらった写真は手ぶれが激しい
B. 隣の席についていた観光客に撮ってもらった写真には指(光?)が入っている
ちょっとほろ苦い写真たち。
でも、それすらもよい思い出話、に、なるといいな。
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かれんだー
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ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。