ゆうゆう自適。
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ドイツ文化センターの朗読会に行ってきました。
トークのゲストは若手女性作家のJudith ZanderとAnn Cotten。
Ann CottenのFloridaräumeははじめて聴く作品。
今回朗読された個所は、ロボット(人間の彼女持ち)へのインタビュー。
「どんどん賢くなって、会話も高度になっていくロボット」がコンセプトらしいのだけれど、言語実験的なところもあって面白そう、という印象を受けた。機会があったら読んでみたい。ゲーテの図書館でも借りられるのね。ゲーテの図書館って利用料金いくらだったかな……。
Judith ZanderのDinge, die wir heute sagtenは昨年ドイツで購入し、手元にある本。本棚に納めたまま、読む機会を逸していたのだけれど、今回の朗読会の連絡を受けて60ページほど読んでみた。
メクレンブルクのアンクラム(航空パイオニアのオットー・リリエンタールの出生地)出身の作家で、フォアポンメルンの片田舎を舞台にした作品。9人の語り手が代わる代わる、死んだ「ある女性」の話題を中心に語りはじめる……。ばりばり方言(低地ドイツ語:プラット・ドイチュ)も使われているのですが、それぞれの語り手の特徴が語り口にも表れているのがすごくおもしろい。この夏、息抜きに読みたい一冊。
朗読会/トークのあと、歓談の時間もあったのですが、Zanderさんとちょっとお話する機会がありました。サインもいただきました!わーい!
昨年冬、ロストックの近所の本屋さんでも朗読会が告知されていて、気になっていたけれど行けなかったんだった……今回の朗読会へ行くことを決めたのも、Zanderさん本人が来る!と聞いたからこそ。いやはや、貴重な体験でした。作家さんとお話するのははじめてだけれど、緊張するね!
この日、会場で扇風機がフル稼働していたのは省エネ対策ではなく、単純にクーラーが壊れていたからだとZanderさんにこっそり教えてもらいました
朗読会の途中で、大きめの地震。
外出先で地震にあったのは、(エレベータ内を除けば)これがはじめてかも……。
ドイツからいらしたゲストたちは、「はじめて」の地震に戸惑っているようでした。
そりゃあそうだよね。びっくりするし、こわいよね。
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かれんだー
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りんく
かてごり
最新とらっくばっく
ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。
低地ドイツ語
Platt
低地ドイツ語を勉強されているのですか!(地名の表記がすでに……)自分は「勉強が進まない」以前のステージにいるので、尊敬します。半年ほどロストックに住んでいましたが、低地ドイツ語をしゃべる方とお話する機会はなく、未だに文字を声に出して「なんとなく」意味を取ろうとするレベルです。