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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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ロストックからベルリン、家探し体験記。
参考になるかどうかわかりませんが、7月下旬~8月上旬、「こんな感じで家を探したよ」という記録です。

今回、1年間でふたつの街に滞在するという荒技に出たので、ロストックにいる間にベルリンで家を探す必要がありました。

現在の住居(寮)は、日本にいるときに手配したお部屋です。
ロストック大学は留学生に対して寮の手配を優先的にしてくれるわけではないので、入居できるかどうかの保証もなかったのですが、第一希望として出した寮が2月に新設されたばかりということもあって、幸いにもお部屋を確保することができました。
ワンルーム、家具つきのアパートメント。「お子さんにささやかなぜいたくを」というのがウリらしく(つまり親のサポートが前提)、家賃はドイツにしては高め。寮としては、たぶんハイクラス。とはいえ、住居が決まらないまま日本を発つのは不安だったし、実際に立地条件がものすごくいいことを考えると、まあこんなものかなと思います。(家賃に光熱費が入っていないので、退去時にメーターの確認をするのが今からおそろしい……)

散々ブログに書いていますがかなりの安普請で、しょっちゅうあちこち壊れていますが、もうネタと割り切っています。壁にあっさり穴は開くし(開けたのはわたしだけど)、水道は緩むしバスルームのドアも閉まらないし(ドアは破損扱いになって弁償対象に……)、バスルームのタイルが割れた(気がついたら勝手に割れていた)。管理人さんに声をかければタダで直してもらえるので、まあ、いいんだけれど。


10月からベルリン・フンボルト大学に通うことが決まったのは、7月半ば。
当初は「9月に入ったら探せばいいやー」とものすごく呑気に構えていたのですが、周囲の人間にこぞって「なにばかなことを言っているんだ!」と怒られました。10月は新1年生が入ってくるのだから、9月なんかに探しはじめたら完全に出遅れるよ、と。

そりゃないよ!と、慌てて気を引きしめる。本格的に部屋を探しはじめたのは7月下旬。ベルリン在住経験、家探し経験のあるお友達や先輩方にアドバイスをいただき、手探りでスタート。


主に使ったのは、以下のドイツ語サイト。
個人と個人の貸し借りになるので、不動産屋さんに仲介手数料を払う必要がありません。(不動産屋さんに任せると家賃2、3カ月分の仲介料が発生するので、最後の手段に)ドイツでは学生同士の家の又貸しも一般的に行われています。

 WG-Gesucht.de http://www.wg-gesucht.de/
 STUDENTEN-WG.de http://www.studenten-wg.de/

まずは条件を絞り込むところからはじめました。

WG(Wohngemeinschaft、ルームシェア)よりは一人部屋がよかったので、「1-Zimmer-Wohnung」(ワンルーム)のカテゴリを選択。
今の部屋は9月末まで借りているので、できればぎりぎりまでロストックにいたい。でも10月1日までにはベルリンで住民登録を済ませていないといけないので、入居時期は「9月末」に設定。半年間の生活のために家具をそろえるのも面倒なので、条件に「家具つき」を加える。これだけでかなり限定してしまっているので、当然、選択肢がものすごく狭くなる。(それでも物件があるのは大都市ベルリンだからで、同様の検索をロストックで行うとヒット件数が0になる)
物件の紹介文を読むと、「全期間借りられる人のみ」「期間の一部でもOK」「期間を多少前後しても可」という一文が加えられていることもある。たまに「期間が前後してもOK」というケースもあるので、入居時期を「9月1日~10月1日」に設定、「家具つき」と「一部の家具つき」の2通りで検索をかけてみる。そうすると一気に選択肢が広がるので、新しい掲示から順に、来年3月まで入居が可能な物件をひとつずつチェックしていく。

WG-Gesucht.deとSTUDENTEN-WG.deは大手サイトなので、情報が重複していることも多いのですが、たまに「片方のみ」にしか掲載されていない物件があるので、両方チェックするのがオススメ。
STUDENTEN-WG.deのほうは家賃がKalt(光熱費なし)で表示されており、あ、割と安い?と思っても雑費+光熱費で更に100ユーロ以上かかる場合があったので、ここは要注意。物件の写真も(別のページで指定しない限り)載っていないので、サイト上からは部屋のイメージがつかめません。(この辺は家主さんと交渉の余地があるかも)


その他、便利だよと言われたのは、mixiのコミュニティ。

 mixi www.mixi.jp

ドイツ留学、ドイツひとり暮らし、ベルリン関連の掲示板にも片っぱしから「お部屋探しています情報」を書き込みましたが、2名の方から物件の情報をいただきました。そのうちひとつはWGでしたが、条件がかなりよかったので、最後まで検討していました。
日本人からお部屋を借りることができるので、不安が少し和らぐかもしれません。日本にいながらお部屋を探すひとにも最適かと。

日本人ネットワークはあなどれません。
そのほか、こちらも並行して利用。(下2つはベルリン限定)

 ドイツ掲示板 http://ger.mixb.net/
 あっとベルリン http://www.atberlin.net/
 べるりんねっと789 http://www.berlinnet789.de/


競争相手は多いのだからいろんな物件を見るのが大事、と言われていたので、気になった物件には片っぱしから連絡をしてみました。
希望(「9月の末から3月の頭、もしくは中旬まで借りたいんだけれど、可能?」など)を細かく書いたせいか、返事が来ないことが多かった。あるいは、「ごめんね、もう借り手が見つかっちゃったんだ」とか。話し合いは進んだけれど、「また連絡するね」と言ったきり音信不通になったひともいた。「よくあること」らしいです。まあ縁がなかったんだなと割り切って、さくっと次に移る。

海外留学で半年、1年間家を空ける予定のひとはそれなりにいるけれど、できることなら全期間借りてほしい!というのは当然の希望だと思うのです。それをわかった上で、こちらもあえてわがままを言ってみる。
それでも中にはフレキシブルに対応するよ!という人もいて、インタビューまでこぎつけることもできました。多くコンタクトを取れば、それだけ多くのチャンスも生まれると実感。

コンタクトが取れたら、できるだけ早い時期に下見に行って、「借りたい!」という意思を示すことが大切、というアドバイスを受けていたので、「下見OK」のサインが出た場合はすぐにベルリンに行くようにしました。往復5時間強。家探しが長期化したら厄介だなと思いましたが、ベルリンの街を散策して気になっている地区をチェックしたり、ベルリン在住の友人に会ったり、半分くらい観光気分で楽しんできました。


しかし最終的に決まった家は上記のサイトで見つけたものではなく、大学の掲示板に掲載されていた物件。それも自分ではなく、FUに通っている友達が見つけてくれました。大学に気軽に行ける距離ではなかったので、完全に穴場。
「こんな物件があったよ」と連絡をもらって、それがかなりいい条件だったので即座に家主に電話。すぐさまベルリン行きを決行しました。「ここに住みたいと思ったら、君にこの家を貸すよ」と言ってもらえて、とんとんとおうちが決定。それまでの格闘がうそのよう。巡り合わせがものすごくよかったんだと思います。

メールは手軽でいいけれど、気になる物件なら電話で直接話をしたほうがスムーズに行くな、と最後の最後に思った。ロストック-ベルリンは日帰りで行けるけど決して近くはないし、まずは電話で心行くまでお互いの希望を伝えあってから下見をしたほうが効率がいい。
実際、STUDENTEN-WG.deに掲載されていた物件(写真なし)の下見をしたときは、想像していたものとはだいぶ違っていてびっくりしました。まず「すてきな部屋です」的な文句に騙されてはいけない……。


そんな感じで見つけた、次のおうち。

来週からいよいよ新居での生活がスタートします。又貸しなので、家主が帰って来たときにショックを受けないよう、大事に大事に住まないと。……少なくとも、今みたいな欠陥住宅ではないに違いない。うん。

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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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