ゆうゆう自適。
つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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友達と3人でランチをして、たまたま映画の話になり、たまたま「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のはなしになり。
そのまま突発的に観にいきました、「ベンジャミン・バトン」。こういう「当初予定になかったイベント」はだいすきです。
原作は未読なので、感じたことをつらつらと。
予告編を通してブラッド・ピットとケイト・ブランシェットをセットで捉えていたこともあって、「ラブがメインの話?」と思っていたけれど、そうでもなかった。タイトルが示しているように、ベンジャミン・バトンの生涯を綴った作品。
上映時間は3時間弱。時間だけ見れば「長い」(観ている間はさほど気にならなかったとはいえ、観終わるころにはさすがに疲れた)、そして人間の約80年分の一生を語るには「短い」。
デイジー(ケイト・ブランシェット)の娘キャロラインが病床の母にベンジャミン・バトンの日記を朗読する、という枠構造のスタイルを取っているものの、その枠部分が少し弱いなという印象を受けました。細かいエピソード(キャロラインの父親の話、誕生日カードの話)も、枠内のストーリーを補完・説明するための機能といった感じが否めない。
一方でベンジャミン・バトンの残した日記、もう一方でデイジーの回想(語り)を交互に織り交ぜていること考えると、こういう手法にならざるを得ないのかなとも思います。でも、枠部分に関しては、もう少し深みがほしかった……!
ベンジャミン・バトンの生涯に関しては、ラブ一色ではなく、ちゃんとはじめから終わりまで丁寧に描かれているのがよかった。
そして特殊メイク!すごい!若返っていくブラピも見どころなんだけれど、それ以上に、年を重ねていくケイトのに魅せられました。輝く笑顔の少女から、30代、40代の大人の女性へ。そして、おばあさんへ。メイクももちろんすごいのだけれど、その立ち居振る舞いや雰囲気ががらりと変わるのに圧倒されました……。
「家族」の絆の強さ、人を愛するということ、自分の人生を生き抜くということ。
劇的なストーリー展開があるわけではない。「面白い!」とも「感動した!」とも「切ない!」とも違う。
ただ、映画のキャッチコピーのように「人生ってすばらしい」と、しみじと思わせるような映画だと思いました。静かでうつくしい。
年老いたデイジーの腕で眠るように息を引き取る赤ん坊のベンジャミン、このシーンの静謐さと光の加減がとてもとても印象に残っています。
よい映画だったと思います。
他に気になる映画といえば「おくりびと」。
昨年9月ごろから気になっていたけれど、すっかり観る機会を逃してしまっていた。
アカデミー賞を取ったことで大変話題になっている今、今更観に行くのはなんだかミーハーな感じがしてしまって、観に行くに行けない。ぬう。
そのまま突発的に観にいきました、「ベンジャミン・バトン」。こういう「当初予定になかったイベント」はだいすきです。
原作は未読なので、感じたことをつらつらと。
予告編を通してブラッド・ピットとケイト・ブランシェットをセットで捉えていたこともあって、「ラブがメインの話?」と思っていたけれど、そうでもなかった。タイトルが示しているように、ベンジャミン・バトンの生涯を綴った作品。
上映時間は3時間弱。時間だけ見れば「長い」(観ている間はさほど気にならなかったとはいえ、観終わるころにはさすがに疲れた)、そして人間の約80年分の一生を語るには「短い」。
デイジー(ケイト・ブランシェット)の娘キャロラインが病床の母にベンジャミン・バトンの日記を朗読する、という枠構造のスタイルを取っているものの、その枠部分が少し弱いなという印象を受けました。細かいエピソード(キャロラインの父親の話、誕生日カードの話)も、枠内のストーリーを補完・説明するための機能といった感じが否めない。
一方でベンジャミン・バトンの残した日記、もう一方でデイジーの回想(語り)を交互に織り交ぜていること考えると、こういう手法にならざるを得ないのかなとも思います。でも、枠部分に関しては、もう少し深みがほしかった……!
ベンジャミン・バトンの生涯に関しては、ラブ一色ではなく、ちゃんとはじめから終わりまで丁寧に描かれているのがよかった。
そして特殊メイク!すごい!若返っていくブラピも見どころなんだけれど、それ以上に、年を重ねていくケイトのに魅せられました。輝く笑顔の少女から、30代、40代の大人の女性へ。そして、おばあさんへ。メイクももちろんすごいのだけれど、その立ち居振る舞いや雰囲気ががらりと変わるのに圧倒されました……。
「家族」の絆の強さ、人を愛するということ、自分の人生を生き抜くということ。
劇的なストーリー展開があるわけではない。「面白い!」とも「感動した!」とも「切ない!」とも違う。
ただ、映画のキャッチコピーのように「人生ってすばらしい」と、しみじと思わせるような映画だと思いました。静かでうつくしい。
年老いたデイジーの腕で眠るように息を引き取る赤ん坊のベンジャミン、このシーンの静謐さと光の加減がとてもとても印象に残っています。
よい映画だったと思います。
他に気になる映画といえば「おくりびと」。
昨年9月ごろから気になっていたけれど、すっかり観る機会を逃してしまっていた。
アカデミー賞を取ったことで大変話題になっている今、今更観に行くのはなんだかミーハーな感じがしてしまって、観に行くに行けない。ぬう。
家では、ずっと前に録画した映画をぼちぼち観たりしています。
なんちゃってホームシアター(言うのはタダ)。
今日観たのは「UDON」。
軽いノリのものが観たい!くらいの感覚で観たら、案外面白かった。
きっと、香川出身の友達から映画についてのレクチャーを受けたこともあるだろう。
そしてぼろ泣きもしてしまった。ぬう。(泣かせることを想定した映画ではないと思うんだけれど……)
讃岐うどんが無性に食べたくなりました。
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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。
無題
ぜひ機会があったら行ってみて欲しいな。
行きたい!
春休みは実行できなかったので、暇を見て行きたいな、西日本の旅。(未だ兵庫より先に行ったことがないのー)