ゆうゆう自適。
つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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ティーパックを入れた急須にお茶を入れる。
作業中のノートパソコンが置いてある席に戻る。
急須をテーブルに置き、
足を滑らせ、
バランスを崩し、
せめてテーブルに突っ伏さないようどうにかもがいて、
床に置いてあったカタログの山につまづいて
襖に左肩激突。
なんか満身相違な気分……。
要するに部屋を片づけろってことですかね。
これだけの大騒音を引き起こしたにも関わらず、傍らで横になっている伯母さんは一向に目覚める気配なし。なんだか少し恨めしい。(逆恨み)
ユーロ高(というより円安か)をどうにかしてほしい。
洋書が買えない!!
凹。
「本には惜しみなく金を投資しろ」とは師匠のおことばですが、このままユーロが高くなり続けると確実に苦しくなる。
先を見越して投資したほうがいいのか?なんて考えることもあるけれど、決行したが最後、途端にユーロが暴落するような気がする。
わたしが住んでいたころ(~2002年)は、1ユーロ114円だったのになあ。
それが、今じゃあ50円高くなってるんだもんね。
せちがらい。
先日、論文指導を受けてきました。
(……といってもそんな大仰なものではなくて、「歓談」みたいなものでした)
好きな作品はいくつかある。
その作品に関する2次文献を読んで、ちょっと混乱してきた。
ある特定の視点からその作品を読む傾向が強いけれど、どうも違和感を覚えてしまう。
取り留めのない話を、指導教官に延々と話してしまった気がします。
家に帰って考えたことは、やっぱり自分が納得できるものを書かないといけないなあ、ということです。
本を読んだときに感じた「どきどき」や、その他様々な感情を、大切にしていきたい。
もっともっと、自分が興味のあることに引きつけていきたい。
まだまだヴィジョンは見えてきていませんが、「わたしはこの作品がすきなんだー」といった想いを前面に出せるような論文にしたいなあ、と思います。(一方通行な独りよがりにならないように注意しなきゃ……)
焦らず考えよう。
ちなみに、個人的に扱いたい作品はクリスタ・ヴォルフの『Kassandra』です。この作品を語るに当たって主流となりつつあるフェミニズムに依拠しないで、新しい切り口を探してみたいです。
あとはインゲボルク・バッハマンの『Malina』、これも面白い。(これは「マリーナ」なのか「マーリナ」なのか、イマイチ判断がつきません。どっちだ!?)
(……といってもそんな大仰なものではなくて、「歓談」みたいなものでした)
好きな作品はいくつかある。
その作品に関する2次文献を読んで、ちょっと混乱してきた。
ある特定の視点からその作品を読む傾向が強いけれど、どうも違和感を覚えてしまう。
取り留めのない話を、指導教官に延々と話してしまった気がします。
家に帰って考えたことは、やっぱり自分が納得できるものを書かないといけないなあ、ということです。
本を読んだときに感じた「どきどき」や、その他様々な感情を、大切にしていきたい。
もっともっと、自分が興味のあることに引きつけていきたい。
まだまだヴィジョンは見えてきていませんが、「わたしはこの作品がすきなんだー」といった想いを前面に出せるような論文にしたいなあ、と思います。(一方通行な独りよがりにならないように注意しなきゃ……)
焦らず考えよう。
ちなみに、個人的に扱いたい作品はクリスタ・ヴォルフの『Kassandra』です。この作品を語るに当たって主流となりつつあるフェミニズムに依拠しないで、新しい切り口を探してみたいです。
あとはインゲボルク・バッハマンの『Malina』、これも面白い。(これは「マリーナ」なのか「マーリナ」なのか、イマイチ判断がつきません。どっちだ!?)
研究に関連する文献を読んで。
トロイア戦争の発端に関して、
「ユノーはアジアを統べるだけの権力を、アテナは世界一の美女を(パリスに)約束した」
……いや、美女を約束したのはヴィーナスですよ。
直後に「パリスはヴィーナスを選んだ」と書いてあるので、恐らくアテナに関する記述が抜けたんだと思いますが、ちょっとうっかりすぎる。(ちなみにアテナが約束したのは「知性」です)
別の項目では、
「新ドイツマルクでもっとも高額な1000マルク札に描かれたメリアンは……」
と書いてありますが、新ドイツマルクで1000マルク札を飾ったのはメリアンではなくてグリム兄弟です。
じゃあメリアンって誰だ、ってことで調べてみたら、新500マルク札に印刷されている女性でした。ちょうどメリアンに関する記述のところだし、これは誤植じゃなくて、完全な間違いだろうなあ。
専門分野以前に、初歩的なところで間違いを重ねられるとものすごーくがっかりしてしまう。
たぶんドイツ文学では有名な研究者だろうし、わたしが感銘を受けた作品の翻訳を手がけたりもしているんだけれど、……だいじょうぶなのかなあ。
トロイア戦争もドイツマルクも、個人的には思い入れがある。
もっとしっかりしてほしいです。
(指導教官に訴えてみたら、「あのひとはおっちょこちょいだからなあ、はっはっは」で流されました。こんなものなのか・・・・・・)
……えらそうなことを言ってはいますが、わたしも「たぶん」ですますことがあったりするので、これを反面教師にして改めていきたいです。うん。きちんと調べるくせをつけよう。
トロイア戦争の発端に関して、
「ユノーはアジアを統べるだけの権力を、アテナは世界一の美女を(パリスに)約束した」
……いや、美女を約束したのはヴィーナスですよ。
直後に「パリスはヴィーナスを選んだ」と書いてあるので、恐らくアテナに関する記述が抜けたんだと思いますが、ちょっとうっかりすぎる。(ちなみにアテナが約束したのは「知性」です)
別の項目では、
「新ドイツマルクでもっとも高額な1000マルク札に描かれたメリアンは……」
と書いてありますが、新ドイツマルクで1000マルク札を飾ったのはメリアンではなくてグリム兄弟です。
じゃあメリアンって誰だ、ってことで調べてみたら、新500マルク札に印刷されている女性でした。ちょうどメリアンに関する記述のところだし、これは誤植じゃなくて、完全な間違いだろうなあ。
専門分野以前に、初歩的なところで間違いを重ねられるとものすごーくがっかりしてしまう。
たぶんドイツ文学では有名な研究者だろうし、わたしが感銘を受けた作品の翻訳を手がけたりもしているんだけれど、……だいじょうぶなのかなあ。
トロイア戦争もドイツマルクも、個人的には思い入れがある。
もっとしっかりしてほしいです。
(指導教官に訴えてみたら、「あのひとはおっちょこちょいだからなあ、はっはっは」で流されました。こんなものなのか・・・・・・)
……えらそうなことを言ってはいますが、わたしも「たぶん」ですますことがあったりするので、これを反面教師にして改めていきたいです。うん。きちんと調べるくせをつけよう。
かれんだー
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りんく
かてごり
最新とらっくばっく
ぷろふぃーる
YuN
ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。