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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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一日遅いエントリになりますが、昨日、国立西洋美術館の「ルーブル美術館展」に行ってきました。

午前中に大学(本拠地)に足を運び、用事を済ませてからおとやんおかやんと合流。
平日だから空いているかなあ……と思っていたら、予想以上に盛況でびっくりと、いうことは、土日祝日はもっともっとすさまじいことになっているんだろうなあ

見知らぬおばさんやカップルにばしばし突き飛ばされながら、よろよろ観覧。いい展覧会でも、人が多いとそれだけで疲れるー
展示数が比較的少なめなこともあって、テーマ別セクションも3つとコンパクトな構成でした。そのせいか、いつもよりも絵の区分がわかりやすかった気がします。貴族や平民の日常を(率直にせよ意図的にせよ)描いたもの、神話モチーフを用いた絵や宗教画など、大まかにまとまっていたのがよかった。


はじめて間近にフェルメールの絵を観ました(大概遠巻きに見て終わり)。目玉のひとつだから絶対人が殺到しているかと思ったのに、意外とそうでもない。……絵が小さいから?

トロイア戦争、それも(日本人にとってはおそらくマイナーな存在であると思われる)英雄アイネイアスを取り上げた絵が何枚かあったのに感激。ぜひともポストカードを……と思ったけれど、残念ながらありませんでした。がっかり。

気になった一枚はジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工ヨセフ」。一応宗教画なんだけれど、ろうそくの明かりに照らされた父と子のアイ・コンタクトが強く印象に残りました。今回はこの絵のポストカードを購入!


おもしろかった……けれど、こうも人が多いと、観終わる頃にはくったくたになってしまう(立ったまま、いや、歩きながら眠ってしまいたい気分だった)
観に行ってみようかな?という方は、午前中か閉館30分前(美術館のボスの助言)がおすすめ。閉館30分前の場合は、まずざーっと全体を見て、そのあとお気に入りの絵をゆっくり見るのがポイントとのこと。



ついでに今日のはなしも少し。

昨日、今日で川上弘美『蛇を踏む』を読んだのだけれど、どうも作品の「もやもやした感じ」「踏んでもきりがない感じ」に――「捉えどころのないもの」にぐるぐる捕らわれているような気がする。

幻想的なものと日常的なものが溶け合う世界の中で、ぐるぐる迷う。
妙に脱力しているのは本を読んだせいなのか、はたまた単にやる気が出ないだけなのか。
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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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