ゆうゆう自適。
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縁あって、美博のスタッフと一緒に織物展を見に行く。
スタッフといっても、ボス(まーしゃ)と師匠(館長)とわたし(超したっぱ)、のなんだか不思議な組み合わせ。
織物展、といっても割と小ぢんまりとしたアトリエ内での展示なんだけれど、作品のひとつひとつが美しくて、ため息が出るほど。
ちょうど織物の先生もいらしていて、蚕や織物に関するお話をいろいろと聞かせてもらう。日本人の蚕を育てる技術はピカ一だとか、蚕一匹で1000メートルもの長さの糸が取れるとか。目からウロコ。蚕のサンプルを見せてもらったり、さまざまな絹糸を紹介してもらったり、とっても勉強になった。おもしろい!
一番印象に残っているのは、「育て手の顔を見れば蚕の質がわかる」という名言。ヒトの子どもは甘やかしすぎるとダメになるけれど、蚕は愛情を注いだ分だけ「よいこ」に育つとのこと。なんか、可愛いね。素直だなあ。
一番印象に残ったのは、古典織物のバッグ。これの色に――深く透き通った藍に、吸い込まれそうになった。それだけ美しい。持ち歩かなくても、飾って眺めているだけでも楽しめる一品。
ボスはすっかりバッグに魅了されて、最後の最後まで名残惜しそうに見つめていたとさ。ボスが和服着たら、結構似合いそうだったかも。
その後、ボスと師匠と飲みに行く。
毎回顔ぶれが違うとはいえ、最近毎週のように師匠と飲みに行ってる気がする。
来週もゼミ飲みがあるから、それを入れると連続4週間(!)達成。なにこの蜜月状態。
どうもこれはかなりめずらしい状態らしく、積極的に「学生同士がお話できる場」を設けようとする師匠はすごいんだな……と今更ながら自覚する。おかげで、この一年でどれだけ知り合いが増えたことか。公私ともに、師匠のような器の大きい人間になりたいと、改めて思う。
気のせいかもしれないけれど、徐々に、徐々に、お酒も飲めるようになっているような……気がしないでもないし。これも修行の一環!?
さて、美博飲み。師匠はともかく、ボスとまったりお話できたのは楽しかった。
ボス、といっても実は立場はわたしと同じ「学生さん」で、今回の会では上司・部下抜きにして雑談で盛り上がる。
意外にも(失礼)ボスは肉体派で、マラソン(ハーフもフルも!)には定期的に参加しているらしい。「いい人生経験になるよ!おもしろいよー」と、マラソン参加をプッシュされ、2年後くらいなら……と、ちょっと乗り気になる。単純。そのためには、今から地道にジョギングでもして(帰宅が連日遅いので、平日はすでにあきらめモード)「からだづくり」する必要があるなあ。
実践しようと思ったのは、来年からの新居-Hキャンパス区間を自転車で通学すること。面倒なとき(雨の日とか)だけ電車通学にすればいいや。
あとから師匠とボスの知り合いの元スタッフさんも席に加わって、さらににぎやかに。よい夜でした。
どうでもいいけど、蚕のことを「おかいこさん」というのに愛を感じた。
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かれんだー
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ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。