ゆうゆう自適。
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講演会に行ってきました。
ドイツにおける教育の現在、そして今後の展望のお話。
ドイツを離れて早5年、今の教育システムがどうなっているのかちゃんと把握していないのだけれど、変わらざるを得ないところまで来ているんだな、という印象を受けました。大学の法人化も、私立校の創設も、いわゆる「エリート育成教育」も。
もともとドイツの教育はちょっと特殊で、州によってカリキュラムもばらばら。学力の平均レベルも相当違っていて、卒業資格Abiturを取得しても、州によっては評価が変わってしまうのが実態。この状況を解消し、より「優秀な学生」を育てるために、「アメリカ式教育」を取り入れる動きがあるのだそう。
PISAの結果を受けて以来、教育改革が熱心に叫ばれていたけれど、ここ5年でいろんなところで改革が行われたんだな、と軽く衝撃を受けた。今のわたしがあるのはドイツの教育システムが適度に「野放し」にしてくれたおかげだと思うし、日本で教育を受けていたら、きっと違う人生を歩んでいたと思う。(ただし、これには合う合わないがあるのも事実で、妹のほうはドイツの教育になじめなかった)
ドイツの教育が、今、変わろうとしている。
これからのドイツの子どもたちは、どのように成長していくのかな。
……「教育する」って、どういうことなんだろう。
いつしか「教えるひと」になりたいと思っている以上、まったく無関係なトピックではないと実感。
もっと積極的にドイツのニュースを取り入れなければ、と、こういうとき切に思う。
大変勉強になりました。
講演会のあとは、楽しい楽しいお食事会。
講演してくださったK先生。師匠、ドイツ語ゼミのS先生、ドイツ語TAのボス、他大学の先生。そして師匠の弟子×3。お寿司屋さんに連れて行ってもらいました。
研究室の仲間と、K先生の間に座った結果、めまぐるしく「日本語/ドイツ語スイッチ」を切り替えることになる。「日本語のみ」「ドイツ語のみ」「どちらもOK」という3タイプのひとがいるため、いろんなお話ができてとにかく楽しい
お菓子に地方色が現れることを知った。
Pudding-Teilchen(ブレッツェル型のパイ生地に、焼きカスタードを流し込んだもの。だいすき)が通じなかった……。とはいえ、モノ自体を知らないわけではなくて、単に名前が違うだけらしい。Pudding-TeilchenはRheinland地方特有のものなのかな?そういえば、南では違う名称だった気も……。
でも師匠がPudding-Teilchenを知らないのは、地方性の問題じゃなくて、単に「お菓子に疎いから」という説が強いと思う。だって、Apfeltasche(アップルパイ)を知らないんだもん!
とても楽しい夜でした。
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かれんだー
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ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。