ゆうゆう自適。
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帰国間近になると、あれもしなきゃこれもしなきゃ、と慌ただしくなるものです。
今日は、ベルリンを右往左往。
まずは家主に鍵を返しに、「自分の家」へ。
入居して間もないだろうに、家具の配置が大きく変わっていた。窓から一番離れたところにあった机は、窓際に。春の光がぽかぽか、あたたかそうだった。
ほとんどデフォルト配置のまま使っていた家だったけれど、こうして模様替えされた部屋を見ると、かつての「自分の部屋」はなくなったんだなあ……としみじみ思った。自分とともに、あの部屋も消えた。逆にいえば、この半年間過ごした場所は確かに「自分の部屋」だったんだろう。
鍵を返した時点で、「自分の家」ではなくなる。
たくさんの思い出の詰まった部屋。ありがとう。ありがとう。
家主だったLukasと少しはなしをして、別れを告げた。
LukasとLukasの彼女・Olgaと3人でご飯を食べよう!というはなしもあったけれど、時間がかつかつになってしまって、実現できなかった。また、6月に。6月に会いましょう。
そのまま最寄りの役所に行って、転居届を提出。
地下鉄に飛び乗って乗り継いで、Alexanderplatzへ。
この春からドイツに留学することになった東京の友達と、Prenzlauer Bergでお茶をした。
もともとは東京で会う約束をしていたんだけれど、震災の影響でお互いに予定が変わり、めぐりめぐってベルリンで再会することになった。今日はいい天気、気温もあたたかい。再会日和。
Anna Blumeというカフェでお茶&ケーキ。ふわっとフルーティな紅茶が、すっごくおいしかった。
ドイツのカフェに行くと「ティーバッグの紅茶」が出てくることも珍しくないんだけれど、ここはきちんとお茶っぱを使っている。マンゴーと生クリームのケーキも絶品!
また来たい。
次の約束があった友人と別れて、今度はベルリンでお世話になった先輩と大学図書館で会った。ゆっくり時間が取れないので、図書館のカフェでしばしおしゃべり。
彼女とは研究分野が近いので、お話をするたびに大きな刺激を受ける。
次に会うときには、一回り二回り成長していたい。
……次に、といいつつ、気がつけば明日、先ほど会った友人と3人で急遽ブランチをすることになっていたりする。ははは。
更に更に西へと移動して、夜は、ギリシア料理の夕べ。
もともととはウクライナ料理のはずだったんだけれど、お店が行方不明なのでギリシア料理に変更。
timmyちゃんとハカセ(仮)の3人でご飯……のはずが、サプライズで共通の(しかしじっくりお話したことのない)知人も合流!なんとすてき。
5人でまったりとお話しながら、ギリシア料理を堪能。おいしかった。
サプライズ・ゲスト2人とはずっとお話してみたい、と思っていながらも実現できていなかったので、うれしかった。
こうしてどんどん、別れが名残惜しくなってくるのだけれど、
ベルリンには家がなくても帰れる場所がある、そう実感した一日。
すべてにありがとう。
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かれんだー
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ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。