ゆうゆう自適。
つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
先日亡くなった、ドイツ語学科の先生の所有されていた本がドイツ語関係の人々に対して公開されることになった。関心のある本があれば、自由に持って帰ってよいということ。
わたし自身はその先生とまったく面識がなかったのだけれど、「主に戦後の20世紀文学」に興味があったので、本を求めてPankowまで行ってきました。
Pankowが位置するのは、北東ベルリン。Ring-Bahnエリアを超えて北東になんて、これまで行ったことがなかった。辺境ってわけでもないけれど、用事がなければまず行かない。そんな感じの初Pankow。
だいぶぎりぎりにアポイントの申し込みをしたので、予約の時間もだいぶ遅め。まだまだたくさん本は残っていたけれど、そのほとんどが知らない作家のものばかり。メジャーなタイトルは、早く来ていたひとたちに持っていかれちゃったかなあ。
それでも本棚をじっくりながめていると、気になる本もぽつぽつと出てくる。Franz Frühmannが書いたバルラハについてのエッセイ、メクレンブルクの作家Fritz Rudolf Fries、更には旧東ドイツ作家Günter de Bruynの本を何冊か、ありがたく頂戴いたしました。
昨日の美容院に立ち寄ってお代を渡してから(一瞬、スタイリストさんはお代のことをすっかり忘れていて、危うく「切り逃げ」にされるところだった……)、アレクサンダー広場でぶらり。大型ショッピングセンター「Alexa」でクリスマス・カードを買ったり、いよいよはじまるクリスマス・マーケットの屋台を眺めたり、ちょっとずつ、自分がクリスマス色に染まっていく。
夜は、Sくんにくっついて教会のミサ・コンサートに行くことに。会場はZehlendorf。PankowからZehlendorf、って端(北東)から端(南西)への移動だなあ。Zehlendorfも行ったことがないや。
Pankowがひっそりとしていたもので、Zehlendorfも似たようなものかと思ったら、こちらはだいぶ栄えていた。失礼。
会場の教会は、なんとメクレンブルクで慣れ親しんだ赤レンガ・ゴシック!わああ、まさかベルリンで懐かしの赤レンガ・ゴシックに出会えるなんて。このシンプルな内装が、本当に大好きなんだ。
演目は、恐らく専属であろう指揮者が作曲した曲と、ブルックナーのミサ曲。
指揮者の曲、聖書の一説を音楽で表現した作品らしいのだけれど、複雑すぎてなにがなんだかよくわからなかった。素人の耳では旋律を捉えることができず、不協和音に近い音の波がなにやら不安を煽るだけ。一言で表すと「シュール」。
ブルックナーは伝統的なミサ曲ということで、一番手に比べればだいぶ聴きやすかった。最初は「キリエ・エレイソン」(憐みの賛歌)。その後、ラテン語の歌詞が続く。きゅっと、厳かな気持ちになる曲。
音楽の専門家Sくんからしてみれば思うところもいろいろあったのかもしれないけれど、素人耳には特に不満のない演奏でした。
コンサート後は、かなり遅めの夕食を求めて移動。以前教えてもらった、Kreuzbergにあるインドカレー屋さんへ足を運んでまったり食事。カレーはおいしかったし、いろいろお話もできて楽しかったよ。
そんな感じの、ベルリン開拓。
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL:
かれんだー
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
りんく
かてごり
最新とらっくばっく
ぷろふぃーる
YuN
ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。