ゆうゆう自適。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ロストックは今日も快晴。
気温も22度と、とても過ごしやすい気温。
明日から天気が下り坂になるらしいので、今のうちに日光を浴びておかなくちゃ!と思い、ロストック近郊の海水浴場、ヴァルネミュンデ(Warnemünde)に行ってきました。(山のように「しゅくだい」も残っていますが、まあ、それは雨の日ワークということで……)
散々人に「ロストックはバルト海沿いにある街なんだよ」と言っておきながら、実はロストックではまだバルト海は見ていなかった。もっとあったかくなってから!天気がよくなってから!と思い続けていたら、いつの間にか6月になっていた。
先日、シュレースヴィヒ・ホルシュタイン側(トラーヴェミュンデ)から見たバルト海を、今度はメクレンブルク・フォアポンメルン側(ヴァルネミュンデ)から見る。
最寄りの駅から普通電車(Sバーン)で20分。遠足とまではいかない、ちょっとしたお散歩。
ヴァルネミュンデの町並みは、トラーヴェミュンデによく似ていた。川があって、港があって、プロムナードにはさまざまなお店が並んでいる。
トラーヴェミュンデはどこかハイソな感じがしたけれど、ヴァルネミュンデはもっと庶民的な印象。露店が多いから?マックとかあるから?(一応景観を損なわないよう、ハンザ風の建物の中に店舗が入ってはいる)よくわからないけれど、個人的にはヴァルネミュンデの気さくな雰囲気が気に入りました。
にぎわう露店やレストラン、連なる観光船を横目に、ヴァルノウ川沿いのプロムナードをのんびり歩く。歩いて、歩いて、一番端にある突堤を目指す。
右手に、100年以上の歴史を誇る灯台。まっさらな砂浜。
左手に、どこまでも続く海。
トラーヴェミュンデでは、遠くまで伸びるビーチが印象に残った。
ヴァルネミュンデは、うつくしく、果てなく広がる海原に圧倒された。
突堤から360度見渡せるバルト海。
鼻先をくすぐる磯のかおり。
はじめてドイツの海を見たのは、トラーヴェミュンデ。
本当の意味でドイツの海を知ったのは、ヴァルネミュンデ。
そう思った。
この景色を知らないで、20年間暮らしていたのか。
そして、もしかしたら、一生この景色を見ることもなかったかもしれないのか。
流れて流れて、ここまでたどり着いたよ。
「ロストックのもっとも美しき娘」の二つ名は、伊達じゃない。
ロストックっ子が地元を愛する気持ちがよくわかる。こんな景色と一緒に育ったら、きっと、この先離れがたくなってしまうね。
最高です。この一言に尽きる。
はー……これは、ヴァルノウ川のほとりと並んで、お気に入りの散歩コースになりそうだなあ。
今後、「ドイツで夏に行くならどこがおすすめ?」と訊かれたら、たぶん「ロストックとヴァルネミュンデ」と答えると思います。……ただ、ロストックは一般的な観光ルートから外れたところにあるので、プランに組み込むのは難しそう……かな?
さてさて、明日は仕事仕事!明日こそ!
この記事へのトラックバック
かれんだー
04 | 2024/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
りんく
かてごり
最新とらっくばっく
ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。