ゆうゆう自適。
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昨日、大学から帰ったらDHLの不在届けが入っていた。
割と厚めの本を頼んでいたので、どこかで預かってもらうことになるのは予測済み。
なので、この不在届け自体には驚きを覚えなかった。
問題は、受け取り先。
お隣さんでも、近所でも、
徒歩10分のところにある郵便局でもなく、
なぜか3駅離れたところにある郵便局。
……なんで、そんなところに?
この郵便局がまた、駅と駅のちょうど間というかなり面倒な場所にある。
どっちで降りても徒歩10分は歩く。イヤガラセか。
再送なんていう粋なサービスは(たぶん)存在していないので、大学に行くついでにしぶしぶ受け取りに向かう。
一応、自分が住んでいる地区ではあるんだけれど、この辺は歩いたことがない。
ちょっとした散策気分で、最短ルートを確認した上で歩く、歩く。
Zooにも近いせいか、ホテルがたくさん並んでいるんだなあ、とか
そのZooも実は(時間はかかるけれど)徒歩圏内なんだなあ、とか
ちょっとした発見がありました。
……でもそうか、一回逆ルートで歩いたことがあるから、Zooからそう遠くないことは知っていたんだった。ずいぶん前のことだから、忘れていたよ。夜だったし。
ふだんあまり使わない地下鉄に乗って、
「お、自分もベルリンを自由に移動できるようになったじゃない?」と思ったのもつかの間。
乗り換えの駅で間違えて反対方向の電車に乗ってしまった。
ハイ残念!
近所のアジアンレストランで夜ごはん。
昨年末にはじめて入ったのだけれど、割と安価でおいしい。
ただ、いつ来ても店内はがらがら(自分たち以外にお客さんがいない)で、ちょっと不思議に思っていたのだけれど、どうやらここは出前のほうが繁盛しているらしい。入れ替わり立ち替わりで、お店の人が配達にでかける。
まったりと中華麺を食べていると、奥のほうからおじさんが出てきて、
「ちょっと出前に行ってくるけれど、15分ほどで戻ってくるからゆっくりしててね!」
と言われた。
「だいじょうぶ、きみたちのことは知っているから!もう3、4回はうちに来たでしょう?」
そう言い残すと、おじさん、笑顔でお店を出て行った。
……ええと、お店の前はしょっちゅう行き来しているけれど、店内で食べたのはまだ2度目なんだけどな。
いやいや、食べた回数なんて関係ない。
お店の人にこんなふうに信用してもらえるのは、うれしいね。
ベルリンに来る前は、
「ベルリンは冷たい街だ」
という声を何度か聞いたけれど、わたしの周辺は十分あたたかいなあと思うのです。
フォーを頼んだつもりが、なぜか鶏肉入りの中華麺が出てきてびっくりしたけれど、これはこれでおいしかった。フォーは前回も食べたし、新しい味を開拓!
「ミュージアムの長い夜」。
ベルリンでは毎年2回開催されるイベントで、夜(今回は18時から翌日午前2時まで)、指定の美術館・博物館をはじめとする施設が特別に開かれるというもの。
今回のLange Nacht der Museenには、Körper trifft Seele (身体と魂が出会う)というモットーのもと、70もの施設が参加しています。
ふだん、入館できない時間帯に博物館や美術館をめぐる。
いつもだったら足を踏み入れることさえできない場所を、のぞいてみたりする。
そう考えただけで、わくわくするようなイベントです。
まるで「メトロポリタン・ミュージアム」の世界。
まずは、未だかつて行ったことのない水族館へ!
18時ちょっと前に水族館へ向かったものの、この時点で結構な人だかり。
これは混みそうだなー……と思いきや、中は案外広く、特に移動に困ることはなかった。
控えめな照明の中、ゆっくりと水族館を回る。
1913年にオープンしたというこの水族館の建物は年季が入っていて、味わいがある。ところどころにある、おさかなのステンドグラスがまたすてき。
各水槽には、色とりどりのおさかなが。
本当に、どれだけ見ても飽きない。何時間でもいられそうな気さえする。
白いサメ、そしてエイがダイナミックだった。
ふわふわっと水中を舞うクラゲが、とてもきれいだった。
お次は、Altes Museum(旧博物館)。
ペルガモン博物館にあった古代ギリシア・ローマの彫刻がぜーんぶこちらに移動したということで、ずっと行きたかった場所のひとつ。
ここも長蛇の列ができていて(入場制限!)、寒い中20分ほど待つことに。でも、中は比較的ゆったりと回ることができた。
テーマは「ベルリンにおけるエトルリア人とローマ人」。
古代ギリシア・ローマ萌え人間として、これは外せません!
彫刻コーナーでは、友達を放って写真撮影。
メデイアのレリーフを(技術上の問題で)撮ることができなかったのが、唯一の心残りです。
階下には古代ギリシア・ローマの神々の彫刻が。
古代ギリシア・ローマの神々といえば「人間と変わらない神さま」。全能の神ゼウスは(ダナエの件でも触れましたが)とっても浮気性。ここで韓国人の友達(社会学専攻)が、「神々の不貞が許されるようであれば、人間社会のモラルはどうなる」と疑問を呈した。
うーん。
神々の不貞は許される。
人間の身で神々の寵愛を受けるのは大変名誉なこと。
……とはいうけれど、結婚の女神ヘラなどはとてもとても嫉妬深かったりする。夫ゼウスの愛人やその子どもに対してもまったく容赦がない。
ローマ人も古代ギリシア人も基本的にはとても信心深い民。「浮気をしたら(結婚という制度を軽んじたら)ヘラに報復される!」という恐怖があったのではないだろうか、と率直に思うんだけれど、実際にはどうだったんだろうな。これはちゃんと調べなくては。
ついでなので、すぐ近くにあったDeutsches Historisches Museum(ドイツ歴史博物館)にも寄った。ヒトラー展のほうはふたりともすでに見ていたので、あえて常設展のほうに足を運んでみた。
これがまた、すっごく広かった。
全部きちんと見ようとしたら、丸1日はかかる。
そんなわけで、ざっと展示全体に目を通す感じで歩くことに。
ゲルマン民族の時代から、17世紀、18世紀……と、どんどん時を渡っていく。
意外にも、絵画が多く飾られていた。
ドラクロワのLa Liberté guidant le peupleのレプリカを見ることができた。
講義で絵の大きさについて説明を受けたときはぴんとこなかったけれど、なるほど人物はほぼ原寸大に描かれていて、フォーマットも正方形に近い。
「皇帝ナポレオン」の絵もあった。
見知った絵を現物大で見るのは、とても楽しい。
次に向かったのは、Schwules Museum(同性愛博物館)。
世界で唯一の、同性愛をテーマとした博物館なのだそうです。
まずは特別展示「ジャン・ジュネ生誕100年に際して」を観たのですが、ここでまず最大級のインパクトを受ける。数々のきわどい画像に映像……これは、日本では間違いなく公開できない。ジュネのショート・フィルム「愛の詩」が別室で流れていたけれど、これがなんと18禁指定。すごい。
さまざまな知識人がジュネに寄せたコメントが壁一面に貼られていて、とても興味深かった。サルトルのジュネ論、そしてジュネ本人の著作も読んでみたいと思わせる。
常設展では、ドイツにおける同性愛の歴史が紹介されていた。同性愛を規制する法律の推移など、新たな知識を得るという意味でものすごく面白かったんだけれど、文字で埋め尽くされたパネルの量がとにかく多くて、最後のほうはエネルギー切れ……残念。
同性愛についていかに勉強不足かを思い知らされた。
ゲイないしレズビアンであろうとそうでなかろうと、この博物館は一見の価値あり。(ただし18歳以下のいたいけな少年少女の入館はちょっとマズイかもしれない)
シメはベルリンのシンボル・赤の市庁舎!
普段は中に入ることができない市庁舎が、なんと今回のLange Nacht der Museenでは一般市民に開かれているのです。これは入るしかない。
やはりというかなんというか、内部はとても豪奢でした。レッド・カーペットがお出迎え。
特別展示の「彫刻の間」や宰相ビスマルクの絵が飾られたホールで行われるダンス・ショウ(「会議は踊る」ならぬ「議会で踊る」!)、市長室公開など、楽しいイベントが目白押し。
深夜12時に、ベルリン市庁舎の中をめぐる。
Lange Nacht der Museenのハイライトにふさわしいスポットでした。
17時半から深夜2時まで、ほとんど歩き通しだったけれど、とてもとても楽しい夜だった。
家族連れ、カップル、友達同士、観光客……年齢や国籍も超えて、さまざまなひとたちが夜のベルリンを駆ける。美術館や博物館を訪れるために。ふだん、あまり美術館などでは見かけない若い子たちも、友達連れで楽しそうに歩いていた。
こんなふうに、文化施設が身近に感じられるイベントって、とてもすてきだなあと思う。
長年ドイツで生活してきたけれど、こんな体験は今までしたことがなかった。
さすがベルリン、文化と芸術の都。
初演は、1952年ザルツブルクにて。シュトラウスの死後だそうです。
ベルリン・ドイツ・オペラでの初公演は、つい先日、1月23日に行われたばかり。
今日が2回目の公演。ネットで確認してみたところ、当日券がたくさん出そうだったので安心していたら、結構早めに来て順番待ちをしているひとがいた。(今日に限ってだいぶ早めにオペラ座に着いたので、さくっと列に並べた。やったあ!)
「ダナエの愛」はギリシア神話「ダナエとゼウス」を自由にアレンジした作品。
ダナエといえば、黄金の雨に姿を変えたゼウスと(そうとは知らずに)交わり、ペルセウスを産んだ王女。シュトラウスのオペラでも、ダナエがゼウスに見初められるところまでは同じですが、全能の神が黄金の雨となって登場するのはダナエの夢の中。後に、ゼウスはダナエの求婚者・ミダスの名前を借り、姫を誘惑しようとする。
一方、名前と地位と引き換えに「その手、唇で触れたものを黄金に変える力」を与えられたミダスは、伝令として愛しいダナエの前に姿を現す……。
「全3幕からなる明るい神話」だそうです。
まあ、喜劇といえば喜劇なのか。
筋はシンプルでわかりやすかった。
ソリストたちの歌もよかった。(ダナエ役が高音に苦労していたようなところも少しあったけれど、あのメロディーラインに乗せて歌うのは至難の業だと思う。ワーグナー級!)
しかし、演出がなんだかよくわからなかった……。
第1幕でスーツを来た男性が登場したり、グランド・ピアノが置いてあったりしたので、舞台を現代に移しての演出なのだとばかり思っていた。
でも、第1幕後半から急に「古代ギリシア」のトーンになって、なんだかちぐはぐな印象を受けた。冒頭に出たグランド・ピアノを天井から吊るす意味もなんだかよくわからない。休憩前(第1幕、第2幕)なら納得がいくけれど、休憩後の第3幕(舞台は砂漠!)でも相変わらずグランド・ピアノが吊るされていた……。なにかの記号?
「黄金の雨が降る」「黄金を差し出す」等の演出が、一部で「ビラ配り」「ビラ拾い」のような感じになっていたのも謎。黄金=ビラ?この記号(?)もよくわからない……。
友達が「舞台後方に非常口サインと消火器が見えた」といっていたのだけれど、これももしや演出の一部?だとしたらいよいよ中途半端だし、演出ですらなくて「うっかり隠すの忘れちゃった、てへっ」とかだったら残念極まりない。
「触れたものすべてが黄金に」という設定は、光で演出。なるほど。
ギリシア神話ベースなので、もっと華やかなものを勝手にイメージしていたら、案外そっけなくて少し残念。
これは自分の責任だと思うけれど、ちょっと集中力も切れた。
土曜日は休憩2回はさむみたいなのに、今日は1回……え、どこで違いが?
帰りの電車で、「ピアノが出てきててっきり現代風味に仕立てたのかと思いきや、現代まったく関係なかったね。それより、あの吊るされたピアノはどう解釈すればいいんだろう」と話しているおじさんがいて、激しく賛同したくなった。そうだよね!
つい先日、ロストックで引っ越しで頭を悩ませていたのがつい昨日のことのよう……。
ロストック時代はポスト・ステーションが隣にあったので便利でしたが、ベルリンの家の最寄りの郵便局は10分離れたところにある。そこまでいちいち荷物を持って引き返して、を5、6回繰り返すのか!
荷物受け取りサービスとかないのかなあ、と思ってDHLのサイトをチェックしたら、なんと、あった。ひと箱3ユーロ。4箱まとめて送れば無料らしい。
DHLコースにした場合は、「荷物を持ってえっちらおっちら」はしなくてもいいということになる。これはうれしい。
送料はそれほど安くはないけれど、もともと日本は税関手続きとかが大変面倒な国のようで、引っ越し業者に頼みでもしたらもっともっと高くついてしまう。20キロくらいの箱、3、4個くらいにまとめられないかな。ある程度荷物は処分するつもりだし、ロストック→ベルリンのときよりは軽くしたい。
さて、問題は箱。これも前回は苦労したんだった。
DHLでも箱は買えるのだけれど、単品販売はしておらず、最低単位が10か25。うーん。
オンラインで箱が1つずつ買えるサービスもあるにはあるけれど、送料がそこそこするので微妙なライン。
あれか?近くのくだもの屋さんでバナナの箱を頂戴してくるのが早いのか?
でも、ひと箱20キロ近く入れようとしているのに、バナナの箱で果たしてだいじょうぶだろうか……。
あ、SATURN行ってテレビの箱?(とりあえずなにか重めのものが入っている箱)
……って、どうやらAldi(スーパー)に引っ越し用の箱が売っているみたいですね。
も、最寄りのAldiはいずこ!話には聞くけれど、ベルリンでは車窓からしか見たことない(しかもベルリン-ロストックのルート)。
googleセンセに尋ねてみたところ、とりあえず隣の駅に一軒ある模様。
下りたことなかったな、この駅……今度見に行ってみよう。
さて、どうなることやら。
案外バナナの箱で事足りたりして。
そして、この期に及んでアマゾンで本とか買ってしまうわたし。荷物が増えるー。
かれんだー
| 03 | 2026/04 | 05 |
| S | M | T | W | T | F | S |
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| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
りんく
かてごり
最新とらっくばっく
ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。

