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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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今日からロストックで3日間Blockseminar(集中ゼミ)!
ハーバードから招いたjounior professor(ドイツ人)と、うちの指導教官がタッグを組みました。
 
題目は「文学理論」。ロラン・バルト、ミシェル・フーコー、クロード・レヴィ=ストロースなど、日本語でも扱ったことのある思想家のテクストをドイツ語で読んで、議論する。
 
 
オープニングは、講義。最初、ゲストの原稿を読むスピードが早すぎて、引用文がまったく頭に入らなかった。
「こんな調子でだいじょうぶか?」と不安になるも、不思議なことに、最後には話がうまーくまとまった。

 
次いで、怒涛の集中ゼミの開幕。

 
もはや言い訳に過ぎないけれど、月曜日にどーん!と送られたPDFファイル200ページ分+本2冊のノルマはとうとうクリアできなかった。かろうじて、初日に扱うテクストにさっと目を通した程度。まともに議論できるコンディションではない。
この膨大な量のテクストを、一体どんなふうに論じていくんだろう?と疑問に思ってはいたけれど、どうやらテクストを簡単に総括→そのエッセンスについて議論、という流れに。精読パートなど存在しないらしい。(しかもレヴィ=ストロースの論文を一本カットされた……よりによって読んだものを割愛されるとは!)
 
今日はまだはなしについて行けたけれど、課題テクストがほとんど読み終わっていない明日とかどうなるんだろう……ううう。

とりあえず、修行と思ってがんばります。
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そして終わらぬ課題。

14日~16日は古巣・ロストックに里帰りしてきます。
って遊びではなくて、集中ゼミに参加するので、のんびり骨休めをしている暇はなさそうです……。

よし、がんばってこよう。

その前にあと50ページくらい目を通しておきたい。
あわわわ。

暗いものばかりって本当なのかな、と、そんな疑惑の上がった夜。(Sくん談)

友達と3人で、ベルリン・フィルのコンサートに行ってきました。なんと、生ヨーヨー・マです。
Sくんに、ポディウム席を確保してもらいました。ありがとうー。

「おいおい、おまえ課題はどうしたよ」という声が聞こえるけれど、ここは、息抜き。
帰ったらまた作業するから!


Silvesterコンサートは「満員御礼」という感じだったけれど、今日はそうでもない。
(もちろん人は入っているけれど、空席もぽつぽつと目に入る程度)
たぶん、Silvesterは特別なのね、きっと。


本日のプログラム。

Berliner Philharmoniker 
David Zinman  Conductor
Yo-Yo Ma  Cello

Anders Hillborg
Cold Heat, Première of a work commissioned jointly by the Stiftung Berliner Philharmoniker, Zurich Tonhalle-Gesellschaft and Finnish Radio Symphony Orchestra 
Dmitri Shostakovich
Cello Concerto No. 2 
Carl Nielsen
Symphony No. 5 


近現代の(特に戦後につくられたもの)曲はやたらと難しい印象があるので、ついつい身構えてしまいがちだけれど、今晩の一曲目「Cold Heat」(初演!)は純粋に「音」を楽しめた気がする。
小波のように寄せては返す音、はじける打楽器。冷たさの中にもしっかりと熱がある、そういうふうに解釈したりできるかな。

初演ということで、作曲者が居合わせていました。
自分の書いた曲を、オーケストラがはじめて演奏する。それを、どんな気持ちで聴いていたのだろう。


二曲目はショスタコーヴィチ。
暗い。重厚。いかにも「抑圧されています」といった曲調。
(聞けばショスタコーヴィチはスターリン政権下で抑圧されていたそうなので、こういった曲になっても無理はないと思う)
先月遊びに来た同期に、「展覧会の絵とかが好きなら、ロシアの作曲家から聴きはじめるといいかもね」というアドバイスを受けましたが、ショスタコーヴィチは相当難易度高いかも……。

ヨーヨー・マが演奏している姿を、後ろから拝見。
動きだけを見ると、とてもとても情熱的。重々しいメロディとは対極的です。(恐らく真剣な表情をして弾いていたのだとは思うけれど……)


ニールセンの交響曲第5番も暗いんじゃないの?という考えが一瞬過ぎったけれど、そうでもなかった。
わかりやすさの中に、独特の表現が含まれている感じ。(ボキャブラリが貧困でごめんなさい)重厚だけれど、華やかさもある。音に、色がついたような……。

ぱっと、アマーリエン宮殿ではためくデンマークの国旗が頭に浮かんだ。

この曲は、もう一回じっくり聴いてみたいなあ。


ポディウム席は、やはり演奏者・指揮者の姿を間近から捉えることができるのがいい。
今まで指揮者の違いもよくわからなかったけれど(今もわかっているのか怪しいけれど)、ポディウム席から見ると、それぞれの指揮に特徴があるのが視覚的にわかるように……なってきた気がする。

今夜もまた、よい夜でした。

14日~16日のロストック出張(集中ゼミ)のために、黙々と資料を読んでいます。
というか、残り3日でどうにかなるのかこの分量……。

しばらく使っていなかった頭をフル稼働しているせいか、からだがやたらと糖分をほしがります。
グミとかクッキーとかドーナツとか。

先日、日本に一時帰国していたハカセ(仮)からポッキー(機内食)をわけてもらってからというものの、ポッキーが食べたくて食べたくて仕方がない。

そういえばドイツにもポッキーは売っています。「MIKADO」という名前で。
子どものころに親がよく買っていて、そのせいかMIKADO=ドイツ版ポッキーと認識できるまでしばらく時間がかかりました。

そうかポッキーが食べたければMIKADOを買えばいいのか。

「おいしくないんじゃないの?」と怪訝そうな顔をするハカセ(仮)。
じゃあ食べてレポートしてみせましょう。


というわけで、買ってみた。

DSCF4872.JPG日の丸ベースのパッケージとMIKADOのロゴに若干の違和感を覚えるものの、至ってふつうのポッキーのように見える。ちゃんと「Glico」とも書いてある。(裏面にはグリコおじさんも)
「ポケットMIKADO」なるものも売っていた。日本のコンビニでよく見かける、少量サイズのポッキー。ふむふむ。味は「ミルクチョコレート」と「ビター」の2種類、ここではミルクチョコレートをチョイス。(いちご味とかそろえている日本ポッキーはあらためてすごいと思う)

ご飯前だというのに、さっそく食べてみた。
ミルクチョコレートなので、日本のスタンダードポッキーよりちょっと甘めだけれど、味はたしかにポッキー。たぶんビターはより日本ポッキーに近いのでしょう。やー、おいしいおいしい!

しばらくは勉強のおともにしよう。
アルベルト・フランケッティのオペラ「GERMANIA」を観に行きました。
……「ゲルマーニア」?「ゲルマニア」?イタリア語歌劇なので、発音は「ジェルマーニア」なんだけれど。

タキトゥスの『ゲルマーニア』が念頭にあったため、舞台が「1806年ドイツ」と知ったときはちょっと面食らった。ドイツ・ナショナリズムの時代!そして登場人物はフェデリコ、カルロ、ジェイン……といかにもゲルマン系ではない名前の面々ばかり。

「なんちゃってドイツ歌劇」だったらどうしよう……と、どきどきしながら観に行ったせいか、いい意味で期待を裏切られました。
割とモダンな演出で、ときどき「見づらい」こともあったけれど、影の使いかたが非常に印象的で面白かった。


1806年、ナポレオンの支配下にあるドイツ。
学生であるフェデリコとカルロ、およびその仲間たちは、ドイツ解放のために水面下で活動を行っていた。

フェデリコが不在の間、婚約者であるリーケはカルロに誘惑されていた。
フェデリコとカルロの決闘を未然に阻止するため、リーケはこの件に関して黙秘せざるを得ない。

しかし結婚式の当日、良心の呵責からリーケは失踪、フェデリコは彼女とカルロの間にあったできごとを察してしまう……。


政治的な内容のオペラかと思いきや、結構恋愛よりのストーリーでした。

フェデリコとカルロ、
フェデリコとリーケ、
リーケとカルロ……

たしかに妥当ナポレオンを目指して学生が談義していたり(フェデリコ、カルロの友人はフィヒテ、フンボルト、シュレーゲル兄弟……と豪華メンバー勢ぞろい)、実際にナポレオン軍に戦いを挑んだりしているけれど、それ以上に「人間模様」がクローズアップされている。


当初、リーケとカルロの関係がよくわからず、「???」となりながら観劇していましたが、全体としては非常に理解しやすい筋。音楽は、プッチーニのような華やかさと、ワーグナーのような重厚さを持ち合わせている……というのが、わたしの受けた印象。

フェデリコが自らの名誉をかけてカルロに決闘を挑む際、まさかのルイーゼ王妃が登場、ふたりを和解させたのにはさすがにびっくりした。(ルイーゼ王妃の歌唱は1分弱)


しかし、この時代は「誘惑者」が一方的に悪者になるんでしょうか?
フェデリコはリーケを責めず、リーケも(フェデリコと引き裂かれたことについて)カルロを一方的に恨もうとする(が、フェデリコに諭されてカルロを赦す)。常に「リーケは(残酷な運命の)被害者」という描かれかたになっているのが、ちょっと気になった。


DSCF4870.JPG


ああ、ドイツ・ロマン派の生きた時代だなあ……と、台詞(歌詞)の端々からうかがえた。
……でも、ここで「なつかしい」と思うのはアウトであって、もっと勉強しておけばよかった!というが正直なところ。

かれんだー

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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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