ゆうゆう自適。
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出足が遅かったので、今日は割と長く大学に。
ご飯を食べて、10時過ぎに家に帰ったときはまだなんにもなかった。
それがね、
ちょっと机に向かっている間にね、
なんで一面銀世界になっているんだろう、おかあさん。
「雪の降りはじめ」を連続2回逃しています。くうう。
気がついたら辺り真っ白って、ちょっとびっくりよ。帰宅時、家の周辺は完全に除雪(凍りすらなく、アスファルトむき出しの状態)されていたのに!
「雪も少なくなってきたし、スカートでも出そうかしら」と思いましたが早々に却下です。「女子の冬のおしゃれは気合いです!」とか言い張る男性諸君は今すぐ短パンで外を歩くとよろしいかと思う。
追記:
「日本にお住まいの男子諸君」としましょうか。
(でもでも、日本の男子に「ファッション(この場合スカート・ひざ丈パンツなどを指す)は気合いだよ」とか言われたら「短パンはいてから出直してください」って言いたくなりますよう)
エクトル・ベルリオーズのオペラ「トロイアの人々」(Les Troyens)を観に行きました。
「トロイアの人々」は、ヴェルギリウスの『アエネーイス』を題材としたオペラ。全編通してフランス語なので若干の違和感はあるものの(そんなこと言ったら、以前観た「三文オペラ」の時点でアウトなのはわかっている)、筋は『アエネーイス』の1巻と4巻(トロイア戦争~カルタゴの女王ディードーの死)に非常に忠実な作品です。
全五幕からなるオペラで、もともとは第一部(第一幕・第二幕)と第二部(第三幕~第五幕)にわかれて上演されていたのだそうです。1969年以降、「完全版」として上演するのが常となっていますが、なにしろ「Two-in-One」の構造を持っているため、上演時間がかなり長い。途中で長めの休憩も入るので、全上演時間は5時間強。結構な体力勝負であります。
つい先日、ベルリン・ドイツ・オペラで初演を迎えたこの舞台、とても見応えがありました。
第一幕・第二幕の舞台は滅びゆくトロイア。
正直カッサンドラの演出(始終編みものをしながら、トロイアの行く先を嘆く。編んでいるのは馬のかたちをしたなにか?)がよくわからなかったのですが、カッサンドラを第一幕・第二幕の主役にしたのは面白い試みだと思います。『アエネーイス』は、生前のカッサンドラにとりたててスポットを当ててはいないので(後半部に黄泉の国で再会したときにもうちょっと取り上げられるくらい)。
なんだかんだでカッサンドラは修論で扱った題材なので、とても関心のある人物像なのだけれど、観劇中はヴォルフ版カッサンドラとごっちゃになってしまってちょっとややこしかった。「えー、カッサンドラって旦那さんとこんなに相思相愛だったっけ?」とか突っ込んではいけないんだろう。(しかもヴォルフ版はカッサンドラとアエネアスが恋仲であるという設定なので、更にややこしい)
伝承のカッサンドラはギリシア軍に捕えられ、アガメムノンの妾にされた挙句、アガメムノンともどもクリュタイムネストラに惨殺されるのですが、ベルリオーズのカッサンドラは「名誉を守るために」自ら命を断ちます。
相当ヴォルフ版を引きずっていますが、いつか、カッサンドラ表象についてなにかやってみたいなあとぼんやり思う。なにせ、未だに修論を精算しきれていないわけだし。
想像よりもややふくよかなカッサンドラでしたが(失礼)、歌はとても素晴らしかった!
第三幕~第五幕の舞台はカルタゴ。
ディードーとアエネイスの出会い、恋、そして別れ。
ディードーってアモルに矢を打たれてアエネイスに恋をした(させられた)のではなかったかな?(アエネアスの母・ヴェヌスの策略)ベルリオーズのディードーは、ごくふつうにアエネアスと恋に落ちた模様。
使命を全うするためにカルタゴを去るアエネアスを恨むディードーの鬼気迫る歌声に圧倒された。美人さんだったから、なおさら。
ヒロインの存在感がすごいので、アエネアスが霞みそうですが、彼はとても渋くて恰好よかった。
唯一残念なのは、「父アンキセスを背負ってトロイアから脱出するアエネアス」がまったく描かれていないこと!アンキセスなんて名前のみの登場です。おとやんどこに行ったの!まあ、カルタゴに着いた時点ではなくなっているので、登場させなくても筋に影響はないんだけれど……。
『アエネーイス』の1巻と4巻は高校のときに扱った作品で、思い入れもある。これらを舞台で観ることができて、大満足!
トロイア戦争といえばギリシア側から描かれた『イーリアス』『オデュッセイア』が有名ですが、トロイアサイドの物語に関心のあるかたは、『アエネーイス』を読んでみてはどうでしょう?全12巻ですが、おもしろどころは1巻・4巻・6巻なので(2・3・5巻はひたすら漂流中)、ここだけ読むのもアリだと思う。
12月5日から今日まで、大学(東京)のお友達でロンドンに留学中のさえぼーさんがベルリンに滞在していました。とてもとても楽しい6日間でした。
こうやって気軽にお友達を泊めることができるのも、ひとり暮らしならでは!(ロストック時代も人を泊めたことはあるにはあるけれど、便利さ・快適さではベルリンのおうちのほうがはるかに上です)
ハイライトは6日・7日のマイセン・ドレスデン旅行!
追って、写真つきで「にっき」を書きます。
しかし明日はオペラ観劇(の予定)、日曜日はシュチェチン、来週はヨークから大学の同期来襲と、まとまった時間を取るのがちょっと難しい日程になりそう……。いつ勉強するんだ。
クリスマスの時期にロストックにも「さとがえり」したかったんだけどなあ。
その一方で、ばりばり観劇もしたいしなあ。
当然、研究・勉強は(名目上)最優先。
悩ましい。
いずれロンドンにも行きたいなあと思っていたのですが、さえぼーさんのご厚意に甘えて、1月か2月辺りにちょっと滞在させてもらう予定です。そのためにもきちんと計画を消化しないとね!
今日は午前中~午後まで自宅で事務処理、および作業。
夕方からさえぼーさんと合流して、ベルリン絵画館(Gemäldegallerie)に行ってきました。
13世紀から18世紀までのヨーロッパ諸国の芸術作品(主に絵画)が展示されているこの美術館、非常に広く、また造りもとてもモダンでした。どこへ行ったらいいのかさっぱりわからないし、展示の法則も謎。
13世紀から18世紀、というと、宗教画がめちゃくちゃ多い。
なんだか、ミュンヘンのアルテ・ピナコテークを思い出す。あのときはルーベンス、ルーベンス、もうひとつおまけにルーベンス、とひたすらルーベンス漬けになったかのような気持ちに。ルーベンス自体はそうでもないけれど、あんまり宗教画が続くとちょっとしんどくなったりする。(その2日前にツヴィンガーでもたくさん宗教画を見たので、ちょっとくらくらした、というのもある)
逐一見ていると気分が暗くなるし時間も押していたので、ハイライト中心にさくっと一周することに。
絵画館のハイライト:
ヤン・ファン・エイク『教会の聖母』
レンブラント『肖像画』(ベレー帽)
ヨハネス・フェルメール『真珠の首飾りの女』(耳飾りじゃないよ!)
あとはなんだったかな……。
正確な作品名は忘れましたが、ラファエロ、クラナハ、ボッティチェッリ、デューラー(これまで見たデューラー作品とはタッチもテーマも異なっていてびっくりした)、ベラスケス(これまたマルガリータ王女の絵とはイメージが違っていて、最初素通りしてしまった!)、カラヴァッジオの作品も展示されていました。
とんでもない広さです。じっくり見ようとしたら、それだけで1日が終わってしまいそう。
ツヴィンガーに行ったときも思ったんだけれど、フェルメールってどうして日本であんなに爆発的に人気なんだろう?いや、光と影の描き方とか、色づかいとか雰囲気とか、すてきだなあって思うけれど、ドイツでは日本ほどひとが殺到していない。絵の前を占拠して、じっくり鑑賞していても誰の邪魔にもならない。このフェルメール受容の差は、どこから来るんだろうなあ。
絵画館をぐるっと見て回ったあとは、大急ぎでシラー劇場へ移動。
本日の演目は、バレエ『カラヴァッジオ』!ちょうどカラヴァッジオの絵を見た直後だったので、ぴったりかも?
激情の画家・カラヴァッジオ。彼を題材としたバレエ作品とは、いかに。
結論:なんだかよくわからなかった。
主演のマラーコフは大変すばらしかったです。肉体美!眼福です。
超絶技巧で魅せる、というのではありませんでしたが、手足の使いかたや表情がとっても繊細で官能的。どきどきしちゃった。
そんなわけで、
「ストーリーはよくわかんないけれど、とりあえずマラーコフのうつくしい肉体の鑑賞に徹する」
というところで落ち着きました。
バレエ鑑賞後は、Savignyplatzまで移動してご飯。
ドイツ料理を食べたのですが、やったらボリュームが多くてびっくりした……。
左がさえぼーさんオーダーのウィーン風カツレツ。
よく見えませんが、カツレツは2枚、その上にフライドポテトがどっさり乗っています。
わたしが頼んだのはEisbeinsülzeというアイスバイン(豚肉の煮込み)のゼリー寄せ+焼きジャガイモ。調子に乗ってジャガイモをぱくぱく食べていたら、ゼリー寄せで断念。これもよく見えないですけど、実は3枚あります。一人前の量じゃない!おっそろしくコストパフォーマンスのよい店。
その後、別の催しものに顔を出していたSくん(実はさえぼーさんの直属の後輩)が合流した際に、ふたりして食べきれなかったものを進呈させていただきました……Sくんはご両親に立派に育てられたんだなとしみじみ思った。
プチ同窓会、楽しかったなあ。
記念に写真を撮ってもらったのですが、
A. お店の店員に撮ってもらった写真は手ぶれが激しい
B. 隣の席についていた観光客に撮ってもらった写真には指(光?)が入っている
ちょっとほろ苦い写真たち。
でも、それすらもよい思い出話、に、なるといいな。
ただいまドイツはクリスマス・マーケットのシーズン。
すでにいくつか回っていますが、今日はベルリンで大変お世話になっているハカセ(仮)と一緒にBerlin-Spandau(ベルリン西部・シュパンダウ地区)のマーケットに行ってきました。
WIKIPEDIAによると、Spree(シュプレー川)とHavel(ハーフェル川)が交錯する位置にあるシュパンダウは、もともとはスラヴ系の民族が住んでいた土地だったのだそうです。要塞もあり、「軍の街」として長年栄えていたそうな。ブランデンブルクの一部であった時期もあり、ベルリンの一部になったのは1920年と、1000年近い街の歴史からみれば「比較的最近」のことです。
地下鉄に乗って、シュパンダウの旧市街で下車。
街並みが可愛い。味わいがあります。
旧市街から市庁舎前まで、すっと一本のメイン・ストリートが通っているのですが、この道の左右にクリスマスの屋台がずらりと並んでいる。
中世っぽい一角も!
右側に立っている兵士さんと写真を撮ってもらいました。
マルクト広場。
ここでホットチョコレートを賞味!
クリスマス・マーケットの名物・ご当地カップ(仮)を入手。はじめての「自分カップ」はシュパンダウ版です!!うふふー。いろいろ集めたくなっちゃうなあ。
通りを抜けて、要塞に向かってお散歩。
ハーヴェル川です。ちょっと凍っています。
自分は川とともに生きてきた、とヨーンゾンは何度か述べていますが、彼が愛した風景の中にはハーフェルも含まれている。そのハーフェルを、はじめて見ました。
わたしも川のある風景が大好きな人間で、ロストック暮らしのときはひたすらヴァルノウ川を愛でていましたが、正直なところ、シュプレー川にはさほど魅力を感じていません。寒い時期にいるからかな?
でも、このハーフェルのほとりの風景は、すきだな。水に、緑に、遠くに見える要塞がすごくよく映える。旧市街もすてきだったし、シュパンダウいいところじゃないですか。
純粋に生活するだけだったらここに住んでもいいと思う!……中心部からちょっと遠いのが難点。
要塞です。まだ17時前のはずなのに、日が短いのでもうどっぷり暗く……。
要塞見学は17時で終了ということで、後日出直すことになりました。しかし暗くなるのがこうも早いと、朝早めに動かないといけないね。あんまり早すぎると、まだ日が昇っていないということも往々にしてありうるけれど。
ハーフェルの水門。いいね!Schleuseいいね!(やかましい)
駅に戻る途中で、ふたたびクリスマス・マーケットを通過。
屋台でお菓子を食べました。Feuerkringelという、筒状のパイ生地ビスケット。
すっごくおいしかった。
シャルロッテンブルク宮殿と並んで、シュパンダウが自分の中の「ベルリンおすすめスポット」にランクイン!
ハーフェルの景色は、ブランデンブルク州を散策したらたくさん楽しめるんだろうなあ。ブランデンブルクはポツダム以外は未踏なので、ぜひとも行きたい。
かれんだー
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りんく
かてごり
最新とらっくばっく
ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。

