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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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遅ればせながら、フロイトの精神分析入門 (上巻) (新潮文庫)を手に取った。

これまで授業や論文で断片を読み、中身を知っている気分になっていたけれど、実は通しで読んだことはない。急遽調べものをしなくてはならなくなったので、入手して読書開始。

GW中にも、別のフロイト全集の一篇を読んでいたけれど、日本語とにかく難解で、「ああ自分は日本語のレベルが著しく低いのね」と落ち込んでいたところ。
こちらの『精神分析入門』は、一般人向けの講義形式だからか、とても読みやすい。これだったら電車の中でも読める(最近、小難しい話を移動中に読むと寝てしまうのがわかってきたので、リラックスしながら読めるものをチョイスすることにした)。

錯誤行為のところを詳しく読みたかっただけ、のはずが、
ほかのところもぺらぺらめくっているうちに、

フロイト先生、意外と(?)的を射ているのではないか

と今更思った。
記憶の件とか思い当たる節がたくさんあるよ……。
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一時帰国中のTimmyちゃんと再会。
「わ~、ひさしぶり!」となりましたが、よくよく考えてみると、最後に会ってからまだ一ヶ月半しか経っていなかったりする。

でも、

ベルリンで何度も遊んで、
一緒にポルトガルにも行ったけれど、
東京で「個人的に」会うのは実ははじめてだ。
(厳密にいえばはじめて会ったのは東京だけれど、一種の大学行事を通じてだったし……)

なんだかふしぎ。


前にも書いたような気がするけれど、「留学中の友人」のほうが「国内にいる友人」よりも会う回数が多い、ということがしばしばある。
留学をしているひとが日本に帰ってくると「今のうちに会わなくちゃ!」という気になって、なんだかんだで一年に一回は会うのに、いつでも連絡が取れるところにいる友達は年賀状だけのつきあいになっていたり。ううむ。


とにかく、遠くの友達/仲間に会えるのはうれしいこと。
Timmyちゃんの恩師の弟子(ややこい)sも交えて、ゆったりお食事会。

楽しくて楽しくて、あっという間に時間が経ってしまった。


もう一度一時帰国中に会えたらいいなあ、とは思うけれど、無理せんでも来月ベルリンで会えるもんなあ。1万キロ離れているのに、同じ街に住んでいるのと同じ感覚だ。

ドイツから送った引っ越し荷物のひとつが大破(のちガムテープで修理)した状態で届いた。
中に入れたと思っていた研究書とチョコレート2枚が見当たらなかったため、国際調査の依頼を出した。

直後、別の箱から発見される研究書とチョコレート2枚。
サイアクだ……と思いつつ、ほかに紛失物がないかどうか不安でもあったので(荷物につけられたナンバーがあれば、紛失物が見つかった際に追跡が可能)、そのまま調査を続行させることに。

今日、郵便局から電話がかかってきた。
ちょうど固定電話でクレジットカードのカスタマーサービスに折り返し電話をかけていたところ(電話転送中)に携帯電話が鳴って、「えっ、まさかクレジットカード会社じゃないよね?」とあわてて通話ボタンを押してしまったのが悪かった。

左耳に固定電話、
右耳に携帯電話、

なんだこのカオスな状況。ばかじゃないの。

郵便局からの説明を受けている途中でクレジットカード会社から応答があり、並行して通話ができるようなスキルがないために郵便局に「すみません再度かけなおします!」と言って(実際には10分後にかけ直してもらうことに)強制終了。左耳の通話を終えてから、10分後、郵便局と改めて通話。

洋書とチョコレート2枚は見つからず、調査の続行は不可能というはなしでしたが、こちらとしてはもう平謝りするしかない状態。そりゃあ見つかるわけない、手元にあるんだもの。

「申し訳ありませんでした、失礼いたします」で終わってくれるものと思っていたけれど、
ここが日本であることをすっかり忘れていた

物品が見つからなかったので補償金をお支払いいたします……と言われ、さすがにマズイと思って本が見つかった旨を伝える。続けて「調査は結構です」と補償金支払いを「辞退」。さすがに架空請求はムリ!ムリ!


でもチョコレートもありましたって言えなかった……。
うそついてごめんなさい。

本当に本当にありがとうございました。
日本の郵便局の真摯さを改めて実感。


これを当たり前と思ってしまっては、ドイツに行ったときイラっとしそう。

オーストリアの作家・Xaver Bayerの朗読会に行ってきました。

インターネットに「お試し読み」のページがあったので、予習してから行こう!と思っていたものの、時間が足りず結局事前準備なしで臨むことに……。

すらっとした、お声のすてきな方でした。
オーストリア・ドイツ語のなまりが耳に心地よい。

短編集Die durchsichtigen Händeから3編を朗読。
とても聴きやすく、文章もすんなり頭に入る。

五感がみるみるうちに失われていく過程が描かれる「Samadhi」が面白かった。


あとで質疑応答の時間に指摘が入って気がついたけれど、オーストリア・ドイツ語で執筆しているとのこと。ネイティヴ・スピーカーはわかるんだな、すごいな、と思った。
目の前にテクストがあれば、「あれ?このことばわからないな、辞書引くか」となり、オーストリア・ドイツ語のことばであると知ることができるけれど、耳で聴いているだけだとなんとなくわかった気になってしまう。よろしくない。

今度ベルリンに行ったときに、短編集を探してみようかな。

ドイツから持って帰った本が収まらない!ということで、新しく本棚を買いました。

ようやく、手元にある研究書の整理ができた!
スムーズに本が取り出せるようになっただけでやる気が出るものなんですね、不思議。
新調した本棚にはドイツ語の本をずらりと並べたので、ぱっと見、ものすごく頭のいい人になったかのような錯覚に陥る。3分で覚める夢です。

特筆すべきは「メクレンブルク・コーナー」。
メクレンブルク関連の書籍を収めた棚です。うふふ。

整理の途中で、ようやく大統領候補だったヨアヒム・ガウク氏の著書をぱらぱらとめくってみたんだけれど、第一章のタイトル"Wo ich her bin..."にヨーンゾンに通じるものを感じ、わくわくしている。そういえばガウク氏もロストック出身だった。

あれも読みたい、これも読みたい!と思うけれど、しばらくは「積ん読」ならぬ「並べ読」になっちゃうかなあ。

かれんだー

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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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