2007/12/02 (Sun) 終幕

今日は「機械じかけの音楽展」の最終日。
最後の日に、最後の勤務。

Ｕさんがお友達をつれてきてくれました。金曜に引き続き、へっぽこ案内開始。日本語がうんぬん、ドイツ語がうんぬんとかいう以前に、わたしは「言語運用」そのものがなっていないんじゃないかと常々思う。
にも関わらず、お話を聞いていただけてうれしかった。ちょうどその場に居合わせた、音楽関係に携わっている（と思われる）男性もわたしの拙い解説に耳を傾けてくれて、すごくうれしかった。解説に合わせて機械を実演してくださったアーティストさんに感謝。

調子に乗って２階でもへっぽこ解説、続行。
相変わらず言語的に破たんしている説明をたくさんのひとに聞いていただき、大感激。勢いに乗って、展示物に興味を持ってくれた人に積極的に話しかけて、自動伴奏ピアノや自動作曲プログラムを紹介する。展示物で遊んでもらえると、監視冥利につきるね！

有終の美を飾れたかな？


勤務終了後、思い切ってアーティストさんに声をかける。
ずっと話してみたかったけれど、話しかけられなくて、今日まで来てしまって。ここでなにも言わないで帰ってしまったら、絶対後悔する。

いざ！

……が、英語で話そうにも、ドイツ語や日本語があれこれごっちゃになって、ことばにならない。（やばい、早急に「話す」練習をしないと手遅れになる！）
結局、"I heard you speak German"と持ちかけ、来賓に母語ではない言語を話させるという暴挙に出る。もはやどうしようもない。でもいいや、伝えたいことをきちんと伝えるためなら、プライドなんぞいくらでも捨ててやる。

とてもすてきな展示に携われてうれしかったこと、とても楽しかったこと、そして「ありがとう」を、伝える。アーティストさんはとてもドイツ語がお上手だった。さすがベルリン在住歴が長いだけある。

「英語はまったく話せないくせに、なぜかドイツ語は話せる変な日本人」的なイメージを持たれたらしく、「ドイツ語がお上手ですね」と言われる。「タネ」を明かす。
ちょっとドイツトークをして、もう一度、改めてお礼。最後に握手をして、アーティストさんに別れを告げる。ありがとう、ありがとう。お元気で。


お別れは、さみしい。
でも会えてよかったよ。勇気を出して、話しかけてよかったよ。

またいつか、お会いできる日が来るかな？
……ベルリンに行ったら、どこかでばったりなんか、したりして。

勤務後、Ｕさんとお友達さんと一緒にお昼を食べる。ラーメン。
冬に食べるラーメンは、おいしい。

今日は麺を延びさせることなく、つるつる食べられました。


キャンパスの銀杏並木があんまり綺麗で、思わず携帯電話のカメラでぱちり。
気がつけば、並木道を歩いているひとがみんな同じことをしているのが、なんだか微笑ましい。