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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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「北ドイツよいとこ!」2日目です。
今日はロストック近郊の街、バット・ドーベラン(Bad Doberan)まで足を延ばしてみることに。

BLOG7018.JPGバット・ドーベランといえば、街中を走るSL"Molli"が有名。街の中心を、すうっと汽車が走りぬける光景は、なんとも味があります。
このモリーに乗って、2007年にサミットが行われたハイリゲンダム(Heiligendamm)、そしてバルト海最大のリゾート地・キュールングスボルン(Kühlungsborn)に行ってきました。なんと途中下車も可能という親切設計。ありがたや。
奮発すれば、運転席に乗って石炭を燃やしているところを間近に見ることもできるのだそうな。

819e3513.JPGさて、普通に客席に座ってれっつ・ごーです。まずは終点・キュールングスボルンまで一直線。
閑静な街の中、軽やかに汽笛を鳴らして駆けてゆくモリー。クルマと並行して走っていたかと思えば、次の瞬間には麦畑の間をくぐり抜けていたりする。メクレンブルクならではの自然豊かな景色。連結部から顔をのぞかせると、カーブでは機関車の黒い煙が見える!もくもく。


BLOG7011.JPG終点・キュールングスボルン・西駅でモリーのチェックをする機関士さん。

このあと、



a59d1f62.JPG
本線のポイントの切り替えをします。これがなんと手動!
ハイリゲンダムでも手動でポイントの切り替えが行われていました。

なにが起こっているのかさっぱりわからず、ぽけっと様子をながめていたところ、かもさんが丁寧に解説してくださいました。今回の旅はかもさんのおかげで大変勉強になったと思うのです。かんしゃ。(でも物覚えが悪いので、たぶんちゃんとよくわかっていないです、ごめんなさーい!)

c1f4b9fe.JPGキュールングスボルンは、バルト海沿いのリゾートの中でも最大の広さのビーチを誇る保養地。そのプロムナードの長いこと、長いこと。キュールングスボルン東・中央・西と、3つの駅をまたいでいるのも納得です。

でも、保養地というだけあって、ヴァルネミュンデよりは閑静な雰囲気。カップルや友人同士でわーわー、というよりは、老夫婦や家族づれがのんびりゆったり……といった感じ。ご近所のひとが多いのかしら。

BLOG7017.JPG昨日見た海はずいぶんとやんちゃでしたが、今日の海はしっとりと静謐。風も穏やかで、お天気も申し分なし。まさにお散歩日和です。

どこまでもどこまでも続く海。
浜辺をたどっていけばハイリゲンダム、そしてヴァルネミュンデにたどり着ける……はず。


a1b5ffc8.JPG今日のお昼ごはん。

ニシンのタルタルソースがけ……なんかキャビアなんとかって副題(?)がついていたけれど、キャビア関係ないよね、このメニュー?(キャビアを食べたことがないのでなんともいえない、ただ黒いつぶつぶみたいなものは入っていなかった)おいしかったけれど、ちょっと塩が利きすぎていて、最後のほうは厳しかったかな。ビールのおともに、なメニューなんでしょうね。りんごジュース炭酸割りではツライ。

プロムナードを歩いて歩いて、キュールングスボルン・東へ。そこから線路沿いに中央駅まで戻って、復路のモリーを待つ。次は、ハイリゲンダムで途中下車。

BLOG7023.JPG2007年にサミットが行われたハイリゲンダムは、バルト海最古のリゾート地。もともとは貴族や上流階級の避暑地として人気を集めていたのだそうです。
華やかなところなのかしらと思っていましたが、実際には「開発」と「廃墟」が同居している場所でした。打ち捨てられたような(年季の入った)建物があったかと思えば、高級なホテルがどどん!とあったりも。歴史的な建物を、新しく再建する計画も立っている。なんというか、観光業に力を入れたはいいけれど、あとでお金がないことが発覚……という、これまたメクレンブルク・フォアポンメルン州の持つ一面のような気がする。

ハイリゲンダムの桟橋。
これ!これぞ「脳内ハイリゲンダム」のイメージ!


BLOG7007.JPGハイリゲンダムでアイスを食べました。

わたしが愛してやまないスパゲッティー・アイス。たっぷりの生クリームの上に、バニラアイス3~4個分をパスタ状に絞り、イチゴソースをかけたあと、ホワイトチョコレートを粉状にトッピング。
わたしが日本で恋しく思うのは「Pfifferlingeアンズダケ」「白アスパラ」とこの「スパゲッティー・アイス」(正確にはイタリアンジェラートだけど)なのですが、これがもう、在独経験のあるみなさまの間ですこぶる評判が悪い。同期に「あれは許せない」と言われたときは好みの問題かなと思っていたのだけれど、どうもそれだけじゃないみたい。日本人の友人とアイスを食べに行っても、みんな口々に「生クリームいらないよね」という。そして今回、かもさんに「YuNさんそれはドイツ人の味覚です」と突っ込まれる始末。
……実はわたし、冷蔵庫の中に既成のホイップ生クリームを常備してあるんです。「日本にもあったらいいのに」と思う食材のひとつ、それはドイツのホイップ生クリーム!ワッフルにはぴったりだし、チーズケーキにかけてもいけると思う!この前作ったにんじんケーキとの相性もバツグンだった。

信じられないという表情のかもさん。自分の中の「あたりまえ」が決して当り前ではなかったことを、身をもって痛感した瞬間でした。
(某所で友達に意見を訊いたら、最初のうちこそ「生クリームは万能!」説が挙がっていたのに、写真を見せた途端に「これは多すぎる」と一転。多くないよお、これ!バニラアイスと生クリームのハーモニーが最高なんだよ!特に生クリームが冷えて固まったところ!)

ああもう、しょっく!


帰りのモリーまで少し時間があったので(実は本数は1時間に1本)、桟橋でゆったり。ここから見るバルト海、そしてハイリゲンダムの風景は、ほんとうに美しかった。


ロストックに戻って、ゆったりと街の中をお散歩しながらヴァルノウ川のほうへと向かう。今夜のお食事どころは、実は前々から決めていたのです、ふふふ。

BLOG7024.JPG今日のお夕飯は、ガイドブックを見るとほぼ必ず載っているお店、「Zur Kogge」!ハンザ都市ならではのお店です。
船の中をイメージした店内と、ゆったりとした雰囲気が好きで、最近のお気に入り。前回は地ビールRostockerを飲みましたが、今回はRadler(ビールのファンタ割)をオーダー。混ぜものなんて!という意見もあるとは思いますが、わたしにはこのくらいがちょうどいいかも。はじめてビール(0,3l)を飲みきった!……ええと、冗談じゃないです、本当です。

BLOG7004_2.JPGそして今日のお食事はコチラ。
サケです。別にサラダもついていて、ボリュームたっぷりのメニュー。もちろん美味!ああもう、かつてないほどのぜいたく三昧だわ。やりたい放題、しています。
日本を発つ前に、友人に散々「ドイツ料理なんてソーセージとジャガイモとザウアークラウトしかないんでしょ」と言われたものですが、それだけじゃないんだよ!つけあわせにジャガイモがあるのは、単にわたしが食べたかったからだよ!

北ドイツはおさかな天国です。


帰り道は、川沿いをのんびりと。
黄昏のロストックも、なかなかすてきな街です。ここで暮らしはじめて4カ月が経とうとしているけれど、まだまだ、知らない一面がたくさんある。

明日はいよいよ最終日。
Last but not least、いよいよロストック市内の観光です!
 

BLOG7020.JPG



本文で書き忘れましたが、「遠足」の前にフェリーに乗ってお向かいの地区・Gehlsdorfに行ってきました。ロストックに来たならばここははずせない!と勝手に思っているポイントです。

BLOG7025.JPGGehlsdorfはロストックの「緑の一角」のひとつで、地元っ子にも人気のスポット。お昼~夕方に来ると、家族づれやカップルのすがたをよく見かけます。(今日は早朝なのでさすがに人はいなかった)

緑が一番鮮やかな季節(5月)でないのが少し残念ですが、それでも、ここから見えるロストックの風景は相変わらずうつくしい。

フェリーのおじさんともそろそろ顔なじみになってきた……のかなあ……。覚えてもらっていたらうれしいのだけれど。
帰りのフェリーでは、Volkshochschule(いわばカルチャーセンター)の先生と一緒になって、ちょっとおはなし。おすすめポイントはBad Doberan、反対方向はFischland-Darß-Zingst半島、Stralsund。メクレンブルクを旅するにあたっては、何日あっても足りない。(そしてにわか案内人は「あれもこれも紹介したいのに!」というジレンマに陥るという)
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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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