ゆうゆう自適。
つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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ロストックではなにかとお世話になった市立図書館。
ベルリンではまだ利用登録を済ませていなかったけれど、読みたい本が出てきたので、これを機に登録をしようと、今日、近所の図書館に行ってきました。……なんと、最寄りのスーパーよりも近い。勉強しろと言わんばかりの距離。
利用登録を行う際、身分証明書が必要となるのですが、パスポートをビザ・サービスに預けているわたしの手元には、今、EU免許証以外に身分を証明できるものがない。「EU免許で登録できますか?」と受付のおじさんに訊いてみたところ、「そもそも免許証はダメ」とばっさり断られた。えー!そりゃマズイ。
大学のPCアカウント・サービスでは受理されなかったんだけれど、ダメ元で「パスポートのコピーならあるんですけど」と言ってみたら、こちらはあっさりOKが出た。……うーん、こういう事務手続きは担当者にも寄るのかな……。
さて、パスポートのコピーを……と思った瞬間、コピーを挟んだ手帳を家に置いてきたことに気がついた。あわわわ、出直し、出直し!こういうときは近所って便利。
急いで家に戻って、件の手帳を手に取る。あーあ、コピーも持ち歩いていないんじゃ完全にパスポート非携帯だよ……と思いながら、開く。コピーがどこにも見当たらない。
あれっ。
……まさか。
背負っているリュックから、大事な書類をまとめたクリアケースを取り出す。出てくる出てくる、パスポートのコピー。……あーあ、そうだ、パスポートの代わりに肌身離さず持ち歩けるよう、手帳から移したんだった……。だいぶ前のことだから、すっかり忘れちゃっていたよ。
ということは、さっきから持っていたんじゃないか!
完全な無駄足です。
気を取り直して、Uターン。
住民票、パスポートのコピーと暫定の学生証をそろえて、無事に登録完了。おじさん、コピーで通してくれて本当にありがとう!
登録料は学割が利いて5ユーロ。ロストックは無償だったけれど、その分、DVDのレンタルは1ユーロかかっていた。ベルリンではDVDのレンタルは基本的に無料。たくさんDVDを見るひとには、ありがたい制度かも。
さっそく、OPACで目当ての本を検索。日曜日の演劇鑑賞に備えて、クライストの『こわれがめ』を借りようと思ったのです。
検索結果の画面がよくわからなかったので、とりあえず外れではなさそうな「文学」のコーナーに移動。あ、ケンポフスキーがある……と感心してたのもつかの間、クライストが書簡一冊しか配架されていなくて愕然。うそぉ!
もう一回パソコン・コーナーに戻って検索。んんん、クライスト全集、「文学」のコーナーではなく、「Belletristik娯楽小説」のコーナーに入っているらしい。……クライストは決して娯楽小説ではないと思うんだけれど、まあ、この際その辺はどうでもいい。
しかし、クライストは「娯楽小説」コーナーにも入っていなかった。
一体どこに隠れているの、クライスト!
途方に暮れて、受付のおじさんに相談してみる。
「検索結果の画面に、『書庫』って出なかった?書庫の本は、別のところにあるんだよ」
そういえば、書庫って書いてあった!
普通に本が配架されている場所を指しているのかと思ったけれど、違うんだ。
書庫への扉は受付のすぐ近くにあった。関係者以外は立ち入り禁止ということで、おじさんに探してきてもらった。
こんなふうに、「書庫」と記載された本はカウンターに申し出ないと借りることができない、らしい。うーん、直接手に取ってぱらぱら眺めるのは難しくなるね。ちょっと残念。
そんなこんなで、無事にクライストの全集を入手。
『こわれがめ』、十分に堪能させていただきます!
余談ですが、この図書館にヨーンゾンの論文集(イヤーブック)がなぜか2冊だけ入っていました。ほかの図書館にもあるのかな?と思って検索をかけてみたけれど、どうやらここだけみたい。
5巻と6巻。そのチョイスは一体どこから……。
残念ながら、自分が読みたい巻は入っていない。国会図書館に行けば絶対にあるんだけれど、何分貸出ができないので、まったくもって役に立たない。ううう。
どうかどうか、一ヶ月後には貸出のめどが立っていますように。
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かれんだー
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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。