ゆうゆう自適。
つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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朝一番で外国人局に行ってきた。
忘れかけていたころの、滞在ビザ交付の日。
ロストックに住居を定めて、学生として大学に通いながら一ヶ月半も滞在して、ようやく滞在ビザを入手。手帳を見なければ、受取日を完全に失念していた。そのくらいの今更感。
出発前に日本でプリントアウトしていた、「自分の納得のいく顔写真」を提出したのだけれど、受け取ったビザに印刷されている写真は、プリクラに匹敵するくらいの「美肌かつ小顔仕様」になっていた。……万が一職務質問されるようなことがあったら、わたし詐欺で捕まるんじゃない?
まあ、ドイツの免許(10年前の写真!)とパスポート(4年前の写真)に比べれば許容範囲?(パスポート写真は顔が大きめに映っているので、ビザの写真を比べると半端なく詐欺を働いている気分になる)
これで一安心!と思いたいところだけれど、ロストック大学の在籍期間が半年間だから、ビザの有効期限も半年なんだよね……ベルリンに行ったらまた手続きしないといけないのかなあ。あああ面倒。
授業まで少し時間があったので、いったん家に帰る。
家の近くに、DHLの車が止まっていた。今日は本、来ないかなあ……なんて考えていたら、昨日のおじさんが目の前を横切る。目が合って、お互いにあいさつ。
昨日の「お預かりサービス」にはびっくりしたけれど、そういえば、うちに荷物を運んできてくれるのは、大抵このおじさんなんだよね。やや面倒な構造の寮に住んでいて、週一でアマゾンからなにかを取り寄せている東洋人……いい加減、顔も覚えるか。
じゃあ、あとでおじさんが本を届けてくれるのかな?
部屋に戻って待機。しばらくすると、窓からこちらの棟に向かってくるおじさんの姿が見えた。
もしかしたら本当に来てくれるかも!
(なぜか)じっと息をひそめて待っていると、お待ちかねのチャイムが鳴った。
やったー!書簡集、書簡集
「こんにちはー、さっきはどうも!」とドアを開ける。
おじさん、にっこり笑って、やや大きめの箱を差し出す。……書簡集一冊にしてはでっかくないか、箱。
「向こう側に住んでいる7号室さんの荷物を預かってほしいんですけど」
ま た か !
「ええ、まあ、構いませんけど……」
「ほらほら、こうすると、寮の住民といろいろ知り合いになれるでしょう?」
物はいいようだな。
「わたしあての荷物は届いていたりしませんかねえ」
「いやー、君あてのはないね」
ということは、今回も預かりもののみ……って、
なんでうちサービスセンター化してるの!?
わたしの住んでいる棟は凹の字型になっていて、わたしの部屋「10号室」はちょうど真ん中に位置している。階段は両サイドにあるので、どっちの階段を使っても、わたしの部屋までの距離は同じ。
だからこそ、端に位置する7号室や14号室からわざわざ10号室までおじさんが移動してくる意味がわからない……んだけど。両隣りにだって人住んでるじゃないか。
はっ。もしや。
何回か荷物の受け渡しをした経験を踏まえて、「10号室の姉ちゃんはこの時間帯(10時台)なら家にいるだろう」と思われているんじゃなかろうか?(たしかに、大半の講義・ゼミは午後に集中しているので、特に用事がない限り、10時台は家にいることが多い……)
「さーて、お名前を伺っておかないとねー。なんだっけ?」
「スペリングしますよ。Nordpol(北極)のNね」<こう言わないとイニシャルを「M」にされることがある
「はいはい。うーん、あと5回も来ればばっちり覚えられるね!」
あと最低5回はここに荷物を預けていくつもりか。
おっちゃん!楽しないで働いて!
「でもわたしは明日から5連休だからしばらく来れないねえ、はっはっは」
はっはっは、じゃないよお、もう。
まあ、いいか。寮の人と知り合いになれるのは、ある意味本当だし。
7号室さんは、会うとあいさつはする……けど、別に交流はない。まあ、荷物の受け渡しくらいで「超交流!」をするわけではないにせよ、ちょっとしたきっかけくらいにはなるね。
夕方からゼミがあるので、ちゃんと受け渡しできるかな……と心配だったけれど、7号室さんは午後の比較的早い時間に来てくれたので問題なし。ちょっとあいさつしたくらいだったけれど、いい人だった。
明日は来てくれるかなあ、わたしの書簡集……。
あ、おっちゃんが5連休なら、5日間はサービスセンターにされないってことでいいんだよね?(切実)まあ、間に3連休があるので、おっちゃんが来ないのは実質2日間だけだけれど。
忘れかけていたころの、滞在ビザ交付の日。
ロストックに住居を定めて、学生として大学に通いながら一ヶ月半も滞在して、ようやく滞在ビザを入手。手帳を見なければ、受取日を完全に失念していた。そのくらいの今更感。
出発前に日本でプリントアウトしていた、「自分の納得のいく顔写真」を提出したのだけれど、受け取ったビザに印刷されている写真は、プリクラに匹敵するくらいの「美肌かつ小顔仕様」になっていた。……万が一職務質問されるようなことがあったら、わたし詐欺で捕まるんじゃない?
まあ、ドイツの免許(10年前の写真!)とパスポート(4年前の写真)に比べれば許容範囲?(パスポート写真は顔が大きめに映っているので、ビザの写真を比べると半端なく詐欺を働いている気分になる)
これで一安心!と思いたいところだけれど、ロストック大学の在籍期間が半年間だから、ビザの有効期限も半年なんだよね……ベルリンに行ったらまた手続きしないといけないのかなあ。あああ面倒。
授業まで少し時間があったので、いったん家に帰る。
家の近くに、DHLの車が止まっていた。今日は本、来ないかなあ……なんて考えていたら、昨日のおじさんが目の前を横切る。目が合って、お互いにあいさつ。
昨日の「お預かりサービス」にはびっくりしたけれど、そういえば、うちに荷物を運んできてくれるのは、大抵このおじさんなんだよね。やや面倒な構造の寮に住んでいて、週一でアマゾンからなにかを取り寄せている東洋人……いい加減、顔も覚えるか。
じゃあ、あとでおじさんが本を届けてくれるのかな?
部屋に戻って待機。しばらくすると、窓からこちらの棟に向かってくるおじさんの姿が見えた。
もしかしたら本当に来てくれるかも!
(なぜか)じっと息をひそめて待っていると、お待ちかねのチャイムが鳴った。
やったー!書簡集、書簡集

「こんにちはー、さっきはどうも!」とドアを開ける。
おじさん、にっこり笑って、やや大きめの箱を差し出す。……書簡集一冊にしてはでっかくないか、箱。
「向こう側に住んでいる7号室さんの荷物を預かってほしいんですけど」
ま た か !
「ええ、まあ、構いませんけど……」
「ほらほら、こうすると、寮の住民といろいろ知り合いになれるでしょう?」
物はいいようだな。
「わたしあての荷物は届いていたりしませんかねえ」
「いやー、君あてのはないね」
ということは、今回も預かりもののみ……って、
なんでうちサービスセンター化してるの!?
わたしの住んでいる棟は凹の字型になっていて、わたしの部屋「10号室」はちょうど真ん中に位置している。階段は両サイドにあるので、どっちの階段を使っても、わたしの部屋までの距離は同じ。
だからこそ、端に位置する7号室や14号室からわざわざ10号室までおじさんが移動してくる意味がわからない……んだけど。両隣りにだって人住んでるじゃないか。
はっ。もしや。
何回か荷物の受け渡しをした経験を踏まえて、「10号室の姉ちゃんはこの時間帯(10時台)なら家にいるだろう」と思われているんじゃなかろうか?(たしかに、大半の講義・ゼミは午後に集中しているので、特に用事がない限り、10時台は家にいることが多い……)
「さーて、お名前を伺っておかないとねー。なんだっけ?」
「スペリングしますよ。Nordpol(北極)のNね」<こう言わないとイニシャルを「M」にされることがある
「はいはい。うーん、あと5回も来ればばっちり覚えられるね!」
あと最低5回はここに荷物を預けていくつもりか。
おっちゃん!楽しないで働いて!
「でもわたしは明日から5連休だからしばらく来れないねえ、はっはっは」
はっはっは、じゃないよお、もう。
まあ、いいか。寮の人と知り合いになれるのは、ある意味本当だし。
7号室さんは、会うとあいさつはする……けど、別に交流はない。まあ、荷物の受け渡しくらいで「超交流!」をするわけではないにせよ、ちょっとしたきっかけくらいにはなるね。
夕方からゼミがあるので、ちゃんと受け渡しできるかな……と心配だったけれど、7号室さんは午後の比較的早い時間に来てくれたので問題なし。ちょっとあいさつしたくらいだったけれど、いい人だった。
明日は来てくれるかなあ、わたしの書簡集……。
あ、おっちゃんが5連休なら、5日間はサービスセンターにされないってことでいいんだよね?(切実)まあ、間に3連休があるので、おっちゃんが来ないのは実質2日間だけだけれど。
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YuN
ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。
便利!
今度から預り賃とっちゃいましょうw
いやー
預かっている間はなんとなく落ち着かないけれど、自分からなにかアクションを起こすわけでもないから特に問題はないんだよね。
しいて言えば、来客があるのでそこそこマトモな格好をしていないといけないことくらいかな(笑)。