ゆうゆう自適。
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2月10日から20日までの11日間、ベルリンでは第61回ベルリン国際映画祭(ベルリナーレ)が開催されています。
直前にパンフレットを入手したものの、情報量が多すぎて、なかなか目を通せずにいました。
すでに折り返し地点に来ていますが、せっかくだから今しか観られない映画が観たい!ということで、今更ながらベルリナーレに参戦することに。
前売り券はオンラインでも購入できるのですが、もともと枚数が少ないので、人気作品は開始と同時に瞬く間に完売。成す術もない……。
仕方がないので、Potzdamer Platzにある公式チケット・カウンター(先行販売)に行くことに。
友達に「一時間半くらい並ぶのは覚悟したほうがいい」と言われていたけれど、朝9時半の時点ですでに長蛇の列が!友達も一緒に並んでくれたおかげで、ほとんど苦痛ではなかったのが幸い。これはベルリンっこに「なんなの?ばかなの?」と言われても反論できない。うん。
Wim Wendersの「PINA」や、Moritz Bleibtreu主演の「Mein bester Feind」(My Best Enemy)が観たいなあ、と思っていたけれど、すでに先行販売も完売。でもこの2作は近日中に一般公開を迎えることが決まっているので、それほどダメージは大きくない。(プレミアム上映に参加したい場合は別)
チケットの残数が表示されているモニタをチェックし、金曜夕方の「Toast」のチケットが十分残っていることがわかったので、これのチケットを買うことに決定。
そして、
カウンターで「あのモニタ実は更新されていなくて、『Toast』はさっき完売しました」と聞かされたときは「わたしの2時間を返して!」と本気で思った。
このまま引き下がるのもなんだかくやしいので、その場の勢いで金曜夜の「Submarine」を購入。イギリスの映画。青春ものらしい。どうでもいいけれど、この映画を観ると決めてからビートルズの「Yellow Submarine」が頭から離れない。
でも2時間並んだのはまったくの無駄でもなく、収穫もちょっとはあった。
朝一番(9時半)の映画は(コンペティション部門でも)観に行くひとが少ないのか、チケットが結構残っている。これは先行販売ではなく、早めに行って当日券を買ったほうがよさそう。(当日券だと学割が適用されるので、チケット代が半額になる)
ついでに、明日観に行く予定のチェコ映画のチケット残数もチェック。余裕。これもお昼上映だし、直接行ってもどうにかなりそう……。
このあと友達に行ったことのないメンザ(穴場!)に連れて行ってもらい、お昼を食べてから解散。
これからオーストリア映画を観に行きます。レビューは別エントリにて。
Munch's Hus、「ムンクの家」。
ドイツで最初にして唯一のノルウェー料理レストランなのだそうです。
なんと、ドイツにはノルウェー料理レストランは一軒しかないのか!ということで、なんとなく行ってみることになった「ムンクの家」。
その前に、ノルウェー料理とはどんな料理なのだろう。事前にネットでメニューを見たのだけれど、「さかながおいしそう」「肉料理もあるのね」と思うのが限界。想像力が貧困でごめんなさい。
お店は結構盛況で、カウンター席のみが空いていた。
特に問題もなかったので、そのままお店に入ることに。
Elv og hav(淡水魚と海水魚のヴァリエーション。サケ、ザンダー、エビの3種)とLangefilet(ノルウェーの漁師さんオススメのお魚らしい)をオーダー。
めちゃくちゃおいしかった。
おさかなはもちろん、添えてあるクリームが絶品!
お店の雰囲気もすてきだし、これはおはなしも弾みます。
デザートも頼んでみた。Tilslørte Bondepiker。
リンゴのピュレ(ピュレというよりは角切りのような感じだったけれど)に生クリームとシナモンを添えて。
これもまたおいしい!生クリームがたっぷりかかっているのに、全然くどくない。
このさじ加減が、ノルウェー流なのでしょうか。
お店のスタッフも気さくで、とても気が利く。
うっかりナプキンを落としても、さっと新しいのを差し出してくれた。
ぐるっと店内を見回してみると、エドヴァルド・ムンク一色。ムンクの絵(のレプリカ)が、ずらり!
さすがにかの「叫び」はなかったけれど、以前日本で見た絵が何点か飾ってあった。鮮やかだけれど、どこか暗いものを背負った絵。黒く塗りつぶされた目が、じっとこちらを見つめる。
かつてドイツの眼科医(……だったよね)に「子どもの部屋に飾る絵を描いて」と依頼され、描いた絵があまりに暗過ぎて却下になった、というエピソードを思い出した。
ここに飾られているムンクの絵は、「暗さ」も「不気味さ」も多少は醸し出しているけれど、店内の落ち着いた雰囲気の邪魔はしていない。むしろ、いいアクセント。
なんとも居心地のよいレストラン!
機会があったら、また来たいなー。(お肉料理も気になるし)
そして一層、本場ノルウェーにも行きたくなった!
食べものがらみで一喜一憂した。
誰が悪いというわけでもなく、
単純に
「運が悪かった」
だけのはなしなのだけれど、
そこまでテンションが下がる自分に唖然。おまえいくつだ。
訳:メンザで食べるつもりだったKaiserschmorren(パンケーキの一種)、まさかのタイムオーバーで食べられなかった
「妥協するのはくやしい」
という謎の意地でしばらくおとなしくしていたけれど、結局カスタード・ドーナツを食べた。
おいしかったので元気になった。
更にPfannkuchen(Berliner!)をもらって、しまいには上機嫌に。
明日からもう少しオトナになろうと思います。
それにしてもPfannkuchenおいしかった……。
かれんだー
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ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。