ゆうゆう自適。
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ロストックに来てからもうすぐ3週間。
その間、街の外には一歩も出ていなかったのですが、メクレンブルク・フォアポンメルン州のガイドブックとBahnCard50(これがあれば鉄道のチケットが半額で購入できる)を買ったのを機に、「遠足」に出かけることにしました。
天気もよくって、遠足日和!
早起きして、中央駅に向かいました。
はじめての遠足の行先は、メクレンブルク・フォアポンメルン州の州都・シュヴェリーン(Schwerin)。ロストックから列車(RE)で1時間くらいのところにある街です。
シュヴェリーンはメクレンブルクではロストックに次ぐ二番目に大きい街。人口はロストックの約半分の10万弱。お城や大聖堂といったシンボルが存在しているためか、ロストック以上に観光地としてメジャーなのかな?という印象を持ちました。
シュヴェリーンは湖に囲まれた街で、「七つの湖の街」とも呼ばれています。
中央駅のすぐ近くに人工湖(上記写真参照)があるのですが、その情景がどこかハンブルクを彷彿とさせる。同じメクレンブルクでも、「港町」ロストックとは雰囲気が違います。お城もあるし、メルヘンの世界にいるみたい。
目抜き通りを歩いて旧市街を回って、シュヴェリーン城へ。過度にきらびやか!というわけではなく、小ざっぱりとした内装のお城。「お花の部屋」のドアノブが花のかたちをしていたり、細部までこだわっているのが印象に残りました。
その後、せっかくだし!ということで、お城の近くのレストランでお魚料理を食べました。Pangasiusfietという、なんだかよくわからない白身の魚をオーダー。ほんとになんだかよくわからなかったけれどおいしかった。びっくりしたのが、「ランチタイム」でお値段が割引になったこと!ドイツにランチタイムなんて存在していたのか……。
今日も今日とて、展望台を登る。ロストックの聖ペトリ教会に負けず劣らずの階段の狭さ!ロープではなくちゃんとした手すりがありましたが、それでもこわい。高所が得意ではないくせに懲りずに登る自分もアホだなと思いますが、それでも、それでも、てっぺんから街を一望する誘惑にはかなわない。
電車に乗るまで少し時間があったので、イタリアンアイスを食べながら(ドイツに来てからの初アイス!)湖の周りをぐるっと一周してから、駅へ。
改めて、メクレンブルクはうつくしい地域なのだなと再確認。
同じ街でも、ロストックとは表情がこんなにも違うなんて!
これからもどんどん開拓していきたいです。
突然チャイムが鳴った。
……こんなことなんか前にもあったような。
デジャ・ヴ?
とりあえずそーっとドアを開けてみると、やっぱり上の隣人(日本語が変だけど気にしない)がお友達を連れて立っていた。
「ビール飲もうよ!」
と、いうお誘い。
それはもちろんいいのだけれど、
お風呂上がりでパジャマ、更に(普段から最小限レベルとはいえ)ノーメイク。顔はともかく(女子としてこの発言もどうなんだろう)、この格好で出てはいけない!
さっと最低限の身支度をしてから、上のお部屋に移動して部屋飲み。
シュトラールズント(ロストックから電車に乗って1時間ほどのところにある街。同じく1時間ほどのところにあるヴィスマールと併せて世界遺産に登録)の黒ビールをいただきました。結構おいしい!量は相変わらずこなせないけれど、ちょっとずつちょっとずつ、ビールをおいしいと思えるようになってきた……かな?
(自分の部屋の)左隣りの隣人も加わって、4人でまったり(?)お話していました。
ドイツの男の子のはなしはよくわからんなあ、とぽけーっと聞いていたせいか、妙に気を遣わせてしまった気がする。申し訳ない。
その後、「ロストックで夜飲みに行ったことがない」というはなしをすると、突発的に学生の集まる飲み屋に行くことに。
午前1時過ぎに外なんか出たことない(というか一人だったら絶対そんな時間に外出ない)ので、なんとも新鮮な体験でした。昼間は人でにぎわっている通りも、しんとしている。なんだか不思議。
実際の飲み屋では、大事を取って(?)オレンジジュースでやり過ごしました。
「ディスコやクラブに行ったことがない」というはなしをすると仰天され、じゃあ踊らないとね!とダンスホールに連れて行かれる。
「ええええ、踊れないよ!」と訴えると、
「だいじょうぶみんな踊れないから」とあっさり返された。
……そんなものかもしれない。
リズムに身をゆだねて、
自由に身をゆだねて?
遅咲きの学生飲み(+ダンス)inドイツ、なかなか新鮮でした。
ただただ、どぎまぎしちゃうね、なんだか!度胸足りない。
ドイツ人の若者的にはものすごくつまんないであろう、へんてこな女の相手をしてくれた上の隣人はものすごくいい人だった。左隣りの隣人もいい人!
これからも仲良くできるといいな。
そんな今日は3時の朝帰り。
朝7時半に講義を受けて、9時少し前に終了。
すでに「今日の授業」は終わったというのに、未だに店が開いていないというのがすごい。
いったん家に帰ってから、10時に改めて街へ。
図書館でCDとDVDを返却して、また新たに借りる。今度はIm Winter ein Jahr(2008)です。これも気になっていた映画。
その後、ロストックのサッカーチーム・ハンザロストックのファンショップに行って、今シーズン最後の試合のチケットを購入。なりゆきで行くことを決めたけれど、サッカーの試合を生で見るのってはじめて!
このファンショップはスポーツショップの中に併設されているのですが、同じフロアにたくさんのスニーカーがずらっと並べてあるコーナーがありました。
ロストックに来てから、何件もの靴屋をのぞいては気に入った靴が見つからずしょんぼりしながら帰ったものだけれど、ここなら見つかるかもしれない!そんな希望を抱いて、いそいそとスニーカーの棚のほうへと向かう。
誰しも、それぞれ「妥協できないもの」があると思います。わたしの場合は靴がそれに当たります。
決して「とことんセンスにこだわりたい」わけではなく、理由はただひとつ、「自分の足に合う靴を見つけるのが非常に難しいから」。
足の大きさ自体は普通なのですが、甲が高くて幅広。
更に、母の家系で外反母趾or内反拇指が出る傾向が見られるので、足に負担がかかるような靴はこわくて履けない。(デフォルトはぺったんこ靴)
デザインのかわいい靴を見つけても、フィットしなければ話にならないので、下手すると延々とためし履きをする羽目になります。通販とか絶対できない。
そんな感じで今日も今日とて、様々なスニーカーを試してみてはああでもない、こうでもない、と途方に暮れておりました。ここでも見つからないのかなあ。
20分ほどコーナーを右往左往している変な外国人をさすがに見かねたのか、近くにいた店員のお兄さんが声をかけてくれました。「なにかお手伝いできるかい?」
「ええと足にぴったり合うスニーカーを探してるんです!」
「……できればもう少し具体的に指定してくれると助かるんだけど」
ごもっとも。
とりあえず足の特徴と、こんなデザインの靴があったらいいなあ、という希望を伝えてみる。
てきぱきとスニーカーを探し出してくれるお兄さん。
即座に自分好みのスニーカーをいくつか選んでくれました。おお!
あとはこれが合えばいいんだけれど……。
幅がちょうどよくてもサイズが大きすぎたり、逆に幅が合わなかったり、お兄さんと一緒でもああでもない、こうでもないと散々ゴネましたが、最終的にはお兄さんチョイスのスニーカーに落ち着きました。キュートなタウンスニーカーです。
「その靴と一緒に楽しんでね!」
と言って見送ってくれたお兄さんがすてきすぎる。
大事に大事に、履こう。
ロストックのあるメクレンブルク・フォアポンメルン州は正真正銘の硬水です。ちょっと水滴を放っておいただけで、あっという間にカルキあとが……
(先週の日曜日はカルキ用の洗剤で水周りをごしごししてました)こうなると、問題になってくるのが飲み水。
ここ2週間、「生水飲んでも死ぬわけじゃなしー」と普通に水道水を飲んでいました。(正確には、水道水を一度沸かして冷ました水を飲んでいました)別にまずいと思わないし、体調にも(短期的には)影響がなかったのでOK。
が、問題は紅茶を飲むとき。にごるし、カップに茶渋(?)は残るし、しかもなによりもおいしくない!と非常によろしくなかった。お茶好きの身として、まずいお茶を飲むのは実に苦痛極まりない。
そんなわけで、ブリタを購入いたしました。
ブリタを使ったくらいで劇的に変わるものなのかなー……と半信半疑で紅茶を淹れてみましたが、
劇的に変わりました。
お茶の色がきれい!変な茶渋もない!しかもおいしい!
この2週間がうそのようです。
結論、ブリタは偉大。これからもよろしくお願いします。
今日は隔週で行われるコロキウム(大学院生向けのゼミ)に初参加。
ロストック大学はかなりハイテク指向の大学で、授業の便欄はオンラインのみ閲覧可(紙媒体なし)、履修届けもネットを通じてしかできない、らしい。学生向けの情報はすべて大学アカウントのメールアドレスに流れるので、メールアドレスもきちんと取得し、なおかつ定期的にチェックしないといけない。(日本の大学のアカウントを例年放置しているもので、うっかりしていると忘れかねない……)
時間割もアカウントを取得すればオンラインで確認できる仕様で、なんと教室番号まできちんと書いてあります。便利。
……が、最大の問題は、各学科のホームページで公開されているオンライン便欄と、このアカウントを通じて見られるオンライン時間割の情報が食い違っていること。
時間は違うは、
教室は違うは、
さすがにまいった。土地勘ないし。
さて、話をコロキウムに戻しますと、こちらもオンライン便欄と時間割とで情報が違いました。かたや授業時間が違っていて、かたや教室番号が違う。
別のケースでは時間割のほうが正しかったので、今回も時間割の情報を頼りに教室に向かいました。
そしたら、
目的の建物が廃校になっていた。
ゼミ室はいずこに!?
「ホールに御用の場合は裏手に回ってください」と張り紙がしてあったので、とりあえず従ってみる。
裏手に回ると、朽ち果てた校舎が目前に広がるばかり。人気ゼロ、「今襲われても文句は言えない」という考えが脳裏をよぎる。
ぼろぼろの建物のドアをとりあえず押してみたり、引いてみたり。うんともすんとも言わない。
途方に暮れていると、先ほど表通りで見た学生らしき人が立っていた。もしやゼミ生?
渡りに船!と思って近づいてみると、向こうのほうから「きみもコロキウムに出るの?」と話しかけてきた。
彼も今週が初参加らしくて、指定の教室が見つからず困っていたという。ほどなくしてホールは見つかったけれど、どう見ても人が来る気配がない。
このままではらちがあかないと判断して、すぐ近くにある文学部棟に移動。すると一緒にいた子(V氏)が博士課程の学生を発見して、無事に正しい教室を教えてもらいました。
要するに、時間割の提示していた教室は間違いであったと。
もー!
あそこでV氏に会わなかったら「教室が見つかりませんでした」って帰らざるを得ないところだった。ほんとにほんとに感謝!
コロキウムは3時間、休みなし。
さすがに疲れました……。
もっともっと勉強しないとなあ。
かれんだー
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りんく
かてごり
最新とらっくばっく
ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。

