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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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ベルリンに越してきてから実家に電話をしていなかったので、ひさしぶりにスカイプを実行。
ネット回線が細くて弱くてどうにも頼りないので、「果たして通話に耐えうるのか?」とどきどきしていましたが、無事にお話できました。むしろ、ロストックのときよりも通話の質がよかった。……なぜ?

あんまり礼賛しすぎると、昨日のチャッカマンみたいなことになりそうだから、この辺で。

まず「あんた生きてるの?」からはじまった。
殺さないでください。

でもまあ確かに、引っ越しするよ!と言ったっきり、ぽつぽつと携帯宛にメールを何通か書いただけだったから、娘がちゃんと新しい場所で生活できているのか、気にはなるよね……。

しばらく連絡しない間に、妹が就職活動を(なんとなく)はじめたらしい。ほう。

東京は気温27℃らしい。
片やベルリンのさむーい室内で、末端冷え性に悩まされるわたし。

なんなんだこの差!

なにはともあれ、みんな元気なようでよかった。


今回の親の電話もそうだけれど、いろんな友人・知人から「あんた生きてるの」「だいじょうぶ?」的なメールが殺到していて、てんてこ舞いの状態です。
うーん、引っ越しするするって言っておいて、10月に入ってから10日ほど音信普通になっているのはやはりまずかったらしい。反省。

明後日は東京の先輩とお食事です。
うわあ、お会いするの3年ぶり!どきどき!

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ベルリンに来てから、街めぐりらしい街めぐりをしていなかったことに気づく。
フランクフルトにでも逃亡しようかと思いましたが、結局ベルリンに留まっていたので、ちょっと近所の散策に行くことにしました。
 
近所というほど近くでもないけれど、行き先はシャルロッテンブルク宮殿。
 
DSCF3564.JPG DSCF3567.JPG DSCF3573.JPG
 
いかにも「観光地!」な場所を想定していたのですが、そんなことはなかった。普通の住宅街を抜けた先に、どーんとお城が立っている。うつくしいバロック様式の宮殿。
 
 
都会の中にこんなに開けた場所があって、大きなお城があって。
そもそも「お城のある街」に暮らしたことがない身としては、かなり新鮮な体験。
 
宮殿と、庭園と……どこになにがあるのかさっぱりわからず、とりあえず最寄りの案内板をぼけっと見てみると、どうやら建物は「旧宮殿」AltesSchlossと「新翼宮」Neue Flügelに分かれているらしい。ふむ。
もともとは要っぽい旧宮殿のみに入るつもりだったんだけれど、複数の宮殿(および関連施設)を回る場合は1日券を買ったほうがお得だったので、そちらを購入。旧宮殿と新翼宮、そして庭園にある離れの「ベルヴェデーレ宮殿」Belvedereを全部めぐって、約3時間とのこと。時刻は14時半過ぎ、ちょっと出遅れたかなあと反省。
 
王妃ゾフィー・シャルロッテが身を置いていた宮殿。メクレンブルクで見たお城は「お城の外観を残した郷土博物館」が多かったので、ひさしぶりにお城らしいお城(日本語ヘン)を見た気がする。
入場料にオーディオ・ガイドのレンタル料も含まれていたので、さっそくエントランスで借りる。これ、いいな。おひとりさまツアーに最適ではないですか。心行くまで、説明が聞ける。
 
DSCF3578.JPG室内を見て、調度品を見て、絵や彫刻を見て……そんな感じで、2時間強。
17世紀末に立てられた旧宮殿と、約半世紀後に拡張された新翼宮。新翼宮には、かつてベルリンを占拠したナポレオンが泊まったこともあるとか。それも王妃のお部屋に!ショックを受けた王妃は、シャルロッテンブルク宮殿に戻ってきた後、新たに部屋をしつらえさせたそうです。よほどナポレオンに部屋を使われたのがいやだったのね……。
 
庭園を一望できるホールや、全長42メートルもあるダンスホールとか、息をのむほどうつくしかった。え、ここ、本当にベルリン?と思ってしまうほど、受ける印象が違う。全然、違う。本当に、この街はいろいろな表情を持っているんだなあ。
宮殿を見た後は、庭園をお散歩。

DSCF3587.JPG

普通に市民の憩いの場。
ベビーカーを押している家族連れとか、ジョギングをしているひととか、いろんなひとを見かける。

そして改めて、ベルリンは緑の多い街なんだなと驚く。
シュプレー川沿いの散歩道は、なんとなくギュストローを髣髴とさせた。

この場所、すごく好き。

と、唐突に思った。

やっぱり、「水」のある風景が一番好きだ。

DSCF3589.JPG道沿いに歩いて、ベルヴェデーレ宮殿に到着。王家所蔵の陶磁器が展示されています。18時まで開館しているものかと思いきや、「17時45分までね」と英語で説明を受ける。15分しかないよ!

「えっ、18時までかと思ったんだけどな……」とつぶやくと、「なんだドイツ語話せるんですね」と言われる。なんかもう予想を裏切るがっかり加減でごめんなさい。でも、ベルリンは観光スポットで外国人を見かけると、英語で話しかけてくることが多いね。メクレンブルクは容赦なくドイツ語だから、その点違う。

最上階から初めて、下るのがいいよ!と言われたので、だーっと3階まで上がって、ぐるっと陶磁器コーナーを鑑賞。ベルリンの有名な陶磁器メーカーはKPMかあ。おかやんや伯母さんたちに持って帰ったら喜ばれるんだろうけれど、……一体いくらするんだこれ……。ヴィレロイ&ボッホみたいなリーズナブル価格じゃないよなあ、どう見ても。そして買ったとしても、どうやって持ち運ぶんだ?

はい、却下。

帰り道は別ルートで。

DSCF3592.JPG DSCF3594.JPG

ほんのりたそがれ時の、秋のシャルロッテンブルク宮殿。
この景色をぼんやりと眺めて、

「ベルリンも悪くないかもしれないなあ」

と、ロストックっ子は思ったのでした。


いつか、この街も故郷と呼べる日が来るのかな?
来ると、いいな。

前エントリでガスコンロを褒め称えていました。
あのあと、昼食時に昨日の残り物を温めようとチャッカマンを手に取ったら、なんとまさかのチャッカマン故障!

マッチはない。あったとしても、使えない。(情けないはなしですが、子どものころに危うく火傷しかけて以来、苦手)ライター……はあるにはあるけど、ガスコンロにライターを近づける勇気はない。ああ。


ひとは、火が使えないとこんなにも無力になるものなのですね……。


明日の朝食べようと思っていたパンを、昼食に回す。
明日は、朝ご飯を買いに行かなくちゃなあ……と思いきや、家主が残していってくれたシリアルを発見。やった、これで明日は凌げる!ロストック時代もよく思ったけれど、まさかの事態に備えてシリアルを常備しておくといろいろ便利。日持ちするし。


問題は夜。「非常食」として取っておいた、レンジでチンご飯+レトルトカレーの出番か?というところまで行きかけたけれど、友達が夕食に誘ってくれたので、事なきを得る。や、も、ぎりぎり。

明日は、なにはともあれ、チャッカマン入手が第一!
……いざというときのために、予備を用意しておいたほうがいいのかしら?

Lukas宅のキッチンは、ガスコンロ・ガスオーブンが備わっています。
ロストックでは電気コンロに泣かされてきたので(正直カルキ除去以上にコンロ周りの掃除のほうがいやだった)、ガスコンロが使えるのはとてもうれしい。火力の調節が電気よりも簡単だし!

しかしガスオーブンのほうはなかなか手ごわい。入居前にLukasから聞かされていたけれど、火を保つのが非常に困難なのです。点火しても、すぐに消えてしまう……。

まあ、使いにくいなら使わなければいいさ、と軽く考えていたのですが。なにを考えたのか、昨日「オーブンで焼くパン生地」を買ってしまったため、どうにかしてオーブン(あるいはそれに類似するもの)を使う必要が出てきました。

さて、どうするか。


【 案その1 】 電子レンジを代用してみる

なんとかならんかなあ、と思って試してみましたが、「電子レンジ」の果たす役割を考えると、なんとかなるはずもない。ものの10分でパンが焦げました。1時間経った今でも部屋中が焦げくさい。ロストックの寮だったら確実に火災報知機が鳴ったな。日曜の朝、教会の鐘の音とシンクロするかのようにけたたましくなる火災報知機。うわあサイアク。

さて、6個あるパンのタネのうち3つだめにしたところで、自分の朝食を確保するための戦いがはじまる。


【 案その2 】 意地でもガスオーブンを使ってみせる

電子レンジの悲劇を再度引き起こしたくなければ、もはやこの手しかない。

チャッカマンを片手に、かちかち火をつける→火が消える→つけ直し、の繰り返し。
なんの偶然か、3度目くらいにぱっと点火した。つまみから手を離しても、火が消えない。オーブンを閉じても消えない。……もしや、成功?

有頂天になりながら、キッチンを片づける。
5分ほど経ったところで、オーブンのしゅんしゅんいう音が止んだ。


火 が 消 え た


戦い、再び。

5分くらい格闘したところで、ようやく火がつく。今度は、パンが焼きあがるまで保ちました。
しかし温度の調整ができないので(何度でパンを焼いているのかついに不明)、ちょっとパンの表面が焦げた。ハイレベルすぎる。一度使ったらオーブンに張りついていないと、危ない。……すっごくあったかいから、暖を取るには最適なんだけれど。


【 結論 】

使えるには使えるんだけれど、時間と心に余裕があるときじゃないと難しそう。「今晩、魚のグリルを食べるぞ!」「今日、お客さんが来るからオーブンを使ってケーキを焼こう」というノリで使ってはいけない気がする。(グリルに関しては、そもそもグリル機能を搭載していないから無理なんだけれど)

そう思うと、ロストックの寮のオーブンは最新式だったんだなあ……。欠陥住宅疑惑が際立ち過ぎて、ありがたみを感じる機会がなかった。


パンはおいしく食べられました。
苦労したあとだから、なおさらに。

うまく使いこなせたら、ほんとにいうことないんだけれどなあ……。
ガスオーブンを上手に使うコツをご存じの方、いらっしゃいます?

おうちネットが開通しました。
ようやく家でもメールチェック等々ができます。

が、

サーフスティック使用なので、常時接続で楽しく暇つぶしをしている場合ではないのがイタイ。

一週間前に起動したときはサーフスティックにごねられ接続できず、今日も最初は機嫌が悪くてひやひやしたけれど、どうにか「アンテナ」としての役割は果たしてくれているようです。
あとはどこまで酷使できるか……ロストック時代みたいに、ネットストリーミングでドイツサッカー見ている場合じゃないんだろうなあ。

写真などのファイルは、大学でW-LANを介してアップロードしようかなとたくらみ中。
でも、それも、正規の学生証が来ない限りはできない。今日も郵便受けに入っていなかったから、早くて月曜日かな……。まだメクレンブルクの記録とコペンハーゲン旅行記が残っているというのに!

まあそんな感じで。

かれんだー

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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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