ゆうゆう自適。
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まるで両手で砂をすくうように
時間がさらさらと流れていく
ベルリンで過ごす最後の1日。
昨日、突如として決まったことだけれど、東京の友人Mちゃんと先輩と3人でブランチをすることに。
場所はシャルロッテンブルク、かつての我が家の近所。ひなびているねえ……と言われつつも、わたしはこのシャルロッテンブルクがだいすきだった。
先輩のお気に入りのカフェで、「ドイツの朝食セット」Deutsches Frühstückなるものをチョイス。パンに、ハムに、チーズに卵にフルーツ……なんとも豪華な朝食セット!朝ご飯を食べて来なかったので、しっかりしっかりブランチです。
そういえば、Mちゃんと先輩と3人で会ったことって、実はなかったなあ。
先輩はずっとベルリンに留学されていたし、一時帰国のときはタイミングが合わなくて、そのまま会わずじまいになっていた。今回、ベルリンにてようやく実現。
今日もいいお天気。
暗くて寒いといわれていたベルリンで、今、おひさまの光を浴びている。
次の約束があったので、ふたりを残して先に離脱。
さくっと、湿っぽくならずに済む。うん。
また、近いうちに会いましょう。
そのままKreuzbergに移動。韓国人の友達・ユウギョンと、おなじみSくんとお茶。
Sくんとは、デッサウに行ったとき以来。あのときは、こんなにすぐに再会するとは思ってもみなかったよなあ……。
ハカセ(仮)に借りたガイドブックを片手に、トルコカフェKnofiへ。
いいお天気なので、外の席に着いているお客さんもたくさん。中のほうが落ち着けそう、ということで中へ。
トルコ・ティーとバニラチョコケーキを注文。
とってもリーズナブルでおいしい。
その後、Kreuzbergを少しお散歩して、電車に乗る。
乗り換え駅で、Sくんとお別れ。わたしはそのままユウギョンの家の最寄り駅Potzdamer Platzまで行って、お買いものにつきあうことになった。
服を見たり、靴を選んだり、おしゃべりをしながら。
そして、別れるのが名残惜しくなった。
思えば、ユウギョンはベルリンに来てはじめてできた友達。
留学生向けガイダンスで隣の席にならなかったら、こんなふうに仲良くなることなんてなかった。
たくさんオペラを観て、劇場に通って、コンサートにも行って。彼女がいなければ、ベルリン生活はこんなにも楽しいものにはならなかった。
ありがとう。
なんかもう、これ以上のことばが見つからない。
また6月に会おうね。
それまでは、お互いにがんばりましょう。
帰国間近になると、あれもしなきゃこれもしなきゃ、と慌ただしくなるものです。
今日は、ベルリンを右往左往。
まずは家主に鍵を返しに、「自分の家」へ。
入居して間もないだろうに、家具の配置が大きく変わっていた。窓から一番離れたところにあった机は、窓際に。春の光がぽかぽか、あたたかそうだった。
ほとんどデフォルト配置のまま使っていた家だったけれど、こうして模様替えされた部屋を見ると、かつての「自分の部屋」はなくなったんだなあ……としみじみ思った。自分とともに、あの部屋も消えた。逆にいえば、この半年間過ごした場所は確かに「自分の部屋」だったんだろう。
鍵を返した時点で、「自分の家」ではなくなる。
たくさんの思い出の詰まった部屋。ありがとう。ありがとう。
家主だったLukasと少しはなしをして、別れを告げた。
LukasとLukasの彼女・Olgaと3人でご飯を食べよう!というはなしもあったけれど、時間がかつかつになってしまって、実現できなかった。また、6月に。6月に会いましょう。
そのまま最寄りの役所に行って、転居届を提出。
地下鉄に飛び乗って乗り継いで、Alexanderplatzへ。
この春からドイツに留学することになった東京の友達と、Prenzlauer Bergでお茶をした。
もともとは東京で会う約束をしていたんだけれど、震災の影響でお互いに予定が変わり、めぐりめぐってベルリンで再会することになった。今日はいい天気、気温もあたたかい。再会日和。
Anna Blumeというカフェでお茶&ケーキ。ふわっとフルーティな紅茶が、すっごくおいしかった。
ドイツのカフェに行くと「ティーバッグの紅茶」が出てくることも珍しくないんだけれど、ここはきちんとお茶っぱを使っている。マンゴーと生クリームのケーキも絶品!
また来たい。
次の約束があった友人と別れて、今度はベルリンでお世話になった先輩と大学図書館で会った。ゆっくり時間が取れないので、図書館のカフェでしばしおしゃべり。
彼女とは研究分野が近いので、お話をするたびに大きな刺激を受ける。
次に会うときには、一回り二回り成長していたい。
……次に、といいつつ、気がつけば明日、先ほど会った友人と3人で急遽ブランチをすることになっていたりする。ははは。
更に更に西へと移動して、夜は、ギリシア料理の夕べ。
もともととはウクライナ料理のはずだったんだけれど、お店が行方不明なのでギリシア料理に変更。
timmyちゃんとハカセ(仮)の3人でご飯……のはずが、サプライズで共通の(しかしじっくりお話したことのない)知人も合流!なんとすてき。
5人でまったりとお話しながら、ギリシア料理を堪能。おいしかった。
サプライズ・ゲスト2人とはずっとお話してみたい、と思っていながらも実現できていなかったので、うれしかった。
こうしてどんどん、別れが名残惜しくなってくるのだけれど、
ベルリンには家がなくても帰れる場所がある、そう実感した一日。
すべてにありがとう。
ハカセ(仮)+お友達と一緒にうどんを食べに、susuruに行ってきました。
思えば、ベルリンで住んだ家の下見をした日に、はじめてsusuruを訪れたんだった。(8月7日)
あの日、食べたのはかもうどん。今晩食べたのも、かもうどん。かもうどんではじまり、かもうどんで終わるベルリン生活……。
大変おいしゅうございました。
玄米茶に加え、今日はデザートに抹茶アイスをつけた。うふふ。
お友達と食べに行くと、おいしいご飯は一層おいしくなりますね。
また、一緒にうどんを食べに行こうというはなしになりました。次はカレーうどんが食べたい。
うどん会のあと、お友達のおうちでまったりティータイム。
食事中にドイツ文学のはなしになって、「わたしの本棚にある本の中で、好きなのを持って行きなさい」と言っていただいたのであった。
あれも読みたい、これも読みたい!となったけれど、最終的に彼女おすすめの作品を2冊、手に取った。フォンターネの『嵐の前』Vor dem Sturm、メーリケの『画家ノルテン』Maler Nolten。
いつか返しに来るね、と約束した。
この本を手に取るたびに、表紙を視界の隅に捉えるたびに、ベルリンでの日々を思い出すだろう。
ありがとう。ありがとう。
ぐちぐち考えていても仕方がないので、「くちなおし」に軽めの話題を。
今日から、ドイツではサマータイムがはじまりました。
1時間、時計の針を進めます。今日、「預けた」1時間を、冬に「返して」もらうわけですね。
昨年4月にドイツに来たわたしは、その1時間を預けていません。
なのに、10月末に1時間もらってしまっていた。
そして、本来ならば3月23日にドイツを発つはずだった。
なんだか時間ドロボウみたい
と、思ったりなんかしたものです。
ですが、思いがけないかたちでドイツ滞在を延長することになり、サマータイム切り替えを経験することもできました。今ここで、冬に多めにもらった1時間を返します。ふふふ。
日が、ますます長くなりました。
これからドイツは、すてきな季節を迎えます。
今年はきっと、ヴァルノウ河やバルト海をなつかしく思うことでしょう。
本来ならば明日日本に帰国するつもりでしたが、31日まで滞在を延長することにしました。
最大の理由は「スカンジナビア航空の運航状況がカオス」だから。
ここ1週間の間、コペンハーゲンから成田までの間にワンストップを入れたり、成田便がそもそもキャンセルになったり、日本行きのフライトがまったく安定していない。23日は予定通り飛ぶようですが、24日の便はキャンセル(振替運航)。
日本で予定していた行事もことごとく中止になっているし、今日本に帰ったところですることもない。それだったら、ぎりぎりまでドイツにいたほうが節電になる……かもしれない。そんなわけで、フライト予約を無料で変更してもらいました。日本のSASサービスセンターは土日祝日(春分の日!)はお休みだったので、ドイツSASサービスセンターに電話。1月に登録した情報が残っていたため、対応が迅速!ありがたい。
31日までに運航状況が落ち着いているのかどうかわかりませんが、思いがけなく増えた1週間です。しっかりと、充実させたい。
とはいえ、家主には「23日には退去する」と伝えてあったので、荷物をまとめ、すぐに入居ができるように隅々まで掃除をする必要があります。ちゃんと出られるのか。
25日にはロストックに行って、「おやぶん」と面談の予定。
前回の面談から進捗状況がほぼ横ばいという情けない事態(資料収集とデータベース作成にうつつを抜かしすぎた)。ううう、「しゅっちょう」前になにかしらアイディアをひねり出すことはできないだろうか……。
がんばれ自分。
かれんだー
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りんく
かてごり
最新とらっくばっく
ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。