ゆうゆう自適。
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郵便ポストに入っていた、街の新聞をぱらぱらと見ていて、そういえば週末にクラシックコンサートに行くのもいいなあ、と今更ながら思い至る。
ネットでプログラムを検索して、あ、これ聴きに行きたい!と思うまではよかったんだけれど、次の瞬間「そういえば服装はどうするんだ」という疑問に突き当たった。
高校のとき、クラスでバレエを見に行ったときはジーンズで来ている子もいたけれど、ティーンネージャーに許されることがハタチを過ぎたいい大人にも許されるとは限らない。
ワンピースの一枚でも持ってくればよかったなあ。
あったかくなれば、きれいめのシャツ+黒パンツにブーツで(ぎりぎり)凌げそうだけれど。
あとはスーツ?……これは最終手段にしたい。
まだだ先のはなしなので、もうちょっと考えてみよう。
5月です。ドイツではシュパーゲル(白アスパラ)が旬を迎える季節です。(最近あんまり寒いので、シュパーゲルが旬だという気持ちにはなりにくいような気もしますが)
今日は朝から雨降りでどんより。
朝イチの授業も休講だし、おうちでぬくぬくしながら勉強していたい気分だったけれど、どうしても、どうしてもシュパーゲルが食べたくなって、重い腰を上げることにしました。
スーパーでもちらほらと見かけるけれど、シュパーゲルと言ったら市場で売っている印象があったので、とりあえず市庁舎前に行ってみる。Neuer Markt(新市場)という名前なだけあって、市が立っているのだけれど、毎日やっているのか決まった日だけやっているのか、実はよくわかっていない。
今日は、市が立っていました。予想通り、シュパーゲルを出しているお店がいっぱい!スーパーよりもずっと安かったので、調子に乗って1キロ購入。ちょっと奮発してドイツ産!……ところで1人前って何グラム?(500グラムらしい)
スーパーに行ったらオランデーズソースのコーナーがあらかた売りつくされていた。さすがだ。
しかしシュパーゲルってどうやって調理するんだろう?
我が家でもシュパーゲルを買ったことはあるけれど、なぜか「味噌汁の具」などの変わり種として登場することが多く、スタンダードなものを家で食べた記憶がない。ネットで調べてみると、「皮をむく」→「ゆでる」というプロセスを踏むらしい。
今回ドイツに来てはじめて知ったのだけれど、ドイツにはシュパーゲル用の皮むきが存在する。シュパーゲル用、とはいっても普通の皮むきとほぼ同じで、わたしはそれをむしろ「シュパーゲル以外」の用途として使用していました。今回、いよいよ本領発揮!?
するする~と皮をむいて、いざゆでよう!という段階になって、手持ちの鍋ではどうがんばってもシュパーゲルが長すぎて収まらない、という悲しい事実が発覚。仕方がないので、真ん中にざくっと包丁を入れる。
シュパーゲルをゆでている間に添え物(じゃがいも・にんじん・鶏肉)を準備。ソースをあたためて、はい完成!見た目はなんだか残念な感じですが(残念すぎて写真をアップロードするのもはばかられる)、味は懐かしのシュパーゲルそのもの!感動!
が、そんな感動もつかの間、すぐにシュパーゲルの筋や皮と格闘することに。
あれーっ、皮全部むけていなかったの?
おいしかった、
おいしかったんだけど、
食べ終わるころにはへろへろにもなっていた。
2、3日以内に残りの500グラムも食べたいと思うけど、うまく調理できるかなー。勉強しないとな。
そして、母がシュパーゲルを味噌汁の具にしていたのは、単に調理が面倒だったからではないかという疑惑を抱くに至る。むーん。
買いものの途中でふらふら~と本屋さんへ。
入り口付近の「ハンザコーナー」をぼうっとながめていたら、目に飛び込んできた一冊。
Plattdeutsch(北ドイツ方言のひとつ)の辞書。
(わかりづらいですが、パスポート写真くらいの大きさしかない、超!ちっちゃい辞書です。いろんな方言のものが出ています)
おおお!
これほしかったのー!
ずいぶん前にメクレンブルク方言の辞書を買ったけれど、あれは「標準ドイツ語-Plattdeutsch」という索引しかなかったので、ほとんど活用できなかった。
こちらはPlattdeutsch-標準ドイツ語、標準ドイツ語-Plattdeutschの両方をカバー。収録語彙数は4500。ざっと見たところ、基本的な言葉はちゃんと入っている模様。
これがあればヨーンゾンの方言もわかるかなー。ふふふ。
コメンタリーには「全訳」が掲載されているけれど、まあ、よいのだ!今手元にないし!(重すぎて日本に置いてきた)
ロストックでPlattdeutschを話すひとには会ったことがありません。
ヴァルネミュンデには、Plattdeutschで創作する作家さんがいるみたいですが。(新聞のコラム読んでもなんとなくしか内容わからなかった……)
部屋の中もさむい。
東京は20度を超えたとか。
かのゴールデンウィークさえ今となっては対岸の火事(ゴールデンウィーク?なにそれおいしいの?)なので、もう現実味すら感じられない。
半袖で部屋の中にいる(らしい)両親、
毛布に包まっている自分。
なにこの差!
初・ブンデスリーガ観戦(2部リーグ)に行ってきました。
地元のFCハンザ・ロストック VS FCエネルギー・コットブス戦。
スタジアムは家から徒歩15分。
つくづく便利なところに住んでいるなあ、とありがたみをかみしめる。
一歩外に出れば、ハンザのマフラーやユニフォームを身につけた人たちがてくてく歩いている!こっそり(?)着いて行くだけで、簡単にスタジアムまでたどり着きました。……いやまあ、大体の場所はわかっていたけれど。
ロストックとコットブスはサポーターが犬猿の仲らしく、今回の試合は警戒レベルがかなり高めでした。
お昼過ぎからかなりの数のヘリが上空を飛んでいて、なにごとかとびっくりしたけれど、おそらく機動隊が「しゅっちょう」で来ていたんだろうなあ……。最寄りのSバーンの駅は警察が待機しているし、スタジアムが近づくにつれて警察官の数も増えていくし、やたらと物々しかった。前日の、メーデーの警戒レベル(ネオナチのデモ対策)をそのまま継続させているだけかもしれませんが。
わたしが今回買ったのは学生チケット。スタンド席(という名の自由席)です。
ドイツ人は基本的にわたしよりもかなーり背が高いので、思い切って最後列に行きました。うん、選手が豆粒クラスにはなっているけれど、フィールド一面見渡せるし、よさそう!幸い、周辺にいたひとたちも熱烈なサポーターではなかったので、割とゆったりと観戦することができました。
そう、ハンザのサポーターたちは、とてもとてもチームを愛していました。
みんな応援歌はちゃんと歌えるし、応援のフレーズもぴしっ!と調和しているし、なにもできない若葉マークの自分は始終そわそわ。ホームにいるのに軽くアウェイ気分?
でも、こんなふうに地元のチームを愛せるのは、いいなあ。
(愛するあまり、対戦相手にヤジ飛ばすのはいただけないけど)
もうちょっとここに住んでいたら、
また試合を見に行くような機会があったら、
もっともっとハンザに愛着わくかな?(その前に選手名覚えろってね)
肝心のゲームは0:0のドロー。2軍残留がかかっているので、勝ち点がほしかったところですが、それは次回に持ち越し。フォルトゥナ・デュッセルドルフに勝てれば問題なし、負けたら自動降格……とまでは行かなくても、残留をかけた戦いにはなりそう。
フォルトゥナ・デュッセルドルフこそ地元チームだけど、びっくりするほど愛着がありません。ははは。なんでだろうなー。縁がなかったからかな。
かれんだー
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りんく
かてごり
最新とらっくばっく
ぷろふぃーる
日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。
深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。
2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。
ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。

