忍者ブログ

ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
2024/05    04« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  »06
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

今日・明日と「しゅっちょう!ロストック」です。
約1カ月半ぶりの「さとがえり」。
 
車中でW-LANを飛ばして、ブログの更新ができたらおもしろいな!と思ったけれど、よくよく考えると、自分はブランデンブルク/メクレンブルクの大自然の中を突っ切って「帰省」をしているのですね。そんなところでW-LANにアクセスできるはずもない……。(回線が常に「不明」と表示されている!)
 
今回の「さとがえり」のメイン・イベントは、ヨーンゾン関係のトークイベント。今年の7月に出版された、ヨーンゾンが東ベルリンに閉じ込められていた人々を西ベルリンへと逃がす活動をしていた方々(以下Fluchthelfer、訳すならば「脱走協力者」?)に対して行ったインタビュー本に関連したイベントで、本の編集を行ったFluchthelferさんとロストックのお師匠の対談です。
東西ベルリン、東西ドイツにまつわる話だし、ぜひ聴きたい!ということで急遽「しゅっちょう」を決行することに。ベルリン‐ロストック間は近距離ではないけれど、片道2時間半なら十分許容範囲。今後も指導の関係で何度か行くことになると思うし、BahnCard50作ってほんとによかったー。
 
今回は先生の計らいで仲間のお部屋に宿泊できることになり、とてもありがたい。しかし担当者任せにしてしまったため、誰のおうちにお邪魔することになったのか、未だわからない状態です。どきどき。
 
さらにさらに、イベントの前に、Fluchthelferの方を招いた会食にも飛び入りで参加することに。……なんか恐れ多いな……もう末席でいいです、ぼんやりほかの人のお話に耳を傾けています、はい。
 
ただいま、オラニエンブルク(ブランデンブルク)。ロストックまであと、2時間15分。
PR
引っ越し当日。
前日に荷物を箱詰めすることは叶わず、結局徹夜もせず、図らずも延長戦へ突入。

朝6時に起きて荷造り続行、9時にドイツ語学科の事務室に行って証明書を受ける。荷造りが終わる気配は一向にない。当然だけれど、海に行ってる場合じゃない。

ひたすら箱詰め作業。一番大きな箱にありったけ物を詰めたら、持ち運ぶのもやっとの重さになってしまった。箱が大きいせいで、腕を伸ばしてもしっかりと箱を持てない。1回、地面に落としました。新聞紙で包んでいるとはいえ、中に入っているガラス類は全滅だろうなと覚悟。
よたよたしながら隣の郵便サービスセンターに持っていった箱の重量は、20kg超。両腕の感覚がこの時点でなくなりました。汗だくになりながらも10-15kgの荷物を次々と運んで、ようやく荷造りは終了。箱は6つ。今日だけで2つ買い足した。

退去予定時刻は12時半、この時点で箱を郵便ステーションに運んですらいなかったので、お部屋チェックの時間を1時間遅らせてもらうことに。1時間で荷物を運び出すことはできたけれど、お部屋の退去前お掃除が全然できていない。床を掃いて、軽く拭こうと思っていたのになんてこった。
見かねたハウスマイスターが、退去前お掃除を手伝ってくれました。お部屋のチェックも兼ねているので、問題箇所はその場で解決。昨日、ぴっかぴかに磨いた窓やシャワー室は問題なくOK。やったあ。しかし破損したドアの修復に200ユーロ要求されてしょんぼり。なんかねえ、自分だけのせいでもないような気がするんだよねえ。ぶつぶつ。

小物を廊下に放り出して、お部屋チェック終了。鍵の受け渡しもしてしまったので、もう中には入れない。当初予定していた電車には乗れなかったけれど、2時間分の余裕ができたので、ゆったりと最後の準備をすることに。
あんまり荷物が多いので、急遽箱をもうひとつ買って、お掃除道具を全部詰め込む。5kg弱、決して軽くはない。トランク+IKEAのでっかい袋(枕+α入り)+洗濯物干し(結局撤去を命じられた)+リュックを持っていかなければならないんだし、これ以上余計な荷物は増やしたくない。


その後の移動は悪夢のようでした。

トランクの半分はふとんなので、ロストック到着時よりは軽くなっている。むしろ厄介なのはIKEAのでっかい袋のほうで、肩がけがうまくできずに大変しんどい。羽枕ってこんなに重いんだね……。
トラムに乗って中央駅、券売機を探して右往左往(今回乗る電車が発着するホームは、ロストック中央駅で唯一券売機のないハズレホーム)、お昼を食べる暇さえなかったから、急遽パンを購入。ロストックが始発だから、発車1時間前くらいから電車に乗れるのがうれしかった。


怒涛の勢いで、ロストックとお別れ。
別れの余韻に浸ることなく、そのままベルリンへ。

ちゃんとお別れができなかった。
ヴァルネミュンデにも行けなかった。

戻ってくるよ。
また帰ってくるよ。

だからそれまでさよなら、ロストック。
たった半年の滞在だけれど、ここだってもう、わたしの「故郷」なんだ。

コペンハーゲンから帰ってきたと思いきや、すぐに引っ越しの準備へ。
未だ、手つかずのままの荷物。掃除をしていない部屋。果たして明日、スムーズにベルリンに旅立てるのか……?

まずは、市役所に行って転居届を……と思ったんだけれど、ドイツ国内の引っ越しの場合、転居届は出さなくてもいいらしい。引っ越し先の市役所で入居届を出せば、自動的に転居扱いになるとのこと。転居届を出すのは、外国に引っ越すときだけ。ちゃんと覚えておかなくちゃ。

お次は、指導教官にごあいさつ。課題を提出して、別れを告げる。
隣の研究室にいる仲間ふたりにもあいさつをして帰ろう……と思っていたけれど、椅子を勧められ、そのまましばらくおしゃべり。そうこうしているうちにお昼になって、先生も交えて4人でメンザ(学生食堂)に行くことに。

……そういえばわたし、ロストックに来てから一度もメンザに行ったことがない。このまま行かないで街を去るのかと思ったけれど、そんなことなかった、一回食べることはできたよー。
ロストックのメンザはおいしいということで有名らしいのですが、うわさ通り、おいしかった。鶏肉のブルーベリーソースがけ、結構な一品でございました。


「また近いうちに会おうね」と言って、今度こそお別れ。
こうして仲間とお話ができるようになるまで時間がかかったけれど、でも、ようやくたどり着いた。

いつでも、帰ってこれる場所。いつか、きっと、帰ってくる場所。

実は来年6月に、一度日本に帰国したあとにロストックに再び舞い戻ることが決まっています。その前にクリスマスの時期にも遊びに来たいし、来年の1月にはコロキウム(集中講義形式)にも参加させてもらえることになった。

帰ってくるんだ、この先、何度でも。


図書館に行って、本を返却する。
ここしばらくご無沙汰していたクルペリーナ通りを歩く。

当面はここで買いものすることもないんだなあ。


大学の事務室で講義の受講証明書(記念にお願いしていた)を受け取りに行こうと思ったら、なんと長蛇の列ができていた。どうやら、新1年生の学籍登録が行われているらしい。
仕方ないから並んで、本を読みながら45分ほど待つ。ようやく順番が回ってきたかと思いきや、「受講証明書の受け取りはここではない」という無情のひとことが。事務の方に「その書類を受け取るために、こんなに長い時間並んでいたの?お気の毒に……」とまで言われる始末。

ドイツ語学科の事務室に行かないと行けなかったらしい。
ああうう。いつだって、恰好よく終われない。

明日、朝1番で受け取って来なければ。


荷造りが終わらない今、ぼんやりと思うのは、最後に海が見たい、ということ。
ヴァルネミュンデのバルト海を見るまでは、ここを去れない。まだ、去れない。

そのためには、徹夜してでも準備を終えないと!

昨日、授賞式に向かう途中で、携帯にショートメールが届いていました。
ベルリンの新居用に、ということで契約したインターネットプロバイダから。「重要事項が抜けておりますので、折り返しの電話をよろしくお願いいたします」

……「折り返し電話をおかけします」ではなくて「折り返し電話をかけてください」なんだ。

ノイブランデンブルクでわやわややっているときに電話なんぞかけたくないので、丸々一日放置。夕方くらいに思い出したので、かけてみました。

どうやら新居には電話回線が引いてないらしい。
つまり、このままだとインターネットができない、らしい。

うわあああ、引っ越し間際になにこの予想外トラブル!

大急ぎで家主にメール。
たしかに、部屋には(わけあって)電話回線が存在していないとのこと。

滞在している間だけ電話回線を引いてもいいよ、とは言ってもらったものの、退去するときが面倒そうなので、サーフスティック(携帯電話の回線を使って無線接続するためのスティック)を購入することになりそう。

しっかし回線速度とか、パケットの上限(?)みたいなのとか、なんだかいろいろややこい。判断基準はなんだ。安ければよい、ってわけじゃないのはわかるけど、なにがどう違うんだ。あああ。

とりあえず、ロストック在住時のように「延々とネットにつなぎっぱなし」というのはマズイんだろうな。


契約を進めていたプロバイダにキャンセルの電話をして、ひといき。
あー、一瞬「明日からコペンハーゲン行ってる場合なのか」って真剣に悩んだ。行くけど。

しかしこの会社、通話料がめちゃめちゃ高くて、「待ち」の時間も長いので泣かされます。携帯のプリペイド金額が一日で底をついた。(といっても最低金額しかチャージしてないんだけど)

ベルリンにいっても、ちゃんとスムーズに、そして快適にネットが使えるといいなあ。

今日はコロキウムの仲間と突発的にご飯を食べに行ってきました。
4月下旬、コロキウムが開かれる部屋が見つからず、廃校の前を一緒にうろうろしていたひとです。 → エントリ「教室がない

ロシアの大学を卒業し、ドイツの大学に正規入学をしたV氏。
せっかく迷ったのも縁(?)だし、いろいろお話したいなあ、と思っていたのですが、隔週で開かれるはずのコロキアムが連続休講になり、なかなかお話する機会がなかったのと、いわゆる「最終回」を迎えることなく夏季休暇に突入してしまったため、別れのあいさつすらできない始末だった。

ものすごく今更感があったけれど、先日「お茶かビールでもどう?」とお誘いのメールを送ってみた。
メールアドレスは大学のサーバーから「時間割→コロキウム→参加者→メールアドレス」を探し当てた。意外なところで役に立った!

そしたら今日返事がきて、その後電話で日程の打ち合わせ。
お互いにスケジュールが密な感じだったので、「今日ヒマ?じゃあ今日行く?」という流れに。

お米研ぐ前でよかったあ。

夜9時に待ち合わせ。
中心街のカフェで、ちょっと遅めのご飯を食べることに。
……というか、相手は夕食をすませて来ていたので(そりゃあ9時待ち合わせじゃあさすがにご飯食べてくるよねえ)、ご飯を食べていたのはわたしだけだけれど。

まったりおしゃべり。

ロシア育ちの彼にしてみれば、ロストックの道はかなり狭いらしい。
「ロストックが狭いと思うなら東京に来なよ、きっとロストックひろーい!って思えるようになるよ」と言ってみた。

サンクト・ペテルブルクは世界で一番うつくしい場所らしい。
ロシアは未知の領域だなあ。「ひとりでロシアに行く勇気がない」と言ったら「さすがにひとりはおすすめしない」と言われた。モスクワでもロシア語以外の言語は通じないらしい、ひええ。

『エフゲニー・オネーギン』翻訳で読んだよ、と言ったら仰天された。
ロシア文学が日本で読まれていることがとても意外だったらしい。そういうものなのかなあ。あれか、日本人がドイツ人以上にヘッセとか読んでいるのと似たようなものか。


また今後も連絡を取りましょうー、ということで解散。
思い切って声をかけてよかったなあ。

かれんだー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

最新こめんと

[09/21 YuN]
[09/17 むさぴょん]
[09/15 YuN]
[09/14 ぶた]
[09/14 YuN]

最新とらっくばっく

ぷろふぃーる

YuN


ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


ぶろぐ内検索

<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- ゆうゆう自適。 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]