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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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先日亡くなった、ドイツ語学科の先生の所有されていた本がドイツ語関係の人々に対して公開されることになった。関心のある本があれば、自由に持って帰ってよいということ。
わたし自身はその先生とまったく面識がなかったのだけれど、「主に戦後の20世紀文学」に興味があったので、本を求めてPankowまで行ってきました。
Pankowが位置するのは、北東ベルリン。Ring-Bahnエリアを超えて北東になんて、これまで行ったことがなかった。辺境ってわけでもないけれど、用事がなければまず行かない。そんな感じの初Pankow。
 
だいぶぎりぎりにアポイントの申し込みをしたので、予約の時間もだいぶ遅め。まだまだたくさん本は残っていたけれど、そのほとんどが知らない作家のものばかり。メジャーなタイトルは、早く来ていたひとたちに持っていかれちゃったかなあ。
それでも本棚をじっくりながめていると、気になる本もぽつぽつと出てくる。Franz Frühmannが書いたバルラハについてのエッセイ、メクレンブルクの作家Fritz Rudolf Fries、更には旧東ドイツ作家Günter de Bruynの本を何冊か、ありがたく頂戴いたしました。
 
昨日の美容院に立ち寄ってお代を渡してから(一瞬、スタイリストさんはお代のことをすっかり忘れていて、危うく「切り逃げ」にされるところだった……)、アレクサンダー広場でぶらり。大型ショッピングセンター「Alexa」でクリスマス・カードを買ったり、いよいよはじまるクリスマス・マーケットの屋台を眺めたり、ちょっとずつ、自分がクリスマス色に染まっていく。
 
夜は、Sくんにくっついて教会のミサ・コンサートに行くことに。会場はZehlendorf。PankowからZehlendorf、って端(北東)から端(南西)への移動だなあ。Zehlendorfも行ったことがないや。
Pankowがひっそりとしていたもので、Zehlendorfも似たようなものかと思ったら、こちらはだいぶ栄えていた。失礼。
 
会場の教会は、なんとメクレンブルクで慣れ親しんだ赤レンガ・ゴシック!わああ、まさかベルリンで懐かしの赤レンガ・ゴシックに出会えるなんて。このシンプルな内装が、本当に大好きなんだ。
 
演目は、恐らく専属であろう指揮者が作曲した曲と、ブルックナーのミサ曲。
指揮者の曲、聖書の一説を音楽で表現した作品らしいのだけれど、複雑すぎてなにがなんだかよくわからなかった。素人の耳では旋律を捉えることができず、不協和音に近い音の波がなにやら不安を煽るだけ。一言で表すと「シュール」。
ブルックナーは伝統的なミサ曲ということで、一番手に比べればだいぶ聴きやすかった。最初は「キリエ・エレイソン」(憐みの賛歌)。その後、ラテン語の歌詞が続く。きゅっと、厳かな気持ちになる曲。
音楽の専門家Sくんからしてみれば思うところもいろいろあったのかもしれないけれど、素人耳には特に不満のない演奏でした。
 
コンサート後は、かなり遅めの夕食を求めて移動。以前教えてもらった、Kreuzbergにあるインドカレー屋さんへ足を運んでまったり食事。カレーはおいしかったし、いろいろお話もできて楽しかったよ。
 
そんな感じの、ベルリン開拓。
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さて大学図書館に行くか!と思ってトラムに乗ったところ、ふいに声をかけられた。
誰だろう?と思って振り返ると、なんとそこにいたのはSくん。……なんか、昨日から「ばったり率」がすごいなあ。
 
せっかくなので一緒にお昼でも食べよう、ということで、ペルガモン博物館の近くのカフェレストランでお食事。カリーヴルストを賞味!カレーソースの味が、かつて味わったことのない味だった。ひと口目は甘いんだけれど、ふた口目はすっとスパイスが利いてくる。
 
ご飯を食べたあとは、大学図書館に移動。
なんとSくんがブックスキャナの使いかたを教えてくれると申し出てくれた。うれしーい!
 
 
さっそくStabiで借りた資料を使ってスキャン祭り開始。
 
 
……本が規定のサイズではなかったせいか、最初はなかなか手間取りました。大きくなったり、小さくなったり。ページを押さえている手までうっかり入ってしまったり。
 
わたしが四苦八苦している間、根気よくサポートしてくれたSくん。ありがとうありがとう。おかげでやりかたわかった。
 
でもSくんがいなくなったあとに、図書館で借りた本がバラバラになりそうになって焦った。や、たとえSくんがその場にいたとしても、物理的にどうにかするのは無理だったと思うけれど。
 
そんな感じで。
 
ばりばりやるぞ!と思ったけれど、スキャンに使うメンザカードの残額がなくなったので強制終了。
コインをチャージしようと思ったけれど、コイン受け付ける機械が故障していた。手元にあるのは20ユーロ紙幣一枚のみ。……ぜーんぶチャージとか無理!無理!カフェテリアでわざわざなにか買ってくずすのも面倒だし……。
 
 
どうにかならないかなー、この不便さ。
 
 
あ、W-LAN設定、直してもらいました!
基本設定は残っていたので、プログラムを再インストールするだけでOK◎

経ちました。

ドイツに来てから?いいえ。
なにかの記念日系?いいえ。

最後に髪を切ってから8か月半経ちました。

「月に一度は美容院に行っているの」とおっしゃるお嬢さま方に石を投げられる!

いやでも、もともとベルリンに行ってから切ろうとは思っていて、日本で行きつけの美容師さんに「半年くらい持つようなカット」をお願いしたんだった。
「あらっ、1年くらい持つわよ」と言われたときは まさかねハハハ とか思っていたわけですが、8か月半経った感想は「あながち嘘でもないかもしれない」です。

や、さすがにもっさりとしています。でも、トップの髪をまとめればギリギリ許容できる範囲(※当人基準)。ただ、くせっ毛だけはどうしようもないですね。日曜日には日本から友達が来るし、来週の水曜日には日本の指導教員と会う約束もあるし、ここはひとつさっぱりさせようじゃないかー、と、観念(?)して美容院に行ってきました。

ロストック滞在時に、お友達に「ベルリンにいい日本人経営の美容院があるよ」と紹介してもらったので、数日前にさっそく電話。
……ドイツ語で対応されたので、最初外国人スタッフかと勘違い、しばらくドイツ語で会話していました。うっかり「あれっ、縮毛矯正ってドイツ語でなんだっけ……」と口走らなければ、ドイツ語のまま終わったんじゃなかろうか。

予約は、今日の朝10時。

カットはともかく、縮毛矯正をするかしないかで迷っていて、現地でスタイリストさんに相談。


【 結論 】 くせが強すぎて対処が難しい

A. ベリーショートにする
B. 胸のあたりまで伸ばして、髪の重さでカバー
C. 縮毛矯正


なんというか極端すぎる。
長すぎるのも短すぎるのもイヤだよー。セミロング希望、セミロング!

料金について問い合わせたのち、Cに決定。


ばっさり切りました。
たっぷり8カ月分。

気持ち、いい。さっぱり。

軽い!あたま軽い!
心機一転!

これで勉強面も心機一転できれば文句ないんだけどね。(ぼそぼそ)


とにもかくにも、切ってもらってよかったー。

さて、国立図書館リベンジです!

パスポート持った!
住民票持った!
本を大量に入れるためのセカンドバッグも持った!

いざ出陣。


手続きはスムーズに終了。
会費を払い込むことになっているんだけれど、機械に自分の会員番号を打ち込んで、お金を払った時点で会員証が有効になるらしい。すごいね!

さっそくパソコンから資料貸し出しの予約をしたら、ちゃんとわたしの名前が表示された。すごいすごい。

資料がそろうまで数時間かかるらしい。
今日はあきらめて、明日出直すかな。
とりあえず、W-LANの設定だけしてみようかな。

W-LANの設定をするためには、暗証番号を一度変更しなければならない。
変更後、30分経過すればW-LANの設定ができるらしい。

変更して、30分待って、いざ設定開始。

とんとん拍子で設定終了!
おー、わたしもやればできるじゃなーい!


……って、思ったのね。このときは。


あとで大学でW-LANが使えなくなったときの衝撃といったら……。
えーっ、StabiのW-LANシステムと、大学のW-LANシステムは共存できないの?

あわてていろいろ試したら明らかにW-LAN設定がおかしくなった。
今度、また図書館のカウンターで見てもらうしかないなあ。また、「LINUXにしなよ」ってささやかれるのかしら。


今日は重たい資料を持って一日中駆け回って、体力的にしんどかったけれど、いいこともやっぱりあったよ。

なんとStabiで家主Lukasの彼女、Olgaとばったり。
名前を呼ばれて、「こんなところでわたしを知っているひとなんて……」と思ったら、Olgaだった。ベルリンは広いけれど、行動範囲がある程度決まっていると、ばったり率は高いよね。

さてさて、明日もがんばろう。
やや、明日こそ、がんばろう!

被害妄想にどっぷりつかるのもどうかと思うけれど、どうも自分は、ツイてない日はとことんツイていないらしい。

朝、ベルリンの指導教員の面談に行ったら、「ごめん今日はもう時間がないんだ」と断られた。欄外だったけど、一応リストに名前書いといたんだけどな……。



資料だけでも渡しておけ!と教員ボックスの中に入れようとしたら、先日手直しした研究計画書を家に忘れた。



帰宅、昼食を取ってから再度出発。
ついでにZoo駅のわすれものセンターに立ち寄る。
傘について尋ねたら担当者が迷いなくある棚に向かって歩いて行ったので、高まる期待。

残念ながら、違う傘でした。
さよなら、わたしの傘。拾ったひとが、せめて大事にしてくれるといいんだけれど。(ところどころ糸切れていたけどね……)



その後、Sバーンに乗ったら爆弾テロ騒ぎ発生。目的地のFriedrichstr.が厳戒態勢に入った模様。中央駅行きの電車はすべてストップ!接続ゼロのTiergarten駅で下ろされ、反対側の電車に乗ってZoo駅にUターン。さっきまでいたのにねZoo駅……。
そこから地下鉄を乗り継いで乗り継いで、どうにかFriedrichstr.に到着。つかれた……。それにしても、Sバーンが厳戒態勢なのに、Uバーンは普通に運航中ってだいじょうぶなの?あ、ターゲット予告されたのは中央駅?

どうも、11月末にテロ予告が出ているようですね。迷惑なはなしだ……。

どうにかこうにかで大学に到着。
さて、事務室に計画書を……と思ったら、事務室が閉まっていた!えー、まだ15時だよ?
ちょっと待ってみたけれど、事務員が戻ってくる気配がまるでないので、レポートボックスに投げ入れてきた。レポートじゃないけどいいよねこの際。



国立図書館へ。住民票を忘れたので貸し出しができず。
出直し……。



家でごはん。
たまごを冷蔵庫の上に出しておいたら

ぐしゃ

……落下しました。
うわああああん。


なんなの今日?なんなの、今日!

こうして書いてみると、
いい加減喜劇みたいな気分になってくるね。


あ、でも、いいこともあったよ。
フライブルクに住んでいる友達から、すてきなすてきなポストカードが届きました。

メールもいいけれど、手書きの文章もいいねえ。
今度、絶対クリスマス・カード送ろうっと。

かれんだー

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ぷろふぃーる

YuN


ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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