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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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今日は友達とバレエ鑑賞に行く約束。
世界的に有名なバレエダンサー、ヴラジミール・マラーホフ監修・出演のバレエ・ショー!
 
会場はベルリン・ドイツ・オペラ。
うちからそう遠くはないので、先日のビビンパのお礼に友人を我が家にご招待。なにか日本的なものをごちそうしたいなあ……と考えた結果、
 
・豚バラ肉のから揚げ
・エビと筍の海苔包み揚げ
・ほうれんそうのおひたし
・たまご焼き
 
と、ごはんのメニューに。しょうゆベースにすれば和風っぽくなるんじゃない?という勘違いに基づくラインナップ。(気がつけば中華一歩手前)
たまご焼きの見た目がかなり残念だった以外はまあまあ上手にできて、お客人にも喜んでもらえた様子。よかった、よかった。
 
 
その後にいよいよバレエ観劇。
 
突然ですが、最近「眠りが浅い」ということで悩んでいます。
夜中に絶対1度、2度目が覚めてしまい、実際の起床時には気分がすっきりしない……というのが困りもの。
今日もまた、午前4時とかに一度目が覚めてしまっている。眠い、眠い。そんな状況でバレエとか観てだいじょうぶなのかな?と不安になっていましたが、……こういうときのいやな予感って的中するんだよね。
 
いや、そんなはじめから最後までぐっすり眠っていたわけじゃないです。
特定のストーリーのないバレエ・ショーで筋を追えない……というのも手伝って、途中でなんどかこっくりしたけれど、大体ずっと起きていた。
 
どうして、
どうして、
 
最後の最後に大トリのマラーホフが登場するときに意識がなくなるんだかなあ。あー、自分のばかばか!
 
綺麗にドレスアップしているひとが多い中、ついいつものノリで「超普段着」で出かけた自分にもしょんぼり。まあ、ジーンズでも許されるのがベルリンのよいところだと思うんだけれど……。
 
「寝てしまいました」だけだとあまりにひどいので、ちゃんと感想も。
 
伝統的な踊りと革新的な踊り、そのふたつを組み合わせたショーは、とても見ごたえがありました。ちょっと残念だったのは、マラーホフが革新的な踊りに専念していたこと。トウ・シューズを履かず、裸足で、からだ全体で、バレエを表現する。勝手に超絶技巧を期待していた自分が悪いんだけれど、ゼイタクをいえば、技術面でもいろいろと披露していただきかった!……いやまあ、巨匠といえどもう40代なので、若かりし頃のように激しく飛んだり跳ねたり回ったりもできないのかもしれないけれど。
 
かのハバネラ(ビゼー)にあわせて踊る、バレエ版の「カルメン」がおもしろかったなあ。
 
……あれだ、バレエ鑑賞するなら疲れていないときに限る。
オペラや演劇はどうにかなるけれど、バレエは集中力が切れるとどうにもならない。
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今日でKrankengymnastikも6回目。
ひざの調子もよくなってきたことだし、ここで一段落、ということになりました。

もう6回かー。早いような、そうでもないような。整形外科に行ったのがほんの2週間前というのも信じられない。それだけ、衝撃的な診断結果だった。


自宅トレーニングの再チェックと、問診がてらにマッサージ。
足を動かすための筋肉の強度を確認してもらったところ、ものすごく弱いらしいということが判明。

端的にいえば、運動不足が原因。あぁ。

インラインスケートがおすすめらしいです。
あとは、ジョギング。それとも格闘技系?

冬場にインラインスケートとジョギングはなかなかハードルが高いな……。
でもベルリンでインラインスケート滑ったら楽しいかも!あるいは、シャルロッテンブルク宮殿の庭園でジョギングするのもいいかもしれない。

日本に戻ったら、大学のジムで水泳かな。
なんにせよ、動こう。ひざのために。自分のために。


先生には大変お世話になりました。
こんなに短期間で効果が出るのか?と、ちょっと心配だったりするけれど、それほど気にしなくてもいいのかもしれない。過敏にならずに、日々、鍛練。

あとは、ちょっと間を開けてから整形外科で再度問診。
どういう診断が下されるのか……。

どきどき

学会みっかめ。
さすがに体力・集中力ともに限界。

ロストックのお師匠の発表までは聴いたけれど、大変難しいはなしで(答え:YuNの力不足)、全体像を捉えることができなかった。うー、今回の発表はすべて論文集に収録されるらしいから、それまで待つしかないね。

Uwe TellkampのDer Turmに関する発表は興味深かったけれど、その場にいる全員がDer Turmを読んでいることを前提にしてはなしが進められていたので、大変キツかった。全体的にそういう発表が多かったなー。大御所勢ぞろい、が想定されているからなのかもしれない。われわれのような「こめ粒」は眼中にないのか!

こんなに固有名詞(作者名、作品名)がわからなかったのなんて、学部生のときにはじめて独文関係のゼミナールに参加して以来だ。自分の現在の研究テーマはDDR文学ではない、と改めて認識させられた感じ。

総括すると「ハイナー・ミュラーの人気はすごい」「みんなクリスタ・ヴォルフになんか恨みでも持ってるの?」の2点に尽きる。あの場に一体何人、ハイナー・ミュラーで博論を書いたひとがいただろう……。


午前の部が終わった時点でもう限界。大学に行って調べものしよう。
やっぱり午前の部で退場する師匠に「来週もよろしくお願いします」とあいさつをして、会場を後にした。

ブレヒトのシルエットが印刷された手帳を持っているひとがいたけれど、あれ、売っているのかな?きゅーと!ちょっとほしい。(熱烈なブレヒト・ファンというわけではないけれど)


大学に移動して、メールを書いたり調べものをしていたりしたらそれで一日終了。
家に帰ると、見慣れた黄色い紙が郵便受けに入っていた。

DHLの不在通知。

ま た か !

あー、今日は朝8時半から家を空けていたから真っ当だな。
それにしても早い。今日届くとは思わなかったぞ、独アマゾン・マーケットプレイス。

今回もご近所さんに預けたらしいけれど、一般家庭じゃなくてお店。
google mapsで確認した限りだと、同じ建物の中に入っているらしい。えー?家具製作所しか知らないよ?

なんでDHLはいちいち面倒事を残して行くかな……とぶつくさ言いつつ、明日荷物をピックアップしてこようと思います。わーいわーい、フォンターネ・シリーズ!


今日は11月11日、聖マルティンの日。
お手製のランタンを持って歩く子どもたちを見て、ほっこりした夜だったとさ。

学会ふつかめ。

今日は1時間早めの開始で9時から。
そんなに早くはないのでしょう、でも、午後から大学に行く日はまだ寝ている時間だったりする。眠い!寒い!うわーん!

集中力が持続しないのが本当にツライ。
今回の会場はベルトルト・ブレヒト文学館なのだけれど、小ホールを使っているため、机のたぐいが一切ない。ただいま「生活習慣を直そう!計画」を実行中なので、足が組めず、ノートを取るのが大変。とりあえず対策としてリュックを抱えて台代わりにしたけれど、結果的にはひざに負担がかかってるんじゃないのこれ……。

ぽけっとしていたら、東京の先輩を発見。
ポストDDR文学が専門の方なので、来ないのかな?とは思っていたけれど、やっぱり来ていた。


午前の部が終了したあと、一旦大学まで行ってメンザでお昼。パン屋さんでパン2個買うよりも、メンザでがっつり食べたほうが安いってすごいね。
その後、先輩にベルリンの指導教官の部屋まで案内してもらい(ありがとうございます!)、面談の予約をする。そのまま大学近くのすてきカフェに連れて行ってもらって、しばらくおしゃべりしてから解散。そして、ついにビザ・サービスでパスポートを回収!よかった……これで滞在が正式なものに……!

夕方、学会会場に戻ると、今度は東京の同期のSくんを発見。やー、今日はいろんなひとに会うなあ。

ちょうどSくんに「今度お昼食べようよー」ってメールを送ろうと思っていたところだし、これを機に……と夜ごはんを一緒に食べることに。その流れで、先週お邪魔した日独交流シュタムティッシュへごー!


現地で道に迷うこと、1時間。


自転車持参のSくんを引きずりまわして、歓楽街を行ったり来たり。
ごめん。ほんきでごめん。でもひとりだったら泣きたくなっていたと思う。

記憶を頼りにうろうろするのはやめようキケン。
でも、直感くらいならアテにしてもいいかもしれない。(薄着のおねーさんたちが立っている通りは歩いた覚えはなかった)


会場に着いたら着いたで、なぜか夫婦or恋人と勘違いされて(男女が一緒に飲み屋に入っただけで即カップルと断定されるのか……?)、Sくんには最初から最後までメイワクをかけっぱなしだった。まさかとは思うけれど、日本人グループにやや遠巻きにされていたのはそれが理由ではあるまいな?

誤解だからー!

それでも、ドイツ人と日本語ドイツ語入り混じって会話をするのはなかなか楽しい。

元・アメリカ国籍、現ドイツ国籍(第一言語はドイツ語)の方と知り合いになった。
Bildungsinländerということばを知っている「一般人」にはじめて会ったよ……。仲間!なかま!

旧東ドイツ文学の在りかたについて問う、という趣旨の学会に顔を出してきました。
今日から3日間。その間、授業には出られないけれど、このようなアカデミックな催し物が多いのもベルリンならでは。機会があれば、どんどん参加したい。

しかしまあ、これでもか!というくらいぎゅうぎゅう詰めになったプログラムで、10時から18時まで、休憩が2回しか入らないぶっ続け状態。いわゆる大御所の発表+質疑応答が延びるに延びて、気がつけばお昼休みが大幅カット。途中の休憩も15分のみ……。暖房ががんがんに入っているせいかホールの空気も悪いし、時間の経過とともに集中力がどんどん低下。

これはキツイ。

初日は旧東独(DDR)文学というジャンルについて、の議論がメイン。
DDR文学はどこへ行くのか?そもそも、DDR文学というジャンルは今後も存在しうるのか?

「ドイツ文学史」という流れの中にDDR文学がどのように組み込まれていくのか、について考えることは、たしかに重要。10年前の国語教育ではノータッチだったけれど、今は少しは変わっているんだろうか。


後半ではクリスタ・ヴォルフの新刊『天使の街』Stadt der Engelについての議論も。お、今一番ホットなところじゃない?と楽しみにしていたのだけれど、聴いてみたらがっかり。始終「ドイツ再統一から20年経った今でもDDRに幻想を抱き続けているなんて信じられない」というトーンで議論が展開されて、げんなりしてしまった。
ヴォルフが過去に、かつてのDDRに今もとらわれているという点はたぶん(新刊をまだ読んでいないので断定できない)間違っていない。でも、この作品を(その要素は十分すぎるくらいにそろっているとしても)はじめから「自伝的小説」と決めつけて、「語り手・わたし=ヴォルフ」とすることも疑問に思うし、「上から目線」で論じることに至っては納得がいかない。擁護するわけじゃあないけれど、彼女本人の生き方そのものを「断罪」するのはわれわれゲルマニストの仕事じゃない。

それこそWessi(西ドイツ人)の傲慢じゃないの?
旧東ドイツについて研究しているはずなのに、結局、根っこの部分までわかろうとしていないんじゃないのかな……。

わたしだって、まだわからない。語れるほどものを知らない。くやしいなあ。

あー、なんか自分の修論(見下してはいないけれど一方的議論な点はまさに同じ)を思い出して、もやもや2割増し。ヴォルフはむずかしい。ほんとにむずかしい。今の自分ではまったく歯が立たない。
でもいつか、いつか絶対、こういった一方的な議論にも太刀打ちできるように、なる。なってみせる。どれだけかかるかわからないけれど、修論を「清算」するまでは終われない。


まずは、あと2日!がんばる!

ひさしぶりにロストックのお師匠と対面できたのはうれしかった。
前回会ったときから進捗状況が変わっていないというのが致命的。あああ。

かれんだー

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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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