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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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郵便受けを見ると、手紙が入っていた。

わたしに手紙なんて一体誰?と思って封筒を見る。
フライブルクからの手紙。宛名は……うちの家主Lukasと同じ名字のひと。

Lukasはフライブルクの出身。ということは、この手紙はLukasのご両親から?

すうっと過ぎる、いやな予感。

今月の家賃払ったよね?
それとも、予期せぬトラブルがあったのかな?
いずれにせよ、直接面識のないご両親からわざわざ手紙が送られてくるなんて、よっぽどの事態に違いない。

どきどきしながら、封筒を開ける。
すると、中から大学の印の入った封筒が出てきた。

……ん?


こ れ は


だ、大学の学生証!
わたしの!

正しい住所が書いてあるのに、なぜか家主の実家に送り届けられたらしい。なんで?なんでなんで?

家の郵便受けは家主と「連名」にしているのに、
家主宛ての郵便物が届いてもいいように、「c/o」指定もしているのに、

なぜフライブルク?
わざわざc/o宛ての実家を調べ上げて、そこに送ったというの?
ちゃんとそこの住所に人が住んでいるのに?

労力の使いどころを完全に間違えているよDeutsche Post。
人員削減とかいう前に、まず社員の教育からはじめたほうがいいんじゃないの?

DHLといい、Deutesche Postといい、
どこまでわたしを「なかったひと」にしたいのか!


なんかいろいろと腑に落ちないけれど、とりあえず学生証が届いてよかった……。これでベルリン中の大学図書館が使えるよ。明日、パスポートを取りに行ければ(行けるのか?)、身分の保証もできる!

Lukasにメール書いて、ご両親にお礼を伝えてもらおう。

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「荷物を預かっていますか?」メモを投函した翌日、奥にある家具製作所に明かりがついていたので、物は試し!と荷物の行方を尋ねてみることに。

敷地内は人気がなく、どこに行けばいいんだろう……とおろおろしているうちに、ひょこっと若いお兄さんが登場。

「あの、荷物を預かっているって……」

事情を説明しようとしたわたしを遮り、お兄さんはこう言った。

「うんうん、わかっているよ」

そして作業場に行くや否や、出入り口付近のテーブルの上に乗せてあった箱を差し出した。
ほんとに、ほんとに、家具製作所に荷物を預けたんだ……。

よりにもよって、土曜日の昼~日曜日終日は完全に閉まっている作業場に荷物を預けるなんてどういうこと?とDHLの人間をとっ捕まえて小一時間ほど問いただしたい気分である。
「うんうん、わかっているよ」なんて言うあたり、この家具製作所は結構な確率で「預かり所」と化しているのではないだろうか。なんかそんな気がしてきた。


とにもかくにも、ようやくシーツをゲット!
長かったー!

部屋に戻ってさっそく「模様替え」。
シーツを取り替えて、枕&布団カバーもついでに交換。
春夏カラーから、秋冬仕様に変更しました。

ちょっとうきうき。
うん、このシーツがウチに届くまでの経緯はこの際忘れて、このうきうき感を楽しもう!

先日の日独Stammtischで知り合った方と、お散歩&ご飯。
まだベルリンに来たばかりで、よくわからない……とのことだったので、ウチの「ご近所」(シャルロッテンブルク周辺)を紹介することに。

まずはZooで待ち合わせをして、ぶらっとKaDeWe見物。
わたしもおかやんから「シュトレンを送って!」と頼まれているので、その下見がてらに。

11月に入った途端に、なのか、KaDeWeはすっかりクリスマス仕様になっていた。
エントランスには大きな大きなクリスマス・ツリー!クリスマス・オーナメントやお菓子もたくさん。はわー、クリスマス気分になりますねえ。あと一カ月半くらいあるけれど。

6階のお菓子売り場もすっかりクリスマス・モードになっていて、いたるところにクリスマスのお菓子が。チョコレートにクッキー、ときどきシュトレン……。目移りしちゃうね。どれも可愛いし、どれもおいしそう!


KaDeWeのあとは、すぐ近くのアジアン・マーケットへ。
偶然、韓国の柚子茶を発見して、思わず衝動買い。これね、だいすきなの!のどにやさしい、からだもあったまる。


それからお気に入りスポット・シャルロッテンブルク宮殿をご紹介。午後5時半ごろに着いたのだけれど、もうすっかり暗くなっていて、残念ながら庭園を歩くことはかなわず。いや、歩けるには歩けるけれど、外灯がひとつもないのでおすすめしない。


夕食はSavignyplatzで。Spätzleのお店。ボリュームたっぷりでおいしかった。
ここでもう一名合流。朝からテロ行為のように何度か電話をして、夜にようやく捕まったという……。3人でまったりご飯を食べて、腹ごなしにちょっとお散歩→スタバへ移動。

共通の趣味のはなしで大いに盛り上がる。同志発見ね!

まことに楽しい夜でした。

1カ月ほど前に、オンラインでシーツを購入したんです。
ウチからお店まで遠かったのと、キャンペーンで送料が無料だったから。

「発送したよ」というメールが届いてから1週間、いつまで経っても商品は届かない。
DHLの発送ステータスを確認したら、「宛先不明」で返品扱いになっていた。

大急ぎでデパートに連絡、急遽再送してもらうことに。

念のため、家主の名前を書いてもらった。
正面玄関のチャイムも、ちゃんと自分の名前に貼り替えた。

今度こそ届くはず。


そろそろ来るころだなあ、と思っていました。
朝も早めに起きて、スタンバイ。
午前11時ごろに、チャイムが鳴りました。「郵便です」
きっと、荷物が届いたに違いない。

ドアを開ける。
でも、階段を上ってくる気配がない。

あ、もしかして本館に行った?
まあ、どこにも名前がないと気づいたら、裏手に回ってくるでしょう。
ここは、裏庭にある別棟。

………。
………。

5分。
10分。
15分。

来ない。

さすがにこの時点で、再びシカトされたと理解した。

出かける直前に郵便受けを確認すると、ご丁寧に封筒に入った「不在通知」が入っていた。

……あのさあ、誰にドアを開けてもらったと思ってるの?おばけ?
ドアを開けた人間がいるんだから、その人間が住んでいる部屋が絶対あるはずでしょ。探しなよ。

ああ、ポストステーションに行って回収か……と思いきや、隣人さんに預けたらしい。面倒だけれどまだマシだ、今すぐピックアップしてこよう。

預かり先:Tischlerei(家具製作所)
場所:2. Hof(第2館)

……は?

ウチの裏にはたしかにTischlereiはある。
でもわざわざ製作所に行って荷物を預かってもらうとは思えないし、なにより製作所へ向かう道にはわたしの住む別棟がある。見過ごしようがない。意図的にでもない限り。

じゃあ、本館か。でも本館にはTischlereiに勤務しているひとが最低2人は住んでいる。「Tischlerei」だけでは特定のしようがない。

見過ごす見過ごさないは置いておくとして、とりあえず「第2館」っぽい製作所に行ってチャイムを鳴らした。人の気配ゼロ。ほんとにここ?

なにこの新手のイヤガラセ。

隣人に(勝手に)預けてもらったはいいけれど、誰が預かっているのかわからず、どうにもできない。とんだありがたメイワク。こんなことなら潔くポストステーションに送ってもらったほうが数倍、いや数十倍マシ!

人々の反応を見越してのことか、通知書にはサイン(担当者の名前)が書いていない。はじめから、名指しで苦情ができない仕様。悪知恵ばっかり働きよってからに。


DHLのサービスセンターに苦情を言おうかと思ったけれど、まずホットラインが有料(携帯電話からの通話はものすごく高い)なのと、インターネットのコメント欄に「苦情」のプルダウンが存在していないのに脱力。そうね、「苦情」欄は存在しないけれど、「称賛」の欄は存在するのね。どの口がそれを言う。


今すぐ「サービス業」の看板を下ろしなさい、DHL、詐欺だから。

ああ、あと、Landweg(陸路)で海外に送る荷物は1カ月以上かかるって正直に言ったほうがいいよ?なくされたかもって思うひとも続出しているから。

今晩はベルリーナ・アンサンブルでブレヒトの「肝っ玉おっ母とその子どもたち」を観劇。ベルリーナ・アンサンブルでブレヒト!王道!

その前に友達のおうちに行って、夕食をごちそうになる。
なんと、お手製のビビンパ!おおお、さすが韓国!お国の料理が出た!

食べている間に、「彼女を我が家に招待したときにはなにを作ろう」と必死に考えていました。なんだろう、いかにも日本っぽくて手軽に作れるものって。……ちらし寿司?にくじゃが?なんだろ。しょうゆベースにすれば和風な感じは出せるんじゃないのと思うのは、安直過ぎるか。

まあ、そのときになったら考えよう……。

当たり前といえば当たり前だけれど、韓国でも炊飯器使うよねえ、としみじみ思った。
(お鍋でお米を炊くという生活にすっかり慣れきっているので、ドイツで炊飯器を使うという発想がない)


さて、「肝っ玉おっ母とその子どもたち」。これも事前に原作を読んでから観に行ったのだけれど、おかげで心行くまで楽しめました。筋は知っていたけれど、実はちゃんと読んだことがなかったので、すごくよい機会にもなった。(クライストの次に読んだせいか、テクストはものすごく読みやすかった……)

「戦争被害者は、戦争から利益を受容する立場にもなりうる」という、戦争の持つ裏と表の「顔」を指摘した「肝っ玉おっ母とその子どもたち」。商売繁盛!と言わんばかりに戦争を歓迎する一方で、(子どもたちを次々と失うことにより)戦争を呪うアンナの両面性が丁寧に描かれていた。

席が思ったよりも舞台に近くて、細かいところまでよーく観えたということもありますが、とにかく迫力がすごい。ガラス瓶とかガラスジョッキとか、小道具とか派手に壊す、壊す!
肝っ玉おっ母・アンナ役の女優さんはもちろん、口が利けないカトリン(娘)役の女優さんの迫真の演技がすごくよかった。原作の設定上「あまり器量が良くない」とのことらしいけれど、可愛かったよー。

歌パートとかどうするんだろう、と密かに思っていたけれど、流れに溶け込んでいて見どころ・聴きどころ満載。
唯一「ん?」と思ったのは、荷馬車にかかっていた「COURAGE & Co.」のネオンの看板。あれだけは(舞台が30年戦争時のヨーロッパであることを考えると)どう考えても浮いている。観客ウケはよかったみたいだけれど。

でもでも、全体的には大満足。
個人的には「こわれがめ」よりよかったという印象。ジャンルが違うので一概には言えないけれど。

テクストを読むだけでは、足りない。舞台を見る醍醐味って、こんなふうに「場を体験」することにあるんだなあ、と観劇初心者は思ったのでした。


今月末くらいに「三文オペラ」が上演されるらしい。気になる。
オペラも観たいし、時間をうまくやりくりしないとね。


どうでもいいところでストレスが蓄積されているので、許されるなら観劇三昧したいところだけれどね。

かれんだー

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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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