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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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そろそろ自炊生活を再開するか、と思ったはいいものの、しょうゆがない。
ドイツでしょうゆを探すなら、アジアン・マーケットが手っ取り早い……。

ということで、昨日のロッカー事件で(勝手に)図書館に軟禁されている間、近所にアジアン・マーケットがあるかどうかチェックしてみました。 家から10分ちょっと歩くけれど、メインに使っているスーパーの少し先にアジアン・マーケットが一件、あるらしい。

さっそく、行ってみました。

小ぢんまりとしたお店を想像していたのですが、かなり大きい!品数も充実している!ロストックの比じゃないわ……。しょうゆも無事に入手。ロストックよりもずっとずっと安くて感動。さすがベルリン。しかし、日本から輸入したしょうゆのほうが、外国工場産(でもどちらもキッコーマン)より1ユーロほど安いのはなぜ?賞味期限……ではなさそう。ううむ。
ついでに、生春巻きの皮と烏龍茶葉とオイスター・ソース(なぜかナンプラー/オイスターと書いてあるけれど、牡蠣は魚介類だし間違っていないんじゃないの、と自分に言い聞かせる)も購入。生春巻きとか作ったことないけどだいじょうぶか?とりあえず具はエビ?タケノコ?レシピ探さなきゃー。

そんな感じで、食生活はぐっと向上しそうな予感がします。でもなあ、お魚……お魚はちょっと恋しいかなあ。そんなロストックっ子です。
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午後からHUの大学図書館に行ってきました。
 
大学図書館はロストック大学とFU、HUくらいしか行ったことがないけれど、どこも入館前にロビーで手荷物(かばん類、コートなど)を預ける必要がありました。貴重品やノート、パソコンなど、図書館内の作業で使うもののみを取り出し、残りはロッカーに入れて鍵をかける。
HUもそうだろうなと、ロビーをきょろきょろ見回してみると、「クローク」の看板を発見。さっそく、看板が示すとおりに地下へと下りる。財布と学生証(仮)、それから重要書類の入ったファイルのみを取り出して、コートとバッグ類をロッカーに入れる。コインを入れて使うものではなかったようなので、とりあえず扉を閉めた。
 
はて。
 
周りのロッカーにはすべて、南京錠がついている。あれっ、もしかして南京錠で鍵をかけるの?ロッカーの中に入っているのかな。
扉についている小さな取っ手に手をかける。……開かない。右に回しても、左に回しても、開かない。
 
なんかまずいことでもしたんだろうか。
 
とりあえず、入口ゲート付近にいるガードマンに相談しようと思い、階段をのぼった。
「よくわからないままロッカーの扉を閉めたら、そのまま開かなくなった」という旨を伝えると、ガードマンを次のように言い放った。
 
「じゃあ、ロッカーをこじ開けるしかありませんねえ。24時前にロッカーをこじ開けてはいけない決まりになっているので、それまで待っているか、明日出直して荷物をピックアップするかしてください」
 
ただ今の時刻、15時前。
24時まで、あと9時間ちょっと。
 
のおおおおお!
 
なんだそれ、なんだそれ、なんだそれ!
家の鍵は手元にあるから帰れるし、お財布もあるからごはんも食べられるけれど、……この寒い中、コートなしで朝晩外をうろうろする度胸はわたしには、ない。
 
なんなんだ、この不親切設計。田舎から出てきた学生に優しくないー!(自分の目が節穴であることはこの際置いておく)
しかも、ネットの説明文を読んだ限りでは、ロッカーの南京錠は備えつけじゃなくて持参?……そういうことはもっと目立つところに書いて!ネットに接続できない人もいるんだから!
 
納得はいかないけれど、これ以上ぐだぐだ文句を言っていても仕方がないので、パソコンでメールやブログのエントリを書いたりしながら、24時まで待ってみることに。
 
午後、FUで人と会う約束があったけれど、携帯電話もロッカーの中だから連絡の取りようがない。あーあ。きちんと時間を決めていたわけではなかったし、適度に流してー、と祈るほかない。
 
 
図書館内のパソコンを使用するための正式IDは未だ届いていないので、先日留学生サポートでもらった仮IDとパスワードでログイン。……正式IDをもらうために来たのに、結局正式な学生証が送付されるまでは一切手続きができないらしい。うあああ、面倒。そして、空回りしすぎだ、自分。
 
どうにかこうにか、4時間弱ほど時間をつぶしたところで、図書館内に併設されているカフェに向かった。今日はまともにお昼ごはんを食べる時間がなかったから、おなかすいた。
 
ロビーに下りると、入口付近にどこか見覚えのあるひとの顔が。失礼とは思いつつ、「ん?」とまじまじと顔を見てしまった。
 
大学(東京)の同期のSくんのような気がするんだけど。
 
ためしに声をかけてみると、相手がくるっとこちらのほうに向いた。やっぱり!
 
今学期からHUに留学するとは聞いていたけれど、まさかこんなところでばったり出くわすとは……さすが、ベルリン。人と人とが出会う街。
 
Sくんにロッカーの事情を話す。
その段階で、「南京錠をかけるんだったら、もしや閉めただけでは千錠されないのでは」という考えが脳裏を過ぎる。……まさかね?
 
結果:千錠されていませんでした。
 
取っ手を回して、ぐっと引っ張らなければ開かない仕様になっているらしい。要するに、もっと強く引くべきだったと。
 
あわわわわ、自分のばか!ばか!大ばか!
 
Sくんのおかげで「24時まで待機」は免れたけれど、穴があったら入りたい。
なんでガードマンが「こじあけるしかない」って言ったのかもわかった。つまり、南京錠なしで「閉まった開かない」なんて騒ぐやつがいるなんて想定していなかったってことだよね。
 
ああもう、ああもうー。
 
ちなみに、南京錠を持っていないひとのためには、手荷物を直接係りのひとに預けるクロークも用意されていた。それを早く言って……。
 
100%空回りな1日。
2009年は、壁が崩れて20年の節目。
2010年は、ドイツ再統一から20年の節目。
 
去年は、壁が崩れて20年が経ったのかあ、と日本で感慨にふけっていた。まさかその翌年に、よりにもよってベルリンで再統一20年目を迎えることになるとは、まだ思っていなかった。
 
再統一20周年。なにかお祝いごとでもあるんじゃないかしら?ということで、夕暮れ時、ブランデンブルク門に繰り出してみました。
 
DSCF3561.JPG「ウンテル、デン、リンデン」経由でブランデンブルク門へ。門の正面へと伸びる道を通って、少しずつ門に近づく。これはなかなかの絶景。そういえば、今回の留学では「夜のブランデンブルク門」はまだ一度も見ていなかった。7年前に来たときは、どうだったっけ。特に見た覚えはないような……。
 
ブランデンブルク門をくぐった先には、ずらりと屋台が並んでいた。遠くに観覧車もあって、ちょっとしたKirmes(移動遊園地)みたい。しかしお祝いごと自体はすでに終わってしまったようで、メインステージ周辺は「あとの祭り」と化していた。ステージは解体作業に入っているし、店じまいをしている屋台もちらほら。明日は月曜日だし、夜遅くまでわやわややっている場合でもないのかもしれない。それでも通りは人でいっぱいで、とてもにぎやかだった。
 
小腹が空いたので、クレープを食べた。シュガー+シナモンの組み合わせ。おいしかった!
 
ぐるっと会場を一周してから、連れがカレー屋さんに連れて行ってくれました。ウチの地元(東京の下宿先)にあるカレー屋さんと同じメニューがある!と、ちょっと感激。マトンサーグ(羊肉+ほうれんそうのカレー)。そういえばこっちに来てから、カレーを一回も食べていない。ベルリンはいろんな国の料理があって、すごいなあ。さすが首都。
お味は、こちらのほうがわたし好み。「辛くなくしてください」と調整をお願いしなくても、ちょうどよいくらいの辛さ。辛党のひとには、ちょっと物足りなかったりするんだろうか。ドイツ人向けのカレーのほうが、日本人向けのカレーよりも口当たりがマイルドなのかもしれない……。
 
「再統一!」としみじみ噛みしめるような1日でも、そんな立場でもないけれど、この日を、この場所で過ごすことができてよかったなあと、なんとなく思った。
9月30日、10月1日に続いて、今日もロストックから送った荷物が届いた。
最後のひとつ。思ったよりも早く、全部そろったかな。
 
片づけもそこそこに、お昼すぎにお出かけ。
今日は先日お会いした研究者仲間の方々と、お昼&ベルリン散策です!
 
わたし以外のみなさんは、言語学を研究していらっしゃる「ことばやさん」。言語学者の道を志して途中で挫折した身としては、ものすごく場違いな感じがしなくもないのだけれど、みなさんよい方々でした。
 
お昼のあとは、テュービンゲンからお越しのpolenさんとベルリン散策。
 
まずは、アレクサンダー広場へ。
テレビ塔を見上げてから、まっすぐブランデンブルク門へと向かいます。
 
HUの本館を通過。正門前のブック・バザーでフォンターネ1冊(L’Adultera)とシュニッツラー2冊(『輪舞』、『グストル少尉』+『エルゼ嬢』)を衝動買い。やったあ。
シュニッツラー2冊は、polenさんが辞書と一緒に値段交渉に挑戦。「あ、うちは交渉はしないんだ」の一言であえなく断念。でもでも、十分満足です。
 
HU本館の正面には、ベーベル広場(Bebelplatz)がある。1933年、ナチ党員およびHU大の学生によって焚書が行われたこの広場には、ドイツの文学史を代表する作家の名前が刻まれた本が重ねられた本のモニュメントがあった……はず。本来そこにあったはずのモニュメントは、今はない。
えーっ、どこ行った!ドイツ人にモニュメントの行方を尋ねても「ベーベル広場じゃない?」という答えが返ってくるんだけれど、ない!本が消えた!しょんぼり。
 
気を取り直して、そのまま散策を続行。「ウンテル、デン、リンデン」(しつこい)を歩いてブランデンブルク門へ。再統一記念日の前日だからか、門の周りは人でいっぱい。ここで一休みをしてから、クーダム(Kurfürstendamm、Kuʼdamm)へ。カイザー・ヴィルヘルム教会が見えます、見えます。
 
夜は、昼のメンバー(-1)でコーカサス料理屋さんへ。はじめてのコーカサス料理。串焼きの鶏肉と、ひき肉(?)と羊肉のプレートを注文。甘酸っぱいりんごのソースと、ロシアのパンと一緒に。ソースの酸味は強かったけれど、おいしゅうございました。
「二次会」はおしゃれなワイン屋さんで。ドイツ秋の味覚のひとつ、プファルツ地方のフェーダーヴァイサーを、ついに飲みました!人生初です!口当たりがよくてとてもおいしいんだけれど、わたしレベルではやはり1杯でぐるぐる。
 
 
とても楽しい一日でした。
次にお会いするのはドイツか日本かわかりませんが、今後ともどうぞよろしくお願いします、なのです。
 

今日は大学の学籍登録に行ってきました。
ベルリンで通うことになるのは、Humboldt-Universität zu Berlin(HU)。家はFreie Universität(FU)のほうが近いので、図書館などはうまく使い分けたいところです。

学籍登録の日にちはあらかじめ決められていて、わたしは「10月1日」に来るようにと連絡を受けていました。すなわち、今日。
引っ越しも住民登録も、この学籍登録を基準にして決めたのに、一週間前になって「諸事情の都合から10月6日に来て」なんてメールが来たものだからたまらない。

5日間、ゼメスターチケット(学生証兼、定期券)なしで生活をしろと?
いやいや、その前に、学生証がもらえないとビザの延長申請ができないんですけど!
このたびベルリンにやってきました、という人は2、3ヶ月ほど猶予があるからいいけれど、暫定ビザでぎりぎりのところに踏みとどまっている人間にとっては死活問題です。

そんなわけでメールで担当の方と交渉し、ほぼ殴り込みに行くような感じでHUに突撃。

いざ行かん、「ウンテル、デン、リンデン」(Unter den Linden)。
森鴎外 lässt grüßen!

結論から言うと、ゆるーい感じで登録手続きを行ってもらえました。
しかし、やれ外国人用のサポートが行われる部屋へ行けだの、やれ授業料を払って来いだの、健康保険会社から証明書をもらって来いだの、やたらとたらい回しにされて大変!しかもHUの建物の造りはなにやら複雑なので、散々迷いながら該当の場所へと向かう。

健康保険会社の人は午後にならないと来ないということで、適当に周辺をぶらぶらすることにした。

DSCF3555.JPG

シュプレー川沿いを歩いてみる。
広い広いヴァルノウ川が思い出されて、またもや「古巣に帰りたい」と思ってしまったり。

DSCF3551.JPG

でもこの景色、そんなに悪くない。

そういえばこの辺に健康保険会社の支店があったよね、と記憶を頼りに歩いてみると、(わたしにしては珍しく)スムーズに建物を発見。せっかくなので証明書を発行してもらいました。ついでに、滞在ビザ用の証明書も作ってもらうことに。

そうしてHUに戻って、手続きを続行。

またまた出生地がネタになります。
Bielefeldと答えると、「えっ、どんな難しい街の名前が出てくるんだろうと身構えていたのに!」と笑われた。更に「高校卒業」でDüsseldorf、「直前まで在籍していた大学」でRostockを挙げると、担当の方に「あなたはいろんなところに行ってきたんですねえ」と言われる始末。期待を裏切る、履歴の数々。

無事に学生証+ゼメスターチケットをゲット。
授業料が当初指定された額よりも安く、更に「グリーティングマネー」なるものをいただいたので、破損したドアの賠償金額はほぼチャラになりそうです。よかったー。
しかし、州によってはグリーティングマネーなんか出るんだね……とりあえず、メクレンブルク・フォアポンメルンにはそんなものはなかった。

一旦家に帰って、その足でFUへ。
学会にやってきた研究者仲間の皆さんと、ちょっとお話。ちなみにわたしはその学会とは一切関係ない、ただの通りすがり状態。


夜は、縁あって言語学科のStammtisch(飲み会でいいのかしら)にお呼ばれ。
言語学は、途中で挫折したことからもわかるようにまったくセンスが備わっていないので、どうなることかと思いましたが、皆さんとってもよい人たちで、とても楽しかった!また、お話する機会があるといいな。


そんな感じの、ベルリン2日目。

かれんだー

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YuN


ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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