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ゆうゆう自適。

つらつら、まったり。つれづれ(不定期)雑記帳。海風薫るロストックから伯林、そして再び東京へ。再びドイツへ「帰る」日を夢見て、今日も今日とてしゅぎょう中。
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今日は友達とベルリーナ・アンサンブル劇場に行ってきました!
題目はハインリヒ・フォン・クライスト『こわれがめ』。喜劇です。金曜日に図書館で借りて一応「予習」しておきました。ぜんっぜん読みこんでないけれど。

『公子ホンブルク』とか、それなりに喜劇も書いているはずなんだけれど、どうもクライストって「破滅的な悲劇」の印象が強い。『ペンテジレーア』のせいか。そうなのか。

Friedrichstr.駅で友達と待ち合わせをして、一緒にベルリーナ・アンサンブルへ。

ベルトルト・ブレヒト広場にあるだけあって、ブレヒトの銅像が!
記念に!とデジカメを構えたら、友達が「撮ってあげるよ」と言ってくれたので、ブレヒトとツーショット。

……おかしい、大自然の中で撮っているわけじゃないのに、どうしていつまで経っても「田舎から出てきた子」みたいになるんだろう……。素材に問題があるのはまあ差し置いて、写真写りも存分に悪い。


ベルリーナ・アンサンブルの内装は、想像以上におしゃれだった。
一瞬「えっ、服これでだいじょうぶ?」と思ってしまったけれど、今回の公演は(学生向けチケットが大量に販売されたこともあって)学生さんがたくさん来ている。結構みんな、普段着。毎回毎回、ワンピースだなんだってやらずに済むのはちょっとありがたい、やも。


さて『こわれがめ』。テキストを予習した甲斐があって、すんなりと筋を追うことができました。
裁判官アダムの「テキトーっぷり」が非常によくわかるよい演技だったと思う。ただテクストに忠実なだけではなく、ちょっとしたエッセンスとして適度に(雰囲気を壊さない程度に)アレンジが加わっているのも面白かった。

ただしラストがなんだかよくわからなかった。
原作にないあのひと幕(逃げ出したアダムをキャスト全員で追っかける、アダムがなぜか宙に浮く(?)、謎のエンディング・テーマが入る……など)は、正直いらなかったんじゃないのとちょっと思った。


とはいえ、総合的には大満足。
次はブレヒトですよー。恥ずかしながら、これも予習。
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ベルリンのSバーンには、東西ドイツの歴史が刻まれている。
 
戦後、ベルリンのSバーンは、東西にかかわらず東ドイツ国鉄によって運営されることになった。運賃も西ベルリン側の乗りものに比べると格安に設定されていたため、全ベルリン市民が好んでこのSバーンを利用していた。
ベルリンの壁が建設され、東西を行き来していた路線が分断されても、東ドイツによる運営は変わらなかった。「西ドイツ側で支払われた運賃(西ドイツマルク)は、壁を覆う有刺鉄線に使われる」――やがてそのようなうわさが流れはじめ、西ベルリン側でSバーンのボイコットがはじまった。結果、いくつもの路線が休線もしくは廃線に追い込まれたという。
 
ヨーンゾンのBerliner Sachen『ベルリン事情』は、ベルリンのSバーンがどのような役割を追っているか、また、西ベルリン市民によるボイコットがいかに的外れなものであるかについて言及しています。(当然、この文章を発表することによってヨーンゾンは不評を買います)
一年ほど前、日本で読んだときはそれほど実感がわかなかった。先日のStammtischで知り合った方から、「ベルリンという街の歴史を知る上で重要なエッセイ」であるという連絡を受けていなければ、このタイミングで再読することもなかったかもしれない。
 
ベルリンにはRINGという環状線のSバーンが走っています(勝手に「ベルリン版山手線」と呼んでいる)。このRINGは、今ではベルリンの中心部をぐるっと回っているけれど、1961年以降はGesundbrunnen~Sonnenalleeの区間、すなわち西ベルリンのエリアに限定して走行していました。当然、旧東ベルリン地区であるPrenzlauer BergやFriedrichsheinには行けなかった。この区間を再び走れるようになって、まだほんの20年しか経っていない。自分がこの世に生を受けたあとの話。何度も何度も思うけれど、西の片田舎では想像もつかないような出来事が、ここでは起こっていたんだ。
 
RINGの歴史同様に印象深かったのは、Sバーンの車体のカラーリング。「赤の上にイエロー」と、ヨーンゾンは述べています。そうか、ベルリンのSバーンの車体は、40年以上も前から(正確には、戦前から)この色なんだ。Sバーンのデザインはエリアによって少しずつ異なるけれど、ベルリンのようなカラーリングはほかに見たことがない。
その旨をメールで伝えると、「実は色合いも時代とともに少しずつ変わっているんだよ」というお返事をいただきました。写真も添付してあって、感激。Sバーンの歩んできた道は、ベルリンっ子の記憶にも刻まれているのね。
 
 
ロストックにいたころは、自分はドイツの自然の真っただ中に身を置いているんだって思っていた。今、自分は、ドイツの歴史の真っただ中にいる。
 
どうしよう、わくわくする。
ロストックもメクレンブルクも大好きだけれど、これは「古巣に帰らせていただきます」とか言っている場合じゃない。
 
もっともっと、ベルリンのことを知りたい。
ロストックではなにかとお世話になった市立図書館。
ベルリンではまだ利用登録を済ませていなかったけれど、読みたい本が出てきたので、これを機に登録をしようと、今日、近所の図書館に行ってきました。……なんと、最寄りのスーパーよりも近い。勉強しろと言わんばかりの距離。
 
利用登録を行う際、身分証明書が必要となるのですが、パスポートをビザ・サービスに預けているわたしの手元には、今、EU免許証以外に身分を証明できるものがない。「EU免許で登録できますか?」と受付のおじさんに訊いてみたところ、「そもそも免許証はダメ」とばっさり断られた。えー!そりゃマズイ。
大学のPCアカウント・サービスでは受理されなかったんだけれど、ダメ元で「パスポートのコピーならあるんですけど」と言ってみたら、こちらはあっさりOKが出た。……うーん、こういう事務手続きは担当者にも寄るのかな……。
 
さて、パスポートのコピーを……と思った瞬間、コピーを挟んだ手帳を家に置いてきたことに気がついた。あわわわ、出直し、出直し!こういうときは近所って便利。
急いで家に戻って、件の手帳を手に取る。あーあ、コピーも持ち歩いていないんじゃ完全にパスポート非携帯だよ……と思いながら、開く。コピーがどこにも見当たらない。
 
あれっ。
……まさか。
 
背負っているリュックから、大事な書類をまとめたクリアケースを取り出す。出てくる出てくる、パスポートのコピー。……あーあ、そうだ、パスポートの代わりに肌身離さず持ち歩けるよう、手帳から移したんだった……。だいぶ前のことだから、すっかり忘れちゃっていたよ。
 
ということは、さっきから持っていたんじゃないか!
完全な無駄足です。
 
気を取り直して、Uターン。
住民票、パスポートのコピーと暫定の学生証をそろえて、無事に登録完了。おじさん、コピーで通してくれて本当にありがとう!
登録料は学割が利いて5ユーロ。ロストックは無償だったけれど、その分、DVDのレンタルは1ユーロかかっていた。ベルリンではDVDのレンタルは基本的に無料。たくさんDVDを見るひとには、ありがたい制度かも。
 
さっそく、OPACで目当ての本を検索。日曜日の演劇鑑賞に備えて、クライストの『こわれがめ』を借りようと思ったのです。
検索結果の画面がよくわからなかったので、とりあえず外れではなさそうな「文学」のコーナーに移動。あ、ケンポフスキーがある……と感心してたのもつかの間、クライストが書簡一冊しか配架されていなくて愕然。うそぉ!
 
もう一回パソコン・コーナーに戻って検索。んんん、クライスト全集、「文学」のコーナーではなく、「Belletristik娯楽小説」のコーナーに入っているらしい。……クライストは決して娯楽小説ではないと思うんだけれど、まあ、この際その辺はどうでもいい。
 
しかし、クライストは「娯楽小説」コーナーにも入っていなかった。
一体どこに隠れているの、クライスト!
 
途方に暮れて、受付のおじさんに相談してみる。
 
「検索結果の画面に、『書庫』って出なかった?書庫の本は、別のところにあるんだよ」
 
そういえば、書庫って書いてあった!
普通に本が配架されている場所を指しているのかと思ったけれど、違うんだ。
 
書庫への扉は受付のすぐ近くにあった。関係者以外は立ち入り禁止ということで、おじさんに探してきてもらった。
こんなふうに、「書庫」と記載された本はカウンターに申し出ないと借りることができない、らしい。うーん、直接手に取ってぱらぱら眺めるのは難しくなるね。ちょっと残念。
 
そんなこんなで、無事にクライストの全集を入手。
『こわれがめ』、十分に堪能させていただきます!
もうとっくに「ガール」なんて年齢過ぎているけれど、言わせてください、気分だけ。


今日は東京の同期とランチ。彼女がよく使っているという、キャンパス付近の食堂に連れて行ってもらいました。
メンザよりもちょっとだけ割高だけれど、その分量は多い。ハーフサイズのチキンを注文したらとんでもないことに……。
 
ごはんを食べながら、まったりお話。女も25を過ぎればいろいろあるのだ(と、わたしが勝手に思っている)というハナシ、だとか、そうでもないとか。
 
 
普段あまりしないような、とことんしょうもない話をたくさん聞いてもらったけれど、それはたぶん、心の中でずっと「聞いてもらいたい」って思っていたことでもあるんだろうなあ。いろいろありがとう。
 
 
途中でもう一人合流、知らない人同士でこんにちは。
その「はじめまして」な2人が、その夜、別の機会にばったり再会した、とか。
 
世の中、せまーい。
夜は、家主Lukasの彼女さん、Olgaとごはん!
まず、彼女が実家(ギリシア)に帰省する前に預けて行った荷物をピックアップしに来て、そのままお外へGO。
 
お部屋を初披露。なにせ相手は家主の彼女さん、これはなかなか緊張する!
割と気に入ってもらえたようで、ほっとした。……そんなに大改造しているわけでもないから、気に入るも気に入らないもないような気はするけど。
 
たぶん彼女のほうが近所に詳しいだろう、ということで、「おすすめのレストランに連れて行って!」と言ってみる。
 
訪れたのは、先日買い物帰りに通りかかった、小さなフレンチレストラン。めっちゃおしゃれ。
楽しくおしゃべりしながら、お食事。最初こそ「家主の彼女さん」だったけれど、食事が終わるころには「友達」になっていた。駅前にすてきなカフェがあるから今度行こう!とか、一緒にお寿司を食べに行こう!とか、次々とわきあがる計画。こういうのロストックでは経験できなかったから、心底うれしいなあ。
 
勉強も、遊びも、充実させたいぞベルリン生活。

かれんだー

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ドイツ生まれ、ドイツ育ちの「なんとなく日本人」。根っからのラインラントっこ。

日本の大学院で現代ドイツ文学を勉強中。ただいま、ドイツにて「しゅっちょう」修行の旅の途中。今やすっかりメクレンブルクの空と大地と海に心を奪われています。
夢は、日本とドイツをつなぐ「ことばや」さんになること。

深刻になりすぎず、でも真剣に。
こつこつ、しっかり、マイペース。がんばりすぎない程度にがんばります。

2010年4月-9月までロストック(メクレンブルク・フォアポンメルン州)、10月-2011年3月までベルリンに滞在。再度ドイツに留学することが、今後の目標のひとつ。

ぽつぽつと、不定期的に過去の日記を埋めていきます。


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